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2013年 07月 29日

オーストラリアへ、行ってらっしゃい

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久方ぶりの成田。
きのう、娘の「コシヒカリ」を送っていった。

高校の入学式の日に、ホームステイのパンフレットをもらった。
オーストラリアの片田舎でのホームステイ、たった11日間だが「行きたい!」と言う。
娘は英会話などまるっきりできないし、あまり社交的な性格でもないのに、なんでこんなに乗り気なんだ?
パンフレットを見ると、生徒たちが“オーストラリアの動物園に行ってコアラや大蛇を抱っこしている”写真がある。これか。
娘は大の生き物好きなので、これをやりたいんだな。
今年度から新しく加わった試みとして、帰り道でシンガポールにも一泊して観光し、現地で働く日本人の話を聞くというオプションもついている。
私がシンガポールに対してきわめて好感度が高いことをさんざん聞いている娘は、
「シンガポールに行ってみたい!楽しみー!」
なんか……ふつうの旅行とかんちがいしている?
不思議に思いながらも、着々と説明会などに出て出発の準備が進んでいった。

高校では陸上部と茶道部に入っているので、オーストラリアの学校で開かれるパーティーで、日本文化を紹介するため「茶道のお点前を披露する」ことにしたという。
私も大学時代に茶道をやっていたから、それはとてもうれしいことだが、この人ちゃんと覚えているのか?

きのう、成田空港に着いてから、急に心細くなったようで、
「英語話せない、ああ、だめだどうしよう。」
と焦り始めた。
「がんばってください。コアラと大蛇を抱っこしてきてよ。うらやましいなあ。」
とか言いながら帰ってきた。
娘はしょんぼりしていた。
親しい友達もいないどころか、全学でたった8人しか行かないホームステイだ。
修学旅行のようにワイワイガヤガヤした旅行とはわけがちがう。
でも、「コシヒカリ」が度胸を付けて、将来リッパな旅人になれるとおかーさんは信じています。

by apakaba | 2013-07-29 22:44 | 子供 | Comments(0)
2013年 07月 27日

今やっている仕事

6月から幼稚園のアルバイトを始め、今までののんびりした生活が一変した。
幼稚園が夏休みに入るため、そのバイトは7月の頭にいったん終了し、9月から本格的に副担任として仕事を開始する。
ということは、7月8月はまたのんべんだらりに逆戻り?

いや、この際だからもっと忙しく働くことにした。
7月の頭から、幼稚園と入れ替わりにこんどは保育園でフルタイムのアルバイトをしている。
これが、幼稚園とは比較にならないキツさ!
おもに見ているのは3歳児クラスだが、手が足りないときは0歳から5歳児クラスまでまんべんなく入っている。
区立の保育園で、100名以上の子供を見る。
立派なプールもあり(私もビショビショになりながらあれこれ働く)、野菜を収穫する畑あり(私も蚊に刺されながら子供と畑に入る)、夏祭りあり(私も盆踊りの輪で踊ったり縁日を設置して店番をする)と目の回る日々だ。
女の職場なので、容赦なく力仕事も要求される。
と思うと針仕事やこわれたおもちゃを直す仕事もする。
でも子供に接するのはおもしろい。
気楽なアルバイトの身分だから、先生同士や保護者との面倒な付き合いからも自由で、子供はひたすらかわいいし、ストレスゼロ。
おむつを替えたりお尻や汚物を洗ったりするのは、昔さんざんやっていたから朝飯前だし。
ただ、とにかく体力がいるのでクタクタになる。

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それなのに仕事をもう一つ始めた。
旅行雑誌のウェブサイト版立ち上げのため、ライターを募集していたので、原稿を書く仕事もやることにしたのである。
旅に関するキーワード(たとえば「美術館」「パスポート」「夜行バス」などなど)の中から、自分が書けそうなワードを選び、読者が旅に出たくなるような気持ちにさせる記事を書く。
これはおもしろくて仕方がない。
文章を書くのはもともと好きだが、好き勝手に書くのではなく商業ベースでお金をとって読者に読ませる文章を書くことは、個人ブログを書くのとはぜんぜんちがう気の遣い方になる。
私本来の文体とはちがうと感じても、その記事で誰も旅に出たくならないのでは商品として無価値だ。
雇用主から求められるものを書いて期日までに納品すること、当たり前のことだが新鮮で刺激に満ちている。

