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2017年 04月 09日

ピル服用後、絶不調

男性が読んでも、最初から最後まで何が何だかさっぱりわからない話。
でも情報共有のこの時代、健康や病気に関するブログには、私もとても助かっている。
今まさに苦しんでいる、生理とピルのことを書いておくことにした。

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ソウルで最後に食べたのは冷麺でした


「いたたたたた。今日もまだおっぱいが痛い……」
顔をしかめながら起き上がる毎日。
もう十日ほど、おっぱいが激しく痛い。

先月、ソウルへ行ってきた。
私は生理がとても重い。
生理痛もひどいが、それ以上に出血が多くて、ほとんど外出できない。
トイレの用が1時間ともたないので、楽しみにしていた飲み会もキャンセルするレベル。
履いていたズボンに次々と血がついて、1日のうちに3回取り替えたこともある。
ひどい日は夜中にシーツを剥がして血を洗ったりする。
ホテルや飛行機内でこんなことになったら大変だ。
ソウルに行く日程は、ばっちり生理の予定に当たっていた。

そのため、中用量ピルで生理を遅らせることにした。
これまでも、旅行の日程に当たるときはピルを飲んでずらしたことが何度かあるが、いずれも「次の生理を早める」方法をとってきた。
予定が前からわかっていれば、この方法は失敗が少なく、副作用も少ない。
しかし、今回のソウル行きは急に決めたので、早める方法が間に合わなかったのだ。
それで初めて、「旅行中は生理が来ないように、遅らせる」方法をとってみた。

遅らせる方法は、私のように日が迫ってしまえば仕方がないが、早めるよりも副作用が強く出やすい。
服用期間中、ずっと吐き気がする人もいるらしいが、私はソウルでは元気いっぱいでもりもり食べていた。
帰国して服用をやめたとたんに生理が来て、いつもより長く出血が続いた。
やっと止まったと思ったら、それと入れ替わるようにして、胸の激痛が始まったのである。

初めはピルの副作用と気付かず、ブラジャーの布地が肌に合っていないのかと思った。
ブラジャーで覆っている箇所が痛む。前だけでなく、背中までぐるりと、ひりひり、ずきずきと痛い。
ピルの副作用だと思い当たって、数日はがまんしていたが、「いたたたたた……」とうめき声が出るほど痛い。
一週間以上、強い痛みが続くので、義母に相談してみた。
夫の叔父一家が産婦人科医で、私もピルを出してもらったりしている。
義母はそこで働いているので、痛み止めなど飲んでもいいのかどうか、聞いてもらうことにした。

電話で義母に痛みを訴えると、「どこらへんがどんなふうに痛いの?」と尋ねてくる。
「ええとー、すっごく痛いにきびみたいな感じ。ひどく膿んだ、おっぱいの大きさのにきびがあったら、痛いでしょう。」
「そりゃ痛いわね……。痛みはどんな感じ、張ってるような感じ?」
「いやもうトシですから。張ってはきませんよ〜あははははは。もう大きくなりませんからー。」
「ははあ……それで場所としてはどうなの。胸のどのあたりが主に痛いの?」
「ええと(そう言われて、初めて気づいたが)下の方。」
「下とは?」
「うーん、乳首より下半分、上の方は痛くなくて、“南半球”ってとこかな!」
「はあ……。」
わかりやすく表現しようとしつつも、うまいこと言って少しウケようとする悲しい性。

ピルを長く飲み続けると、血栓ができてしまう人もいるというが、たった一週間かそこら飲んだだけで血栓ができるなどはありえないので、やはりホルモンバランスが大きく崩れて、このように痛みが出てくるとのこと。
次の生理が来るまでは治らないから、痛み止めを飲んで様子見ということになった。
そうだろうとは思っていたけど、ああ、苦しい。
やっぱり、生理とはよくいったもので、生命体として生きているうえでの理りであり、それを人為的に操作するから痛いことも出てくるわけね。
ピルを飲む目的は人それぞれだから、ピルを飲んではいけないとは思わない。
ただまあ、私のような理由の人は、何かしら別の工夫をすべきだと思う。
懲りた!
遅らせる方法!
もうしないよ!


