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2011年 07月 30日

浴衣着て、どこ行くの?

大学生になった「ササニシキ」は、ひたすらモラトリアムを満喫している。
テニスのサークルに入って合宿に行ったり、クラスの友だちの家に泊まりに行ったり、まったく楽しそうだこと。
この夏休みには、テニスサークルでは合宿に行き、BBQパーティーをやり、クラスのメンバーでは「納涼船に乗る。」とのこと(竹芝から出る東京湾納涼船というモノだと思われる)。
テニス!合宿!BBQ!納涼船!
それももう、高校までみたいな男子校じゃ、ないのよぅ!
いやはやうらやましいですなあ!

今夜がその納涼船に乗る日なのだが、数日前になって、いきなり
「浴衣を着ようぜということに、なってる……」
と言い出した。

私 :女の子たちが?
サ :ちがう、オレたちも。みんなで、浴衣を買いに行こうぜとかいう話で、盛り上がってる。どうしよう。
私 :あんたも着たいの?
サ :べつに、とくに着たいってわけじゃないけど、なんかクラスの友だちが完全にそういうノリになってて、みんな着るならオレも。でもわざわざ買いに行くのはめんどくさい。
私 :うーん。すごいじゃん、なんて楽しそうなんだろう。

ステキな青春。
若人の夏はこうでないとねえ。
しかし、このバカ長男は寝てばかりいるので最近ますます背がデカクなってしまい、どう見ても安い市販品では情けないつんつるてんの着付けになってしまう。
しかたがない、背格好がほぼ同じの夫の浴衣を貸してやろう。

ゆうべ12時近くになってから、ヨッパライの夫にすったもんだで着方を教わっていた。
夫の浴衣は、ファッション番長だった夫の祖母(きのう書いたブログにも出てきましたね)が夫のために誂えてくれた品物である。
祖母には出入りの呉服屋さんがいて、祖母はすすめられると使う当てのない振り袖まで「買っておけば使うこともあるかも」と買ってしまうような人だった。
ほかの着物や反物ならともかく、お仕立て上がりの振り袖を、成人式の娘もいない状態で買うか?
本当に祖母にはびっくりしてしまう。
そんな祖母が誂えてくれた浴衣だから、当然、すばらしい。
しかも兵児帯は祖母の夫=夫の祖父=「ササニシキ」の曽祖父の帯なのである。
しゃんと着付ければ、カッコよくないはずがない。

でもバカ長男はファッションとかけ離れた性格なので、浴衣の着付けも甚だ心許なく、のっぽのかかしに布きれをかぶせたみたいに(ベルサイユのばらでアンドレがそんな言葉を言っていたような。)見える。
がんばってくれステキな青春のために。

今日、私が出かけていた間に、「ササニシキ」はひとりで着替えて、隣に住む私の親たちに見せに行ったらしい。
あとで母が、
「すごいいい男だったわよ!まああんな若旦那になっちゃって、これであとは彼女ができればいうことないんだけど!今日のお出かけには、男しかいないの?!」
と、大いに盛り上がっていた。
そしておじいちゃんの雪駄を借りて、ちゃっかり駅までクルマで送ってもらったそうだ。
あいつは年寄りを喜ばす才能だけはあるんだなあ。

ゆうべ、口を酸っぱくして
「汚したらダメだよ!ちゃーちゃん(祖母の愛称)がお父さんのために誂えたいいものだからね。帯もひいおじいさんの正絹なんだから、100年ちかく前のものなんだからね。タバコ吸う子いるの?焼け焦げとか作ったらいけないよ。雨が降ったら裾の泥はねに気をつけるんだよ。胸元をだらしなくはだけたらダメだよ。バカっぽく見えるから。」
などと注意した。

……と、書いているうちに、あっ、たった今帰ってきましたー。
「楽しかった。浴衣は涼しい。」
「女の子いたの?」
「いや、男だけ。」

うっっっっっっっっっっそーーーーーーーーー。
私の思っていたステキな青春は?
なんか、猛烈ガックリ……!

