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2010年 04月 30日

シンガポール滞在2日半!(第9回)

第8回のつづき。
[2日目・午後4時]

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オタオタ食べたーい!
おじさんが手を伸ばしているのがオタオタ。
魚のすり身をバナナなどの葉で蒸してある。
ちょっとからいかまぼこという感じ。

つづき。ブギス・ストリートに来たわけは

by apakaba | 2010-04-30 21:39 | シンガポール2010 | Comments(8)
2010年 04月 28日

『日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率』

もしも、このブログを読んで少しでもこの本に興味を惹かれたら、先延ばしにしないで、ただちに買って読んだほうがいい。
それほどこの本は、掘りたてのたけのこみたいにイマシュン(今が旬)だ。
うちでも、浪人生の長男が
「あれ、新訳『罪と罰』どこにあるの?」
などと聞いてくるから、
「小説は大学生になってからゆっくり読めばいい。この本、今すぐ読みな、旬だから。」
とすすめた(『罪と罰』がダメってことではないのだけど)。

我が国の農業は衰退の一途をたどり、国を挙げて保護してあげなければならない弱い存在である、という日本人の認識をあらためるために、詳細なデータを開示しながら「日本の農業は国際的に鑑みても強い!農水省の、政府のいうことを鵜呑みにしてはいけない」と警告する。
しかも、ただただ怒りに任せてお上のやることを暴き立てるだけの、よくある突撃系ジャーナリズムではなく、後半では「日本農家よ、日本人よ、現状を知り、さらに強い農業をめざそう。」という、さまざまな提案もかかげている。

この本が、いま、売れているらしい。
なんと発売後2ヶ月で3万部突破。6刷決定とか。
アマゾンのブックレビューでも、レビュワー同士が賛否両論で活発な議論(罵倒・難癖も含むが)を交わしている。
私は、この“売れている” “巷間で議論が交わされている”という事実に希望を見る。
正直なところ、著者である浅川芳裕氏は、超売れっ子ジャーナリストでもタレントでもない。
著者の名前だけで勝手に売れていく性格の本ではないものが、これだけ各種のメディアでもとりあげられ、書店で人々が手に取って買っていくということは、マーケティングのうまさよりなにより、日本人が「食料自給率」に高い関心を持っている証左だからだ。

読んでみての感想は主にふたつあった。
ひとつは、この本では農業を論じるため農水省がやり玉にあがっているが、これはひとり農水省のみの悪ではなくて、国家レベルにせよ自治体レベルにせよ一会社組織にせよ、最大の問題はつねに“利権”であり、既得権益を手放さない誰かがいるかぎり、組織に明るい未来は見えない、ということだった。
読み方が浅い読者には、「この著者はやたら農水省ばっかり糾弾してるがそれが目的か」とかんちがいしてしまうだろう。
そうではない。
“利権”が問題なのだ。

もうひとつ、農業は決して特別な仕事ではなく、工業製品などと同じ、ごく当たり前の産業のひとつととらえるべきであるという著者の主張には深く共感するものの、やはり、農産物は工業製品とはわけがちがう“なまもの” “生き物”である、ということにもう少していねいに言及してもよかったのではないかということである。
著者ご自身は、気骨あふれる現場主義の方のようだから、農産物を輸出入する際に生じる危険も当然、承知であるだろう。
しかし、悲しいことだが、政治談義は大好きでも、残留農薬や遺伝子組み換え食品などの「食の安全」に関する知識も関心もとぼしいのが日本国民だ。
遺伝子組み換え問題など、漠然と「あぶない(のかもしれない)」という不安をあおる風評が広まっただけで、アメリカの多国籍企業モンサント社の築いてきた、まさしく“利権”の構造についてはいっさい無関心である。
農水省の発表もころりと信じてしまう国民なのだから、それを踏まえれば、たとえば
「たしかに、農産物は工業製品のように一定のコスト・一定のレベルを保って輸出入することが難しい対象品ではある。
防かび剤の使用など、どこまで認めるのかも検討し、その情報も現地の消費者に開示すべきだろう。
しかし、それでもなお、ビジネスとしてプロの農業をやっていくことには、こんなに意義がある!」
……というふうに論旨を展開してくれたら、さらによかったと思う。
明るい未来の希望を持たせる提案には非常に好感を持ったが、その明るい展望を、読者により正確に納得してもらうためには、そんなふうに噛んで含めるようなまどろっこしい書き方も必要になってくるのではないか。
そうしないと、浅い読者からまた「なんだかんだいってアメリカ追従か!」「アメリカの大規模農業のゆがみを見もせずに、無批判に礼賛しているだけ」と受け取られかねない。
そんなこと一度も主張していないのはよく読めばわかるのだが、こと政治、しかも今まさにホットな、民主党政権の対応の是非を問う問題を扱うとなれば、デリケートな分“急がば回れ”も手の内となる。