しかし、二足のわらじは実に厳しい。
週日は保育園の仕事と家事だけでいっぱいいっぱい、週末は朝から晩まで原稿書き。
そんなこんなで疲れが出て、ただいま風邪の真っ最中だ。
ノドが完全につぶれてしまった。
声が出ないのは、子供に絵本を読んだり叱ったり呼び止めたりするのには致命的だ。
再来週には保育園のアルバイトも終了するから、そうしたらネット生活ももう少しマシになるはず……
保育園は考えさせられることばかりで、学ぶことが多い。
乳幼児の生活についてや、保育園と幼稚園とのちがいなど、現場で働きながら毎日考えている。
体調が戻ったら、そのことについても書きたい。
(文章を書きたい気持ちはいつでもあるが、なにしろ旅ライターの仕事を始めてそっちばっかりやってたから)

by apakaba | 2013-07-27 22:36 | 生活の話題 | Comments(3)
2013年 07月 01日

幼稚園の仕事その後

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幼稚園で雑用のアルバイトを始めて、早くも契約期間の一ヶ月になろうとしている。
今週いっぱいで雑用の出勤は終わり、9月になったら年少クラスのセンセイ(副担任)として復帰する。

私は、19年前から9年間、“幼稚園ママ”だった。
自宅で塾をやっていたときに来ていた生徒は95%くらい小学生だったし、今も小学校には図書ボランティアで出入りしているから小学生には慣れている。
しかし幼稚園児(3歳から6歳児、いまどきはプレ幼稚園などといって2歳児も預かる)はご無沙汰だ。
彼らの、“赤ちゃん”をようやく脱したばかりの、まだまだ子犬や子猫のように動物っぽい愛らしさには毎日心が洗われる。

私が、掲示物の掲示や、壁の汚れ落としなどの雑用の作業をしていると、彼らは
「なにしてるのー!」
と、声を張り上げて聞いてくる。
聞かずにはいられないらしい。
ひとりふたりと集まってくると、「なにしてるのー!」の大合唱になる。
私が
「えーとねえ、ガムテープの跡が汚いから汚れを落としているんだよ。」
「大事なお手紙を貼り出しています。」
と真面目に答えて振り向くと、たいていは「ふーん」と全然わかっていない顔をするか、すでに立ち去っていて、誰もいない。
これが小学生なら、こんなことにはならない。
他人に声をかける、ということ自体が遊びなんだな。

子供の間を縫って歩いていると、「せんせーぃ」と囁きながら、ちょこちょこっと手を振ってきたり、後ろから手をそっと握ってきたり、いきなりお尻をバシッと叩かれたりする。
私に触れるその手は「よくまあこれでなんでもできるね」と見入ってしまうほど小さい。

赤ちゃんが最初に一人遊びをする遊び相手は、自分の手だ。
手をしゃぶり、手を目の前にかざして飽きもせず眺めている。
だんだん、手は自分の唯一の遊び相手から、外の世界を最初にたしかめる手段(まさに、“手”)になっていく。
彼らは私に手で触って、私が敵でないことを瞬時に知ることができる。

実は、私は9月から、そんなかわいい彼らを載せて幼稚園バスを運転しなければならない!トホホ!
バスといっても、日産のキャラバンを幼稚園用に改造した車だから普通免許で運転できるのだが、私は先日生まれて初めて、練習でこのワンボックスの大きな車を運転した!
キャラバンの車体はかわいらしい塗装が施してあり、中に入ると、小さい小さい座席がいっぱい並んでいるため、いやに広く感じる。
でも天井に頭がつかえてしまうし、座席にはお尻が入らない。
まるで白雪姫になった気分である。

国産車というのはやたらとブレーキの効きがいいのね。
そしてあの長ーいギアも、初めて触ったわ。おもしろい!
同乗した事務長さん(私のボス。園長の息子の若い男性)には、
「運転うまいですね。」
と安心してもらえた。

新しい環境へ出て行って、新しい仕事をするのはとにかくなんでも楽しい。
今は地味そのものの雑用だけど、9月からは、いよいよ得意の紙芝居や絵本も読める!
園児も先生たちも、びっくりするなよ!

by apakaba | 2013-07-01 08:52 | 生活の話題 | Comments(2)