あぱかば・ブログ篇

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2007年 02月 28日

カメラ、どうしようねぇ。Nikon D40で、どう。

だってあれだけ「アキタコマチ」が写真に夢中になっちゃうとさ。
母親としては、できるだけのことをしてやりたいじゃん。
いつまでも保護者ogawaさんに借りて撮らせてもらっているのも、ねえ。
でもイマドキ、フィルムカメラだけというのは現実的選択ではないだろうなあ。
ということで、落としどころとして、Nikon D40をお父さんにおねだりしてみている。

うちのお父さんはNikon党なので、今はD70を使っていて、家にはFEとFE2がある。この二つは相当に古い。
あと、コンタックスのTvs2がある。
コンデジは私以外の全員が一人1台ずつ持ってる。
「コシヒカリ」はMINOLTA、「アキタコマチ」はLumix、「ササニシキ」はOLYMPUS、お父さんはCanon IXY、みんなよく写る。
あたしだけ、ケータイで撮るのぉ?!
しかも私の携帯、すっごい写り悪いし!

「カメラ買ってー買ってー」とねだってみたらヨドバシへ。
最初コンデジを見ていたが、
「いやー、さぁ、うちってコンデジごろごろあるじゃん、やっぱちがうものねらった方がよくない?」
と、キムタクがにこっと笑っているD40のコーナーへ。
「これで、私と『アキタコマチ』のLumixを、まあ、共有するっていう使い方でどうよ。」
と提案。

装備全部つけて6万。
「これならなあ。GR DIGITALなんかよりはよっぽど現実的だよなあ。俺の手には小さいけど、軽いし。」
今にも買いそうになったが、連れてきていた「コシヒカリ」が「お腹空いたー」と言い出して時間切れ。嗚呼。

ゆうべは「アキタコマチ」の撮った写真を見せて、
「まーあの子も写真楽しそうだし。D40を共有ってことで、やらせてやったら。私もあれば使うよ!(大嘘!)買ってー!」
と頼んだ。
「君ほんとに使うのかよ。」
「使う使う!毎日使っちゃうよ!(大嘘。)」

「子供にいきなりFE2を持たせるのは免許取り立てのヤツにクラシックカー運転させるようなもんだから。あれだけ古いと、オーバーホールもけっこう大変だし。やっぱりカメラにもう少し慣れてからだな。うーん、しかし6万か。」
ということで考えちゅう。

さあ、買ってくれるかどうか。
お父さんは、子供には厳しいが私には甘いからねえ。
私はお父さんにはあまりなにもしてやらないが子供にはちょっと甘いからねえ。
お父さんと子供の間に立ってバランスを取るのが役割だ。

by apakaba | 2007-02-28 10:03 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(9)
2007年 02月 27日

巣立っていけ。

(今月は子供の話題が多いね。)
先週末に「アキタコマチ」が一人で関西遠征へ行ってきたことは、子供に対する感情において決定的な転機となった。
まあ、よそさまからすれば、大した話ではないのだが……

京都へ一人で行きたいと言い出したとき、すぐにOKした。
親戚でもなく、親も会ったことのない大勢の大人に囲まれて過ごしても、物怖じせず、かわいがってもらえる子だ。
トラブルがあったり、なにか失敗しても、機転と愛嬌で乗り切れる。
あいつなら大丈夫。
どこへ出しても恥ずかしくない子供だ。

と、一人きりで他人の大人と長時間を過ごすことについてはなんの心配もせずに送り出したが、正直いって、撮影散策会には足を引っ張るだろうと思っていた。
メンバーの皆さんはプロ裸足の腕を持つ人々。
そんな中に、写真に興味を持ち始めたばかりのガキが紛れ込んだら、まずまちがいなく興奮して、あっちこっちへ突撃していくだろう。
迷惑に感じる人も、いるかもしれない。
旅に出る前に、
「大人に生意気な態度を取らないこと。自分は誰よりも初心者なんだから、皆さんの言うことを聞いて、撮り方を素直に教えてもらうこと。団体行動だからはぐれないよう、どこにでもすっ飛んでいかないこと。」
と言い聞かせた。

まあなんとか、たいして迷惑もかけないで帰ってこられたようだ。
参加者の皆さんは、辛抱強く息子に写真の撮り方を指南してくださったという。
すでにあちこちでアップされている、息子の張り切った様子を見ると、よしよし、抜かりなくやってきたなと思った。