私 :なによそれ。男ばっかりでそんながんばる必要なかったじゃん。だったら洋服で行けばよかったのに。
サ :いやこれには事情があってー。その納涼船で働いている女の子がいて、オレらの友だちの彼女なんだけど、その子がすごく男を束縛する子で、女子を呼んで遊んだらいけないの。だから。
私 :なんて愚かなんだ。その女の子のために、みんな巻き添え食うなんて。そしたらその男だけが彼女に会えていい思いするんじゃないの。馬鹿らしい。
サ :そうなんだけど、でもフツーに楽しかったよ船。なんでおかーさんがそんなことで文句言うの。

だって私の思い描いていたイメージとまったくちがってたんだもん。
女子のいる夏のおもひでには、遠いなあ〜。

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by apakaba | 2011-07-30 23:05 | 子供 | Comments(14)
2011年 07月 29日

ルニ・バラール風ネックレスだそうだ

以前に何度か書いているが、夫の祖母はものすごくおしゃれな人で、亡くなったあとで義母が私のために形見分けをいろいろと取っておいてくれた。
祖母が石をそのままで持っていたのをネックレスやら指輪やらに加工してくれた。
有名ブランドのものにはない温かみがあって、どれもありがたく使わせてもらっている。

ここのところ義母が一生懸命取り組んできたのは、形見分け最後のスタールビーを使って、ネックレスを作るということだった。
なじみの宝石加工専門店で一度つくってみたが、できてみると「おばさんっぽくてなんだかイヤ」と、義母が気に入らずに最初からやり直して、できあがったのがこれ!

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一番上がスタールビー、下ふたつが岩付きオパール。
「岩付きオパール?」
「そう、これもちゃーちゃん(祖母の愛称)が持ってたの。」
このトシまでそんなもの聞いたことすらありませんでした。

「このデザインはね、バリ島のジュエリーデザイナーの、ルニ・バラールっていう人の形を真似したの。」
「うーん、知らない。」
「あら知らないの、あたしその人のデザインがとっても好きで、よくパクってつくってるのよ。検索でもして見てみて。」
義母はおしゃれだなあ……祖母のファッション番長の血筋は健在だわ。
ふつう、70過ぎのおばあさんが、バリ島のジュエリーデザイナーなんてすらすら言えるものか?
おかげでファッション音痴なヨメも、“岩付きオパール”と“ルニ・バラール”と、ふたつ新しいことを覚えたわ。
祖母も喜んでくれているであろう!
女同士っていいわね!

by apakaba | 2011-07-29 20:44 | ファッション | Comments(2)
2011年 07月 25日

竹生島アンド京都 竹生島へ

長浜市

きのう(京都で飲んだり食べたり)のつづき。

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朝食は伊右衛門サロンの卵かけごはん。
伊右衛門サロンの朝食は、前にダライ・ラマさんの講演が東大寺であったときにも入った(そのときの写真→ダライ・ラマさんへの旅(後編))。
前回はお魚がメインのしっかり食べる朝食だったから、今回は軽めにしてみる。
やっぱり、おいしうございました。
私のような観光客にも人気のお店なので、朝8時の開店と同時にすぐいっぱいになってしまう。

つづき。いよいよメインの目的地、竹生島へ渡ろう!でもその前にも抜かりなく観光するのだ

by apakaba | 2011-07-25 22:53 | 国内旅行 | Comments(8)
2011年 07月 24日

竹生島アンド京都 京都で飲んだり食べたり

関西在住の友人(非ネット系)とともに、週末一泊旅行に行ってきた。
かねてから、琵琶湖の竹生島に行ってみたいと思っていたので、クルマを出してもらってあちこちまわった。
まずは、京都でおいしいものを食べる合間に、ちょびっと観光の一日目。

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ランチに出町柳の人気店「出町ろろろ」という和食屋さんを予約していたが、予約といっても席が空き次第の案内なので、電話が来るまで商店街をうろうろ。

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ほとんど野菜ばかりでこの品数。
土鍋で炊いたおこげつきのごはんもおいしうございます。

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廬山寺は紫式部の邸宅があったという。
ちょうど、桔梗が見ごろだった。

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このあと千本釈迦堂にも行って、歩いているうちに早くも野菜中心ランチが消化されてしまったので、イノダコーヒ三条店のカウンターで、砂糖ミルク入り「アラビアの真珠」を飲む。