以上、だらだら書いたが、素直に読んでこの本はおもしろい。
仕事にプライドを持てばモチベーションはおのずと高まる、という、どこにでもあるビジネス指南書みたいなことも、この本に書かれているととても新鮮に映る。

最後に、敬愛する田中真知・蔵前仁一両氏によるレビューを載せておくので併せてどうぞ。

王様の耳そうじ 著者の隠された秘話もいっぱい。

旅行人編集長のーと いつも飄々としてていいなあ。

by apakaba | 2010-04-28 22:38 | ニュース・評論 | Comments(9)
2010年 04月 27日

シンガポール滞在2日半!(第8回)

第7回のつづき。
[2日目・午後2時]

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ホテルからすぐの、前衛的な建物。
通りかかるたびになんだろうと思っていたが、アートカレッジであった。
ステキ。
いろんな建築があるものだなあ。

インド人占星術師による星占いが終わると、さっそく次の「シンガポールに来たらやりたかったこと」をするべくまた出かける。

つづき。ブギス方面へ行こう

by apakaba | 2010-04-27 12:40 | シンガポール2010 | Comments(8)
2010年 04月 24日

シンガポール滞在2日半!(第7回)

第6回のつづき。
[2日目・午後1時]

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「あなたのことをなんとお呼びするのがいいのかわからなくて悩むので……グルジー(導師、師匠)でいいでしょうか。」
占星術師のグルジーと向かい合って座るとまずそう切り出した。
「いいよ、それで。」
インドレストランの奥まったスペースは、冷房も照明も消されたままで、調理場の熱気によってひどく蒸し暑い。
グルジーはまったくその暑さを意に介さぬ様子で、黄色と白の二枚つづりの、A4くらいの紙を、キャリーバッグから取り出した。
黄色い紙には、あらかじめ私のデータを書き込んである。
誕生日から割り出した占いの結果もメモしてあるようだが、印字してある文字は、なにしろすべてがくるくる丸まったかたつむりのような文字なので、お手上げだ。
「これは……タミル文字ですか?」
「そうそう、タミル文字だよ。」

このようにして、緊張しながら星占いは始まった。

つづき。占いの様子へ

by apakaba | 2010-04-24 12:17 | シンガポール2010 | Comments(9)
2010年 04月 22日

シンガポール滞在2日半!(第6回)

第5回のつづき。
[2日目・午後1時前]

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オーチャード・ロード散策は、セントラルとアイオンのふたつの巨大ショッピングセンターを見てまわったことで終了した。
MRTオーチャード駅から、リトルインディアへ戻る。

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MRT構内には、インド系ともマレー系ともちがう、見慣れたハンサム。
NODAMEと書いてあるが、名前の由来を吹き替えではどう説明するのだろう?
海外で人気があったピカチュウだって、「ピカ」も「チュウ」も日本語を知らない人間には意味不明な名前だ。

つづき。リトルインディアに戻ってきた

by apakaba | 2010-04-22 18:00 | シンガポール2010 | Comments(6)
2010年 04月 21日

シンガポール滞在2日半!(第5回)

第4回のつづき。
[2日目・昼]

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ショッピングセンターION Orchard アイオン・オーチャードへ。
2009年7月オープンのこの建築も、実物を是非見てみたかった。
MRTのちょうど一駅分を、西へ歩いた。
先ほどのオーチャード・セントラルの直線的な外観と好対照をなす、曲線多用な輝きで人を驚かす。
どっちにしろ工事屋泣かせな点では同じだ。
ここは、香港の建築事務所が風水の思想を取り入れて、陰となる場所のないようなデザインにしているという。

つづき。しばし正面玄関をうろついてみましょう

by apakaba | 2010-04-21 13:12 | シンガポール2010 | Comments(2)
2010年 04月 19日

シンガポール滞在2日半!(第4回)

第3回のつづき)
[2日目・午前中]

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オーチャード・セントラルの屋上庭園で見たかったのは、ずばりこれだ!