きのう、「アキタコマチ」の撮った写真を見た。
それまでは、天真爛漫に振る舞っているようでもそれなりに気を張っていただろう子供の姿に心を動かされたが、彼の“作品”を目にして、これまでとは彼への見方が変わった。

へえ!撮ってくるもんだ。

初心者だから、当然、荒削りで無駄もある。
本人は画面で作品を見ながら、「もっと撮れたはずだ」と早くも反省している。
だけど、なんて生き生きと写真を撮るんだろう。
1回シャッターを切るごとに、黒い目を光らせてにんまりする息子が、顔をひっつけていたカメラから頬を離す——その表情が浮かぶ。

私から手放れていくなあ。
とても、とてもうれしい。
私はいろんなことを「アキタコマチ」に教えてきたが、写真のことはなにも教えられないから教えていない。
あの子が自力でつかんできたことなんだな。

関西の写真メンバーは、私の存在を知っている人がほとんどいない。
“ネットでたくさん文章書いてる三谷眞紀の次男坊”としてではなく、最初から最後まで、東京から一人でやってきた一個の人間として認識していた。
そして、「あのおかーさんの息子だから、声かけてやろう」とかいう気持ちでなく、声をかけてやりたいからかけてくれていた。
私には、それがなによりもうれしい。
来月には小学校を卒業する「アキタコマチ」にとって、これ以上ないほどの“独り立ち”の形になったなあ。

by apakaba | 2007-02-27 21:36 | 子供 | Comments(15)
2007年 02月 26日

愛されていることを知っている子

「アキタコマチ」が関西遠征に行っている間、お兄ちゃん子の「コシヒカリ」は機嫌が悪い。
何度も電話をしたがる。
「アキタコマチ」がうるさそうに返事していると、
「『アキタコマチ』お兄ちゃんは自分だけすっかりおとな気分になって、わたしのことをじゃまにする!」
と、ますますむくれる。
なのでなるべく週末は「コシヒカリ」と話をするようにしていた。
ふだんは、ついつい「アキタコマチ」に任せきりにしてしまうからである。

「おかーさん、首の下のとこにブツブツが出てるよ。」
「ああ、そうね。ここにたまにブツブツが出るときがあるのよね。」
「たいへん!おかーさん、それは病気だよ。“いしゃさま”に行った方がいいよ。」
口調が少し芝居がかっている。
医者サマと聞いてぴんときた。

「『コシヒカリ』さん、学校で『モチモチの木』を習っているでしょうー。」
私も芝居がかって言った。
『モチモチの木』の中に、“いしゃさま”という言葉が出てくるから、すぐわかったのだ。
目をまん丸くして驚く。
「え!どうしてわかったの。今、ちょうど国語でやってるの。」
「おかーさんは遠めがねで『コシヒカリ』さんを見ています。だから知っています。」
“遠めがねで見ている”というフレーズは、亡くなった父がしょっちゅう言っていたのだ。
幼いころ、会社にいるはずの父が、帰宅すると私のことをなんでもよく知っているのが不思議でたまらなかった。
「眞紀のことを、昼間は遠めがねで見ているんだよ。」
と言うのを、“ウソだぁ”と半ば疑い、“でも、だったらどうしてお父さんは知っているのかなあ?”と首をかしげた。

私は、子供にウソばかり言っていた父のことを疑いのまなざしで眺めていたのに、娘はうふふっと可笑しそうに笑うだけ。
そして、
「おかーさん、わたしもおとなになってお母さんになったら、遠めがねをもらいます。遠めがねは“うけつがれる”んですよ。」
「へえ、じゃあおかーさんの遠めがねはどうなるの。おかーさんがおばあさんになったら、もうなくなっちゃうんですか。」
「なくなりませんよ。遠めがねは増えていくんですよ。もうわたしがもらいましたよ。」
と言い、手で丸を作って、双眼鏡で私の心をのぞくようなしぐさをする。
「ふむふむ。おかーさん、今、わたしのことを、“かわいいなぁー”って思っていたでしょう。」