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カウンター席では、てきぱきと働く店員さんたちが、魔法のようにたくさんのコーヒーを作っていく。
すごく速いががちゃがちゃ汚い動作ではないので、目の前で休みなく動かれても邪魔に感じない。
ほかのお客さん用に作っていたコーヒーゼリーがおいしそうだったので追加してみる。

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注文は「コーヒーゼリー」なのに、コーヒーゼリーにレモンアイス(2スクープ!)もついていて、デザートセットみたいになっている!
一人で食べきるのは無理。
友人と半分こにしてちょうどいい。

なかなか陽が暮れないが、やっと陽が落ちてきたあたりで、「床(ゆか)」に行った。

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「床」は川の上や川べりに座敷を作って料理を出す、夏の京都の名物らしいが、私はビアガーデンも大嫌いなので(暑いじゃん。ビールがすぐぬるくなって嫌だ)、興味がなかった。
しかし友人が「一度は体験してみたら」と言って席を予約してくれた。
たまたま大変涼しい夜で、ラッキーだった。
このお店は、先斗町の「味がさね」という、ラーメンの天下一品がやっている、和風と中華風の創作ミックス和食?(どっちなんだ!)のお店らしく、最初のうちはなんだか頼りないお料理(八寸とかお造りあたりまで)だったが、冬瓜の炊いたのとか鱧を使ったお料理など京都らしいお料理になると、ちゃんとおいしくなった。
席が暗いので画像なし。

明日につづく。
いよいよ本命、竹生島上陸。

by apakaba | 2011-07-24 22:48 | 国内旅行 | Comments(8)
2011年 07月 22日

震災後の映画鑑賞活動

きのうのつづき。
映画館に行くことがめったにないのだけど、ここ数か月は「出かけたい」という気持ちが高まって、ぼつぼつ観に行っていた。

ジュリエットからの手紙
ガエル・ガルシア・ベルナルのセクシーコックぶりに失神寸前ー!
ん、セクシーコック……?
料理人なのですね。
愛らしいストーリーだったが、ガエル君の出演シーンのたびに失神しかけていたので今となってはすべて意識モーロー。
ヒロインはただ今ノリノリのアマンダ・セイフライド。
声がハスキーがかっていて魅力的。でもちょっと姿勢が悪いのが玉に瑕かなあ(私、姿勢の悪い女の人がダメなの)。

光のほうへ
ケン・ローチ作品に似たやるせなさ、周縁に生きる人。
子役がいい。とくに子供時代のお兄ちゃん役。
主人公ふたりが、子供時代も含め、一度も食べ物をもぐもぐと食べていないことに途中から気づき(口にするのはビールなどの飲み物だけ)、注意して見ていたが最後まで食べず、またやるせなくなった。

127時間
ジェームズ・フランコ大嵌まり。いろんな意味で大嵌まりしている。
いい俳優になったなあこの人。
でも、私が自分で一番ビックリしたのは別のことだった。
始まって音楽が流れ始めてわずか2秒で!
「あれ?この音は……、もしかしてこの映画、音楽はA.R.ラフマーンじゃないかな?」
ジェームズ・フランコというだけで、予備知識ゼロで観た作品。
もちろんダニー・ボイルが監督していることも知らない。
知っていれば「ははあ、『スラムドッグ$ミリオネア』で音楽担当したA.R.ラフマーン(インドの音楽家。インド出身映画音楽家の第一人者)を気に入って次も起用したのだろう」と想像もできるが。
我ながら耳のよさというか血中インド濃度の高さに驚いた。

ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える
笑いすぎて腹筋が……ほんとに痛かった……
全国でただひとつ、TOHOシネマズ六本木だけで、R18の局部ボカシとっぱらいだったから、わざわざそのためだけに行ったとも。
端的に言おう。局部ボカシは、「ないに限る!」
というかボカシがあったら、あのおもしろさが半減しちゃう!
バンコクの魔窟ぶりがすごくいい。
じっとり、埃もきのうの酔いもべたつくバンコク。
本気でまた行きたくなったよ。

by apakaba | 2011-07-22 22:05 | 映画 | Comments(2)
2011年 07月 21日

震災後の文化的活動

ずっと香港・マカオ旅行記(インデックス)を書いていたため、3月11日以降に出かけたことを記録しないままになっていました。
こんなところに出かけていました。
展覧会は、会期終了したものも多いのでご注意ください。