by apakaba | 2017-04-09 23:32 | 健康・病気 | Comments(0)
2017年 04月 08日

四月大歌舞伎、連続ツイート&ロバート・メイプルソープ展

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パクチーと春菊のサラダ


4月4日、歌舞伎座夜の部、傾城反魂香。繰り返し見ている芝居だが、吉右衛門は今回が一番いいように思う。3月の国立劇場の立ち回りではやや軽く感じられた芝居が、吃又では味方となる軽み。菊之助の女房は真心がこもる表情ながらも、やっぱりちょっと美人すぎ?もう少し世話っぽさが出ても。(続

2)帯屋、うむむむ〜白状すると、私は、上方歌舞伎が……苦手なんです……江戸歌舞伎の方が合う。藤十郎の風貌、異様な若さにたじろぐ。14歳の娘に手を出し妊娠させるのもありえそうな優男ぶり、だが、如何にしても台詞の不明瞭さ、声量の足りなさは。役者は、声が出なければ。孫の壱太郎、(続

3)舌が長いのか、才気を感じるいい芝居なのにやっぱり台詞が不明瞭、残念。女形の時の声の方がうまく響いている。美女でもないが妙な魅力がある少女、ああいう女って手強いですね。少女の恋でもない段階まで関係が進んでいることも匂わせる。染五郎、楽しげだがう〜む。見目が少しステキすぎかな(続

4)奴道成寺、猿之助は踊りがうまいなあ。多くの女形が、踊ること(動き)に精一杯で、周りへオーラを発するまでに達しないのに、猿之助が踊ると場を支配する力がすごい。客席がピンとする。だがこの演目では道成寺という「物語」の必然性は限りなく薄まる。やはりオリジナルは物語が完璧である。(続


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おまけ)同じ銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中のロバート・メイプルソープ展へも。学生のころ衝撃を受けたきりのメイプルソープ、今にして見ると、あの頃の感覚とはなんだか違う。女性をただの美しい物体のように撮る客観性と、男性を執拗に撮りまくる粘着性、ゲイならではの力とは思うが(続

2)今見ると、男性の撮り方は愛と嘲笑的諧謔性とがないまぜでは?むしろ滑稽味が感じられた。同族嫌悪でもあるのか。ストレートの男が撮る女は性的な存在だが、メイプルソープの女はまったく性的ではなく、だからといって男を撮っても、やっぱり性的とも言い難い。ねじれ。孤独。芸術の手前の冷笑(続

3)肉体の写真に較べて、花などの静物写真は完璧な美をたたえている。プリントの美しさにもうっとり。プリントはいいなあ。何十年もたってから同じ写真家を見るのは意義あることだと思った。シャネル・ネクサス・ホールは初めて来たが、すばらしいホールなんだなあ。入場無料とは太っ腹。(おしまい)


by apakaba | 2017-04-08 23:11 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2017年 04月 06日

始業式です

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今日は、私が着任した中学校の始業式。
私も、勤務ではないけど職員と在校生に紹介するとのことで、登校した。
下駄箱に私の名前が貼ってあり、「ようこそ!」と書いてある、うれしい〜。
職員室に私の机もあり、そこにも「ようこそ!」と。わーい。
3人の子供たちが卒業した母校なので、まだわずかながらお世話になった先生も残っていて、なんとなく妙な感じ。
でもまだ知らない人ばかりだから、そうした顔見知りの先生に細々したことを教えてもらえるのが助かる。心強い。

そして、次男と小中学校が一緒で、部活も一緒だった子のお母さんが、事務室の職員として私と一緒に着任したことを知る。
ママ友が一緒でうれしい。
お互いの息子の近況を知らせ合う。
「おたくは?」と聞かれて「コックになったのよ。」と答えると、「あらー! だってすごく上手だったものね、料理が」と言っていた。
よく覚えていてくれて、うれしい。