もちろん、
「うん、思ってた。」
と即答。

幼かったころの私とちがい、大人のウソに調子を合わせてその上を行くのも大した神経だと思うし、それ以上に、自分が無条件に愛されていることにほんの少しの疑念も抱かないことには感心もするし呆れもする。
遠めがねを用いるまでもなく、娘を見る私の顔に“かわいいなぁー”と書いてあったことは間違いないだろうが、もし幼いころの私だったら、とてもそんな言葉を親に向かってぬけぬけと言ったりはしなかったはずだ。
すごい自信。
この図々しさは、将来どんな性格となって表れていくのだろう?
この子の強みになってくれればいいのだが、と思う。

by apakaba | 2007-02-26 18:01 | 子供 | Comments(7)
2007年 02月 24日

育てたように……育ってきたのか

今日のogawaさんのブログには、次男のことが書かれていて、写真もたくさん載っている(こちら)。
私の知らない、たくさんの大人の方々に囲まれている息子の写真を見ていると、彼が5年生だったころの辛かった生活が自然と思い出されて、胸がいっぱいになった。

5年生になったとたん、胃腸の具合を崩して、やがて不登校になった(「アキタコマチ」の病気)。
入院してあらゆる検査をしたが、原因がつかめないまま、1学期をほとんど休んで家で過ごした。
近所の内科医に励まされたり(“不登校”でも“引きこもり”でもなく)しながらも、私もくじけそうになり、泣きそうになった(涙を止める方法)。
通知表は、授業に出ていないから成績がつけられず、成績欄に斜めの線が引いてあるばかり。
2005年4月から7月ごろの、拙ブログ日記を見返すと、当時の私は落ち込み、次男の悩みでいっぱいだ。
日によってふざけたことを書いていても、どこか暗い。
育てたように……という話を書いたあたりがつらさのピークで、この生活がいつまで続くんだろうと不安で仕方がなかった。

その夏、ふと思いついて大分のK国さんという私のネット友だちのお宅へ連れて行ってみた(大分に行った話)。
この子は、なまじ不憫がって手元に置いておくよりも、どんどん外へ連れ出して、他人の大人と交わっていくほうが、まっすぐ伸びるのではないだろうか。
小学生という子供の枠に埋没して競争しているより、世の中にはいろんなモデルとなる大人がいることを見せてやって、「勉強なんかできなくたって、君の前途は洋々なんだ」と自信を持たせてやったらどうだろう。
夏の終わり、大分への単身ホームステイで自信をつけて、2学期からはだいたいまともに登校できるようになった。

2年前にそんなことがあったから、カメラを構えて一人前の気分に浸っている「アキタコマチ」の姿を見ていると泣きそうになるのだ。

自分の子供を褒めるのも変だが、あの子には、大人にかわいがられる才能がある。
私にも夫にも、うちの他の子供たちにもない美徳だと思う。
いかにも子供っぽい無邪気なところと、向き合う大人の本質を見抜く目との両方を持っている子だ。
今回の一人旅では、ステイ先のogawaさんのご家庭をはじめ、おそらく本当にたくさんの方にお世話になったことだろう。
一人一人のことを存じ上げないため、お礼のしようがないのでここに書く。
子供につきあってくださり、どうもありがとうございました。
彼には、たくさんの大人の手で育てていってもらうのが合うんだろうな。
もう、不登校で苦しむことはないと思っている。
これからも、じゃんじゃん泊まりに行かせてください。みなさま。
小うるさいガキですが、相手してやってください。

by apakaba | 2007-02-24 22:47 | 子供 | Comments(14)
2007年 02月 23日

「アキタコマチ」は行ってしまふ

京都へ一人旅するオレということで、今日から。
あーあ。
あいつがいないと、我が家の働き手がなあー。

ゆうべ、ogawaさんのおうちへ行ったら礼儀正しくしなさいということを一通り言った。

私は、子供がご夫婦両方ともに会うときには、奥さんのことも名前で呼ばせるようにしている。
子供は、遊びに行った先の奥さんのことをどう呼んでいいのかわからなくて困るらしい。
子供自身の友だちのお母さんのことは「ダレダレのお母さん」と呼ぶし、幼児は「ダレダレママ」という言い方をみんなする(私は苦手だが。「アキタコマチママ」とか)。
でも「アキタコマチ」のように大人と直接友だちになってしまうと、呼称でとまどうことになる。
だってお店屋さんじゃあるまいし、子供が「奥さん、奥さん」と呼ぶのも奇妙でしょう。
かつて存在していた「おばさん」という便利な呼称は、今やだーれも使わないし。
いまどき、うっかり「おばさん」と呼びかけたら相手の女性が怒る、って世の中の子供は感じ取っているのかな。