ベッティナ ランス写真展 東京都写真美術館
女性写真家が女性の肉体を撮ることの容赦のなさにたじたじ。
雑誌の表紙くらいのサイズで見るならまだしも、等身大以上に引き伸ばされると、どんな大女優もスーパーモデルも、見る者に恐怖しか与えない。
コワイ写真展だったなあ。

ワシントンナショナルギャラリー展 国立新美術館
誰もが満足、名画の数々。
とくに印象に残ったのは、第3室「紙の上の印象派」——油絵の大作ばかりが印象派ではなく、エッチングやリトグラフなどの小品を集めたブースだった。
油彩では、ゴッホの「プロヴァンスの農園」が、胸が痛くなるほど完璧な構図でしばらくそこから動けなかった。

手塚治虫のブッダ展 東京国立博物館
手塚マンガの中で一番好きなのが『ブッダ』なのだ。
震災後、なんだか読書もすすまず、代わりに『ブッダ』を何十年ぶりかで読み返した。
なぜ制作したのか意図がよくワカラナイ映画『ブッダ』のコラボ企画なのはどうでもいいとして、仏像コレクションは非常にすばらしかった。さすが国立博物館!

こどもの情景—戦争とこどもたち 東京都写真美術館
さして期待していなかっただけに、意外にマジメな展示に驚き、得した気分。
いきなり最初からW.ユージン・スミスを持ってくることで「あれ、ちゃんと見なくちゃ」と思わされる。
マグナムメンバーはさておき、日本人写真家の、鼻の良さよ。
林忠彦、いいねえ。

不滅のシンボル 鳳凰と獅子 サントリー美術館
ここの併設カフェが好きで、ランチが食べたくなって行ったという動機。
ここの企画も期待していなかった分、意外とよかった。
ふるい美術品って無条件に心に響くもんね。

ジョセフ・クーデルカ プラハ1968 東京都写真美術館
久しぶりに、報道っぽい報道写真展を見たなあ。
こういう、昔の報道写真を見るといつも思うが、写真って、どういうものが“すぐれている”のだろう?
ピントがしっかり来ていなくたって、水平がちょっと傾いていたって、いい。の、だ、よ、ね?とか考える。
なにを見た(撮った)かが一目で飛び込んでくれば、もうばっちり。



ここ数か月は、めずらしく映画も映画館で観ていたのだけど、長くなるのでそれはまた明日。

by apakaba | 2011-07-21 23:22 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(2)
2011年 07月 20日

シターラ・ダイナーのニガウリのカレーとかなんだとかで

月に一度、顔の皮膚病のために、品川にある皮膚科にかよっている。
(おかげさまでだいぶまともになりました。)

品川駅構内の「エキュート」にある、カレーの名店「シターラ・ダイナー」に寄るのが、遠い皮膚科通いの月一度の楽しみ。

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期間限定・ニガウリのカレー。おいしうございました。
おそらくもうそろそろ終了でしょう。
ニガウリ(ゴーヤ)の中に、パニール(インドのチーズ)・カシューナッツ・ポテトをスタッフィングしてあり、トマトの酸味の効いたさわやかな味。
でも私の鈍感な舌では、それ以上の細かい評ができないのが無念……!
からいのが大の苦手なので、これくらいのからさではもう「からい」という刺激がまず先に立ってしまって、あとのことはなんだか見分けがつかないのよね。
たとえばホラ、「タマリンドの酸味が」とか「生姜とヨーグルトでどうこう」とか。
パラパラ散らしてあるのが、コリアンダーなのはわかる。

私は速やかにお腹いっぱいになってしまうナーンよりもインド米のほうが胃にもたれなくて好きなので、選べるメニューだとコメを頼む。
ヨーグルトはデザートではなくてライタ(塩味ヨーグルトのサラダ。というか野菜のあえもの)であるところも好き。
下の方に黒っぽく写っているのはオニオンバジルという玉ねぎの揚げ物で、これがいつもカリッカリのあっつあつで大好き。
これであと、サラダがこんなにフツーのサラダじゃなくて、ほんとのインドの生野菜だったらなあ……とも思うが、インドだと生玉ねぎがただ輪切りになったのが載っているから、あれはちょっと難儀するんだな。