つづき。もう少し引いてみましょう

by apakaba | 2010-04-19 22:03 | シンガポール2010 | Comments(7)
2010年 04月 19日

シンガポール滞在2日半!(第3回)

第2回のつづき)
[2日目・朝〜午前中]

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MRTリトルインディア駅への道。
きのう到着してからずっと感じていたことだが、この国は工事ばかりしているなあ。
ちょっと歩けばたいてい、なにかしらの工事現場に行き当たる。

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鉄道網拡張のための工事も、いろいろやっているらしい。
インド人率90%の地下へ降りていくと、壁面は120%インドだった。
どの国も、外国向けの観光キャッチコピーを作っているが(ちなみに日本はYokoso Japan)、ここには「Incredible India」というコピーとともに、インドの、目にもあざやかな名所の写真が並んでいた。
シンガポールの中でもとくにインドにゆかりの深いこの地域に、重点的にキャンペーンを張っているのだろうか。

正面の柱にある写真は、顔を緑色に塗って舞台衣装をつけたカタカリダンサー。
カタカリはインド古典舞踊のひとつで、私もケララ州のコーチンで鑑賞した。
舞台が終わってから、今しがた踊ったばかりのダンサーに、「交際してくれ」「日本へ招待してくれ」「せめて、そのボールペンをくれ」などなど、迫られたりねだられたりして複雑な思いをしたことを思い出した。

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旅に出ると旅が懐かしくなる……インド各地の、行ったことのある名所、行ってみたいと胸を焦がした名所が、ずらーっと続いていて、ホームへ向かう足取りが自然とゆるんだ。
シンガポールは、国のなかに小さい国がいくつもあるようなところだな。
歩いていて飽きない。本当におもしろい。

つづき。オーチャードのサマセット駅へ

by apakaba | 2010-04-19 10:03 | シンガポール2010 | Comments(10)
2010年 04月 18日

シンガポール滞在2日半!(第2回)

第1回のつづき)
[2日目・朝]

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ホテルから5分ほど歩いて、Madras New Woodlands マドラス・ニュー・ウッドランズというレストランへ行く。
南インドをまわっていたとき、毎朝バカの一つ覚えでドーサを食べていたな。
あのときも、店内にはインド人しかいなかったが、こうして座っていても、やっぱり周りにはインド人しかいない。

今朝ここへ来たのには、懐かしい南インド料理が食べたかったことより、もっと大事な理由があった。

つづき。その理由とは

by apakaba | 2010-04-18 23:04 | シンガポール2010 | Comments(2)
2010年 04月 17日

シンガポール滞在2日半!(第1回)

[初日・夕刻]

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チャンギ国際空港ターミナル3は、まだ開業して丸2年という新しいターミナルだった。
2年前といえば家族でバリ島に行った年だが、それ以来の海外になる。
以前は私がひとりでウズベキスタンやインドやらにふらふら出かけてしまっていたから、家族は今さらシンガポールに行ったところで驚かない。
むしろ義母などは、
「なんでシンガポールなの?おもしろいの?」
と聞いてくる(これまでの私の旅先からすると、あまりにもポピュラーな渡航先に見えるらしい)。

シンガポール、とてもおもしろかった!
何度も通いたいくらい。
写真もたくさん撮ったから、正味2日半の短い滞在で歩いたところを載せていこうと思う。

旅行に行って、外国人としゃべるのがとにかく大好きなので、周りに外国人がいっぱいいるだけでうれしくなってしまう。
そこらへんの人に話しかけたくてしょうがない。
自分でも子供じみた癖だとわかっているが、長い廊下を見たら反射的に走り出す子供みたいなもので、行動を抑えられないのだ。

チャンギの入国審査で、初老のインド系の係員が
「あなたの名前は、マキ?」
と聞くので、彼の名札を見て
「そうです。あなたはラフマーンね。A.R.ラフマーンと同じ。」
「えっ?」
「A.R.ラフマーン、私の好きなインドのミュージシャン。映画音楽も作ってる。」
映画音楽と言いながら、ダンスする真似。
「へええ。」
彼はA.R.ラフマーンを知らなかったようだが、にっこりした。
旅トーク快調の、いいスタート。
係員があまりにも仏頂面でない限り、パスポートを開いているわずかな時間、いつもできるだけこれくらいは話して愛想よくしている。
笑顔で入国審査を通過できると、その国で気分よく過ごせる気がするから。

つづき。シンガポール中心部へ

by apakaba | 2010-04-17 13:27 | シンガポール2010 | Comments(12)