K国さんのお宅に泊まっていたときも、奥さんのことを美幸さんと呼ぶように言っておいた。
「だから今日からはogawaさんの奥さんのことをお名前で呼ぶのよ。」
「うーん、でもオレうっかりしてるから、へーきで『おかーさん』とか呼んじゃいそうだなあ。」
「あー、子供って呼び間違えるからね。先生に向かってお母さんとか言っちゃうしね。」
「頭でなにも考えていないと、口から勝手に出ちゃうんだよ。自然に。大分に行ってたときも、美幸さんのこと『おばあちゃーん』て呼んじゃったし。」
「なにいいっ。あんたそれを絶対にogawaさんの奥さんに言ったらダメだよ!なんて失礼なの!お母さんならまだかわいいけどおばあちゃんはダメだ!……美幸さんなら、まあ、怒らなさそうだけど。え、え、美幸さんはなんて言ってた?」
「笑ってた。」
ああ、よかった……。

さまざまなシーン、さまざまな人間関係の中、人を名前で呼ぶのは、照れくさい。
なんのとまどいもなく、会ってすぐに名前で呼び始める人もいるけど、私はどうも抵抗感がある。
呼ばれるのはいいんだけど自分が名前を呼ぶのはなんだか恥ずかしい。
そんなこと、ないですか?

ネット友だちだと、便利この上ない「ハンドルネーム」というものがあるから、それを声に出すのはなぜか違和感なし。
ハンドルが本名に限りなく近ければ最高で、呼びかけにくいはずの名前もすらすらと出ます。

でも、人は人の名前を呼びかけなければ、関係がつながらないものだ。
私はどうも苦手なままこの年まできてしまったので、せめて子供には、照れずにはっきり相手の名前を呼びかけられる人になってほしいのです。
まあ、「アキタコマチ」には心配してないけどね。
あとは「おばあちゃん」とだけは呼ぶなよ、と祈るばかり……!

by apakaba | 2007-02-23 10:01 | 子供 | Comments(9)
2007年 02月 22日

心が沈む日には

なにをする?
酒飲む。
音楽かけて唄う。
ネットを切って散歩。
否応なしに先を読みたくなる本を開く。
いつもよりちゃんと掃除して体を動かす。
なにもしないで、考える。
眠っちゃう。

さあ、どれ?
私なら……うーん?

by apakaba | 2007-02-22 22:15 | 生活の話題 | Comments(18)
2007年 02月 21日

またしても“あの人”が撮ったポートレイト!

独身男性のお友だちはたくさんいますが、あづま川さんほどモテまくっているネット友だちを、私は他に知りません。
彼のため息が出ちゃうようなロマンティークなお写真の前に、女子は骨抜き、メロメロ、ぞっこんですよ。
もちろん私もその一人。
最近、彼の写真を見ても感想が言葉で出てこないもん。
「ステキです」としか、書きようが……
今回は、そんな写真諸兄きってのモテ男、あづま川さんをワンデージャック!
やーい、いいだろう。
全国の女子を敵に回します!

夕方の新宿で待ち合わせ。
挨拶もそこそこに、夕日を入れ込んだ撮影ポイントをさがします。

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けっこうたくさん撮ったけど、送られてきたもので夕日が入っているのは、ビルの谷間に落ちていくこれ1枚。
なかなか思うようにはいかなかったようで。

私は、写真を撮る人といっしょに歩くのが好き。
それぞれのスタイルがあるからそれぞれにおもしろい。
このおもしろさは、いろんな人に同行して撮影するのを見てこそワカルのです。
それに、写真を撮るとき、その人はとっても無防備。
撮ることに集中しているから、実はこっちがアナタを観察していることに、気がついていないのです。
「あっ、それいい。いい。いいかも〜」
「うーん、おぉ〜。いいねえ、うーん。これはちょっといいかもー。」
うめいてます。女の子みたいな独り言ですね。
あづま川さんの、無防備な撮影するお姿を逆にこっちが撮影したいよ。