若いころに何度か行ったインドで、おいしいカレーを食べたという記憶がただのひとつもない。
それどころか、パキスタンでも、ネパールでもない。
私の南アジア味覚体験、全滅。
よほどひどい食堂に入っていたんだな。
日本はいいなあ。
ありがとう東京。

by apakaba | 2011-07-20 22:33 | 食べたり飲んだり | Comments(6)
2011年 07月 19日

散歩中、しばしばヘビに会う

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小さな虫やなにかをなんでも食べてしまう野生児なコーシローだが、これだけは大の苦手らしい。
動き方が気持ち悪いのか、四肢がないことが不思議なのか、ひどくこわがる。
ヘビ、おいしいのにね。

by apakaba | 2011-07-19 21:26 | 生活の話題 | Comments(6)
2011年 07月 17日

あなたを香港・マカオに連れて行くよ インデックスとあとがき

長い連載になってしまったので、目次を作りました。

第1回
1日目、震災から5日後に旅立った。
暗く不安なニッポンを離れ、夫のことを思ったりする。

第2回
不安な気持ちは薄れ、チョンキンマンション「Dragon Hotel」に宿を取る。チョンキン最高。
チョンキンの裏階段や部屋の写真満載。

第3回
『香港 路線バスの旅』をバイブルにして、これのバスルートそのままをたどる旅をしよう。
新界のはずれ、西貢(サイコン)へ。
海鮮を食べるんじゃなく、捨て犬のシェルターを見に行くの!
捨て犬かわいい。お土産もかわいい。

第4回
西貢のもうひとつの目的地、緑色生活専門店へ。
エコな生活をプロデュースする、香港では新しい感覚のショップ。
満記甜品本店でがっかり。最後はチョンキンのインド料理。

第5回
2日目、チョンキンの朝の光景、チャーチャンテンでパイナップルパンにがっかり、バイブルどおりに香港湿地公園への遠い旅!
2階建てバスと、記述どおりの車窓の風景に感激。そして乗り過ごして途方に暮れる!

第6回
香港湿地公園で長々と見学。
ハンサムもいるし小学生やワニもいた。自然バンザイ。
大気汚染が深刻で憂鬱な中心部とちがって、ここでは深呼吸ができる!

第7回
香港湿地公園からライトレールに乗って、天水圍という保存地区をうろうろ。
コーズウェイ・ベイでヘビスープ。来たるべき人類の飢餓を救えるのはヘビとカエルではないのか?
そのまま一気にアプレイチャウまで南下。ワイナリーってほんとにあるのか

第8回
香港唯一のドメスティックワイナリー、「ザ・エイス・エステート・ワイナリー」へ。
見学して購入。雑居ビルの一画に、ほんとにあったんだね。感激……!

第9回
ワイナリーをあとにし、コーズウェイ・ベイに戻ってアニエスベーのコジャレ系カフェで休憩。
失明人マッサージをさがすも見つからず甚だ失望。
ホテルニッコーのABCヘルスフットセンターでマッサージ、1881ヘリテージでは口あんぐりのバブルぶり。スポーツバーでバーテンダーと話す。

第10回
マッサージもう一発!足藝舎という店へハシゴして、イヤーキャンドルも。
アンソニー・ウォンが出ているコメディー映画をボケーと観たりして2日目終了。
3日目、最初の目的地は取り壊し寸前の村、衙前圍村。
『香港 路線バスの旅』のとおりにバスに乗るが乗り過ごし、またも途方に暮れる。

第11回
再開発のために取り壊しが決まっている風前のともしびの村、衙前圍村をおずおずと歩く。
猛烈に広東語を語りまくる不思議なおじさんと出会う。
この旅は胸がドキドキする体験だった。
それからチョンキン界隈に戻り、ランフォンユンで名物のミルクティー。
Dragon Hotelで日本人旅行者と会い、しばし原発のことを語り合う。

第12回
午後からマカオへ。愛らしいホテル、ポウサダ・デ・モンハへチェックイン。
ホテルマン修業をしている学生さんたちが心温まるサービスをしてくれる。写真超満載。

第13回
夜のモンテの砦を歩く。聖ポール天主堂跡は、ペトラでいえばエル・カズネ。必見。
5年ぶりの再訪、ふたたび込み上げる感動で3日目終了。
4日目、マカオ北部を正しく観光。
観音堂、ギア灯台、廬家屋敷、カテドラル。写真超満載。

第14回
ひきつづき観光。聖ドミニコ教会、民政総署。
タイパ島へ渡り、カジノホテル群で愉快きわまりない観光のひととき!写真超満載。

第15回
紅街市で名物屋台の飴売りのおじさんをさがそう。
水あめが芸術的なお菓子に変わっていく。佑記龍鬚糖という店で感動のひととき。
街市では生きたトリの血抜きを手伝わされそうになる。
マカオのおじさんたちはなかなかにキュートで、ヤルなあ。

第16回
ローカルな足マッサージの店で、陽気なおねえさんたちのパワフルな施術。
カエルが食べたいというとすっかり私は人気者、ウソウソ、ゲテモノ食い扱い。
カエルちゃんはおいしうございました。いい店だったので、店の成り立ちを空想したり。

第17回
ホテルリスボアで夜景撮影。ドッグレースの会場にも入ってみる。
5日目、濃霧で遅延するもフェリーでマカオから香港へ。
ランタオ島のノボテルに宿を取る。わざと中心部からはずれたところを拠点にしてみた。
写真超満載。

第18回
ランタオ島の名所、大澳へバスで行こう。
山間ドライブに和むもつかの間、山なす買い物ツアー客にたじたじ!
しかしソボクな漁村の雰囲気はナイス。水上家屋も圧巻だ。写真超満載。

第19回
香港島に渡り、トラム撮影(惨敗)、ヨンキーレストランでピータン、ノボテルのバーでジントニック一杯。おつかれさまでした。

第20回
6日目、往きはバスに乗って、ゴンピン大仏へ。
山間ドライブにまたも和む。
湿度と日照が、人の手よりもはるかに確実に緑をやしなってくれるアジア。写真超満載。

第21回
ランタオ島最高!ゴンピンケーブルバンザイ!ケーブルカー(ロープウエイですが)は、帰りに限る!必見、帰り道!そして早くもノボテルをチェックアウトし、香港島へ。写真超満載。

第22回
最後のホテルは西環のコートヤード バイ マリオットホテル。
場末情緒たっぷりの西環から、トラムに乗って出かけよう。
「この地名は裏切らない。」クリアウォーターベイ、清水湾へ!写真超満載。

第23回
ウキウキ気分は濃霧とともに沈んでいき、終点の清水湾では取り返しがつかないほどの視界の悪さ。
強すぎた妄想と、目の前の幻想的(よくいえばね)風景との落差にがくぜん。
帰り道、ローカルバスでの乗客たちのやりとりに、心温まる。

第24回
コンプレックスの強かった広東語を、必死で一言話してみる。
我ながら初々しいタビビトよ。
バスを途中で降りて香港科技大学のキャンパスを歩く。

第25回
香港科技大学の学食で晩ごはん。
近くに座っていた女子学生が突然泣き始めて内心ビックリ仰天。
青春ってさまざまなのね。
ミニバスのやさしい運転手さんに心温まる。旅先の小さな親切は、何歳になってもうれしい。

第26回
中環にあるらしいシナゴーグをめざしてみよう。
なかなかたどりつかず、ヒルサイドエスカレーターで街を俯瞰しショートトリップ。
5年前にいとをかしであったモスクが……シートかぶってた……

第27回
やっと見つけましたシナゴーグ。長くつらい上り坂の果て。
しかし、イスラエルで実感したユダヤ人の厳重警戒はここでも健在。
まったく突破できず、追い返される。

第28回
今日の日をサヨウナラする前に、あやしげなローカル店で足マッサージ。
マッサージ三昧な滞在で楽しい。
7日目、ホテル近くの超名門、香港大学へ。
付設博物館で中国美術を堪能する。なかでも現代作家の三人展が最高であった。
博物館内のティーサロンは忘れ難いしずかなひとときだった。