あづま川さんのスタイルは、あまり詳しい指示を出さずに、連写でねらうタイプ。
だからフィルムがすぐなくなってしまいます。
「うーん、どんどん撮っちゃうなー。すぐ使っちゃうなー」と。どうもすみません。
何十枚も撮ったのに、送ってきてくれたのはたった9カット。
ということは、彼の手元にはボツとなった膨大な量の私のバカ面が……ああ、想像したくもないです。

さておき、連写というのはおもしろいものだな、と思った。
たとえば以下の2カット。
場所は、小田急センチュリーサザンタワーの20階です。

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窓の外を見ろ、と。

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例によって彼が「ああ〜」「おぉ〜」とひとりごちるので思わず笑ってしまった。
ちょっと顔が崩れると、がらっと感じが変わるのだね。
比較するのがおもしろかった。

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20階からは、夕照に輝く新宿の街を見下ろせたので、それを入れ込んでみたのですが、なんだか写真になると昼間のように明るいな。
ホテルの中の無機質な空気は感じますが。
あづま川さんの十八番、センチメンタルな夕日の雰囲気が出ず、ちょっと残念!

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夜になったので、夕日はあきらめて夜景に切り替えましょう。
ということで、タカシマヤタイムズスクエアをバックに、低めの街灯を見上げる。
街の灯りの感じはよく出ています、しか〜しこういう顔を見ると、ワー私っておばさんになったわとしみじみ。
どこがどうってわけじゃないけど、老けたなあ。

写真を撮る人は、概して「自分が写真を撮られるのは苦手。自分の写真をほとんど持っていない」と言いますが、たまには自分の写真を見てみましょうね。
思いがけないほど、年とっていてガックリしますよ。
アタマの中と鏡の中だけじゃ、わからないんですよ!
どうしても若かったころの自分が、頭にはイメージされているからね!
現実を見ましょう!

と、そんなことはどうでもいいのですが、撮影に使えそうなスポットを求めて移動するあづま川さんの飽くなき追求心には脱帽しました。
「ここはどうだろう?」
「こんなふうにしたらどうだろう?」
と、いつも考えているのね。
いかに普段、自分が街を漫然と歩いているかがよぅくわかったよ。

今回はプロフィール写真(ミクシィの)という前提だったので、正面向きを避けた横顔のアップが中心になり、後日「もっといろんな表情やポーズも撮っておいたらよかった」との反省メールが。
どうせこんな顔をいくつも撮ってもしょうがないし、もっとテキトーにこなしておしまいかと思っていたら、いざやるとなればがんばる、そして反省もしちゃうというのがやっぱり、ウデのいい人の立派なところなんだなー。

最後はニューオープンのシネコン、新宿バルト9にて。
この2カットは興味深かったですね。

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ほとんど同じなのに、瞳の位置がわずか数ミリ動いているだけで、こんなに感じが変わるのだなあ。
連写っておもしろいものだな。
上のほうは、目がほぼ死んでいる(瞳がない)ために、血の通っていない感じ。
アンドロイドみたい。
下は瞳が見えるだけで、ニュアンスが出てきゅうに人間ぽくなりました。

はい。
ウデはすごいのに、モデルがヘタレで毎度ごめんよ。
ていうかこんなにれんぱつで見たくないよこのバカ面。自分でうんざり。
あづま川さんの写真は載せたしとおもへども、自分の顔は嫌だ……とジレンマ。
でも載せちゃったよ。
だってやっぱりあづま川ファンに自慢したいじゃーん?

by apakaba | 2007-02-21 13:57 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(29)
2007年 02月 20日

アンダーな話

思い出したので、今日は少しおげれつなお話を。

高校2年の修学旅行には、船で小笠原へ行った。
片道30時間くらいかかるので船の中ではとてもヒマ。
自販機が置いてある談話コーナーに、ヘヴィーメタルバンドをやっている男子が5人くらいでたむろしていた。
全員、知っているメンバーだった。
異様に盛り上がってるなあと思いながらそのまま前を通りすぎようとすると、
「あ!眞紀さん眞紀さん、ちょっと来て!来て!」
と、みんなが手招きする。
その中にひとりだけ、
「やめろよーっ!ダメだぁーっ!こら!よせよ!」
と叫んでいる子がいる。
顔が真っ赤。
なぜかものすごく恥ずかしがっている。
他のメンバーたちは、その真っ赤な顔の子を「うるせー!お前はだまってろ!」と組み伏せている。