第29回
ランチはマンダリンオリエンタルホテルのピエールに行こう。
私ってばリッパなピエール・ガニェールの追っかけですね。
小栗旬に実直さを加えたようなお給仕の人と話したり、まぼろしの“香港マダム”を発見したりする。

第30回
午後からはフォーシーズンズホテルに移動して、スパでスバラシイひとときを過ごしました!
マンダリンオリエンタルとのちがいもおもしろかった。
地を這う旅も、一流ホテルクルーズも愉快じゃよ。

第31回
夜はワンチャイの古い質屋を改装したコジャレ系バー、ザ・ポウンをめざす。
期待外れの味に甚だガックリするが、実はそこはザ・ポウンではなかったことが帰国後にわかった。
ああ馬鹿だとも。
しかし内装は瞠目のカッコよさだったね。

第32回
8日目、おとといガードマンに渡された電話番号にかけてみる。
シナゴーグの事務所の番号だろうか。出てきた女性はあくまで冷たく、電話では埒が明かないと思って直接行くことにした。

第33回
シナゴーグに直接出向くもやっぱり厳重警戒の前についに時間切れ。
中を見学することはかなわなかった。
でもこういうムダそのものなやりとりが好き。
長いようで短い旅が終わっていく。



こうして書き連ねてみると、ふだん、なめくじのようにずるずるだらだら暮らしている私の行動なのこれは?!と、あらためて自分の活発さにビックリしてしまう。
若いころは、近場への旅行にまったく魅力を感じていなかったのに、今はどんなところに行ってもばっちり楽しめるようになったものだなー。

この旅行記は、旅行中と帰国後少しの間に全部手書きで書いて、ほぼ校正ナシでそのまま書き写しているだけだ。
だから文章があまり練れていないところもあるし、逆に瑣末なことをいやに長くつづっていたりして、バランスは悪い。
でも、人の目を意識して文章を飾って書いたものよりも、その場その場のライブな感じを大事にしたいと思い、今回はあえて文章の巧拙よりも新鮮さを選んだ。
震災直後の不安な気持ちも、どうしようかと迷ったがそのままにした。

今、この旅行記を見返してみて一番驚き、そして悲しく感じることは、この“震災直後の不安な気持ち”が、まったく“色あせていない”=状況が大きく好転していないことである。
こんなに長期連載になれば、そろそろ震災のことも過去になるかと思っていたのに。

でも楽しむことをやめないでいようと思う。
私は旅行が好きなので、旅を止めることはせず、暮らしを楽しもうと思う。

ほんとに長い連載におつきあいいただいて、ありがとうございました。
また、いろんなかたちの旅に出ます。

by apakaba | 2011-07-17 10:46 | 香港マカオ2011 | Comments(5)
2011年 07月 16日

あなたを香港・マカオに連れて行くよ・33(最終回)

3月23日つづき。(前回分はこちら。スタートから読まれるときは第1回分からどうぞ)

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シナゴーグの隣に建つレジデンスの警備員室(屋外)へ。
おとといの晩の若いガードマン(そのやりとり)よりも、やや年かさのガードマンがいた。
両方とも中国人ではなく、インドから北アフリカにかけての人種のような顔をしている。
それでなんとなく親近感を覚えるが、親近感を覚えているのは私一人だけであり、向こうはあくまで事務的な態度で、またまた同じような質問(あなたはユダヤ人か。あなたは在住か。見学をしたい理由は。etc.)を投げてきて、最後に
「また来なさい。先にこのナンバーに電話をかけて予約を取るように。」
とメモを渡してくる。
まったく同じ展開だが電話番号が前回とちがっているので、
「おとといの夜に来たときは、あなたではなくて若い男性がこのメモをくれました。」
と言って、おとといのメモを見せると、非常にけげんそうな顔をしていた。
「今日この警備員室にいるメンバーの中にはいなかった人です。」
と言うと、「ふーむ」と考え込んでいた。
でも結局はダメの一点張りであった。

つづき。タイムアップで帰路へ

by apakaba | 2011-07-16 11:33 | 香港マカオ2011 | Comments(16)