「眞紀さん、いいからここに座って座って!」
「なあに?」
真ん中に座らされると、テーブルに短い毛が数本、乗っていた。
「なによ?」
「ねえこれさ、これ、なんだと思う?」
「ィやめろーーーーっ!やめてぐれーっ!」
押さえつけられているその子が暴れると、「だまってろ!」とさらに押さえ込まれてしまう。
「だめだ、オレはもうおしまいだ。オレいやだこんなの!」
うなだれて力なくへたり込む彼。
この毛って、あれでしょう。一目でわかるけど。

「ねえねえ、これなんだと思う。誰のどこの毛だと思う?」
残りの男子が取り囲み、私の反応をじーっとのぞきこんで見守る。
目をそらしているのは、顔を赤くしている男子だけ。
彼がかわいそうになった。
「あー、これって……ああ、わかったわかった。○○君の髪の毛でしょ。」
一同、ぽかん。
○○君はきつい天然パーマで、ふだんから“ち×毛○○”とか呼ばれていた。
その場にはいなかったが、バンドのメンバーでもある。
沈黙のあと、一同大爆笑。
真っ赤だった子もウケまくっていた。

「じゃね。」
これ以上いてもろくなことにならないので、早々に立った。

でも今になってみると、あのときって弱冠17歳!
なんでこんなに男あしらいに長けていたんだ、ワタシ。

by apakaba | 2007-02-20 17:17 | 思い出話 | Comments(11)
2007年 02月 19日

婚約指輪のリフォーム

「眞紀ちゃん、いま、伊勢丹でアクセサリーのバーゲンをやってるの。そこで指輪のリフォームもできるの。大きなお世話かもしれないけど、婚約指輪のリフォームってやってみない?いかにも婚約指輪でございっていうより、今風のデザインに替えた方が普段に使いやすいでしょう。」
義母に誘われてから、しばらく迷っていた。

たしかに、一粒ダイヤを立て爪にはめただけの指輪というのは、めったにする機会がない。
でも、婚約者が初めて買ってくれた指輪をいじるのって、抵抗があるのよ。

夫にどう思うか聞いてみた。
「俺、宝石は興味ないからわかんねー。でもなあ、しまいこんでつけないんじゃ意味ないからな。40ヅラ下げてどっからどう見ても婚約指輪ってのも、ねーだろう。」
くれた人がそう言うなら、と決心して、きのう、義母とふたりで伊勢丹へ行ってきた。

クイックリフォームという形式なので、石を載せる台(リング部分)がたくさんあり、その中から好きなデザインを選び、今ある指輪から石を移すだけという簡単な作業だ。
職人さんたちが、催事場のブースの奥で作業をしているから、1時間くらいでできてしまう。
気に入ったデザインの台があったので、すぐに決まった。
その場で、もとの指輪からダイヤを取り外した。

まるで歯医者さんで抜いた自分の歯を見るみたい。
石が外されたプラチナのリングは、文字通りいきなり輝きを失って、無惨な姿に見えた。
急に胸が痛んだ。
やめて!と言いそうになった。

婚約指輪をいつ、どんなふうにもらったのかはなぜかすっかり忘れてしまったが、もらった日から、うれしくてうれしくて、毎日つけていた。
そのころ、会社勤めをしていた。
同僚や先輩から
「おっ、いいなあ。」
「わー、気合い入ってるねえ。」
と冷やかされるのもうれしくて。
顧客のところへ顔を出して商談していても、お得意さんから左手を見られると、
「○○さん(旧姓)、結婚するの!会社やめちゃうのかー。」
と言われ、同行の先輩が
「そうなんです、コイツ、今を逃すと後がないとか言って(そんなこと言ってないのに!)……」
などと、退社してしまう私のことをフォローしてくれた。

ひとりでクルマに乗って外回りをしているとき、ハンドルを握っているとダイヤが陽に当たって、車内をミラーボールのように光が反射するのを見て喜んだり、運転席に座ったまま休憩するとき、陽にかざして「やっぱりダイヤってきれいだなあ。」と飽かず眺めていた。

抜けた歯のような姿になった婚約指輪を見て、いろんなことをいっぺんに思い出した。
そのあと友だちと飲みに行って、帰った。

帰ったときは夫は起きていたが、私がお風呂から上がると、もう布団にもぐりこんでいた。
「あっ!もう寝ちゃうの!」
今日の指輪の話をしようとしていたのに横になっているので、私は責めた。
「なんだようるせえな。寝たっていいだろうもう遅いんだから。」

夫の布団の横に、お見舞いの人みたいに正座してかまわずしゃべりつづけた。
「あのね、今日、指輪のリフォームに行ったの。おもしろかったよ。職人さんがいてすごいスピードで作り直しちゃうの。でも指輪がバラされたのを見たら、ちょっと悲しくなっちゃった。なんか、プラチナのリングの部分が無惨でね。あなたがせっかく働いて買ってくれたのになあっと思ったら。」
「はーん。しかし指輪なんてのはようするに大事なのは石だからな。石さえちゃんとしていればいいんだよ。いいデザインになればしょっちゅうするだろ。そのほうが石だって幸せでよかったじゃねーか。」
こう言われて、気持ちがやっと本当に軽くなった。
新しいデザインは軽やかで現代的。
これからどんどんつけよう。

by apakaba | 2007-02-19 16:47 | ファッション | Comments(21)
2007年 02月 17日

ヤナセで、メルセデスの営業をする人たちってば

クルマの運転席側のウインドウが故障している。
開閉ボタンを強めに押すと自動で閉まっていくのだが、それが利かなくなった。
ヤナセに持っていかなければ。

私の乗っている車はすべてのメルセデスの中で最もお安いものなので、ヤナセに行ってもデカイ態度は取らない(取れない)。
担当営業のオガワさん(前に書いた記事)はハンサムで好青年風でいつでも忙しそう。
いつも営業所内を走り回っているけど、私がショールームにいると、
「あ!ミタニさま、お車の調子いかがですか!ま、またどっか壊れてますか!」
とすまなさそうにちょっとだけ声をかけてくる。
ほんと、こまごまと壊れたり、コンピュータ制御の誤作動とか、しょっちゅうなんだわ。

オガワさんだけではなく、ヤナセの営業さんはそれなりに皆さんかっこいい。
スーツもなかなかのレベルだし、忙しそうな立ち居を見ていても、疲れている感じに見えない。
この人たちって、あらゆるケースにおいて百戦錬磨なんだろうなあ。
だってベンツ買っていくお客ですよ。
うちのみたいな「シャレ」レベルのクルマじゃなくて、ベンツってやっぱり特別な方々を吸い寄せるクルマなのですよ。
やくざとか、ゲーノーの人とか、表の世界には決して素顔を出さないような人々とか。
1000万を軽く超えるクルマを、現金で買っていくヒトとか。
“機械(道具)としての、クルマを売る”のとはぜんぜんちがう世界が、きっとあるんだろう。

会っていきなり営業さんを呼び捨てにするのはベンツの顧客だという(BMWの顧客はくんづけ、アウディはさんづけだと)。
奥様のお誕生日には花束を持って参上したり。
とにかくこき使われるらしいのね。
ええ、なんでもやりますとも。みたいな営業。
私がショールームで修理を待つ間にいるだけでも、ほんとにいろんな人が来てるもの。
犬をちょろちょろ何匹も連れて平気で入ってくる奥様とかね。
その奥様が入ってきたとたん、営業さんが3人くらいテーブルに侍って、奥様のご機嫌取りに奔走。ライターで煙草に火をつけたり、周りでひざまずく勢いだもん。
小1時間、女王のように振る舞って、なーんのことはないおしゃべりをして、奥様は犬連れて帰っていった。
えらい眺めでしたよ。

だめだあー、いくら顧客でも、ああいう態度って決して取れない。
もし私がもっと上のクラスのメルセデスを所有していたとしても。
どうして、人ってああなるんだろうね。
侍らせ慣れるとああなるのかな。
旦那様がクルマを買っているから侍っているのに。
でも、奥様のご機嫌を取っておけば、「あなた!買って」と決定するのは奥様なのか……。
オガワさんもまだまだ若いけど、これからどんどんいろんな奥様に揉まれて百戦錬磨になっていくのね、嗚呼。

by apakaba | 2007-02-17 14:24 | 生活の話題 | Comments(10)