職員室は奇妙な気分だ。
中学生のころ、学校が嫌い、先生が嫌いでさぼりまくり、先生たちからはいっぱしの不良少女扱いで、職員室にはできるだけ寄り付かないようにしていたのに。
そんな中学生だったのに、自分が中学校で、非常勤とはいえ教員として働くなんて。
しかしこの学校の中学生は、私のような反抗的な目をした子はほとんどいない。
土日の勉強を教えるボランティアでは、男子中学生に「まあまあ先生、わかってるって」とか軽口を叩かれながら肩を抱かれたりして、ギョッとする。
先生に対してこんなスキンシップは、昔の私には決して考えられなかった。

職員室でしどろもどろに挨拶し、始業式の壇上でもやっぱりあんまりうまく挨拶できなかった。
ふだん、人前で話さない生活をしていると、こういう時ダメね。
新しく着任した他の方々は、みんな上手に堂々と挨拶しているなあ。
感心してしまう。
私は、地元の小学校出身の子は私の声を知っていると思いますと言って、少し影絵の声をやってみせたりした。
演じるのは得意だが、素のままでお話しするのはまだ慣れていないんだね。
これから慣れていこう。
校歌斉唱では、すいすいと校歌が歌えた。
3年×3人、9年間ここに子供を通わせていたから。

職員室に戻って、今年度の新入生の中で、私が重点的に接していくことになるであろう、学習の困難な子供のリストをチェックする。
具体的に、どんな問題を抱えているのか、担当職員に質問しながらシミュレーションする。
話を聞きながら、大変だっただろうなあ、つらいだろうなあと考える。
私ができることはごくわずかだということは、わかっている。
いないよりはマシだと思われることを、まずは目指すね。

リストを読み上げながら、「この子が、飛び抜けて大変な子です。先生はきっとこの子にかなり関わることになるでしょう。」と強く注意を喚起されたのは、ああ、やっぱりあの子だ。
例の、影絵指導をした子だった。



「怪我をしないよう、彼が暴力をふるったらすぐに逃げてください。身を守ってください。先生が怪我したら大変です。」ときつく言われた。
私が怪我をしたら、彼も「他人に傷害を負わせた生徒」ということになってしまう。
みんなのために、絶対に怪我をしないようがんばる。

明日は入学式。
明日いよいよ、新入生の顔を見る。
楽しみだなー。
給食はもっと楽しみだなー。


by apakaba | 2017-04-06 20:35 | 生活の話題 | Comments(0)
2017年 04月 02日

香港フード合宿・後編

ふと気づけば、前回の投稿から2ヶ月以上も空いてしまった。
その間に、エイビーロードの記事でこのフード合宿のことを書いたので、それでなんとなく満足してしまった。
でも中編までというのもなんなので、最後まで作ろう。

コックの次男を連れた香港フード合宿の最後は、やっぱり本人の専門のフランス料理で。
私たちが何度も訪れている、ミシュラン二つ星の「カプリス」だ。
ここではいつもアラカルトにしているが、今回は勉強という目的でフルコースにしてみた。
もうフルコースなんて何年も食べていなかったけれど、やっぱりフルコースにしてよかった!
組み立てがすばらしい。
ワインのセレクトも、息子に任せてみた。

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まあ、このクラスになると、「おいしいってことくらい、見ればわかりますよね!?」という品々が並ぶのだが、この魚だけはいたって平凡であった。
やはり魚の扱いは、日本人シェフが世界一だと思う。
日本の一流フレンチで食べる魚料理は本当においしいな。
「アキタコマチ」の勤め先の魚は、立ち上がるほどにおいしい。


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メインの肉が、豚の三枚肉というところが、どこか中華圏の雰囲気が漂っていて楽しい。
わりと硬めなキャベツが敷いてあって、軽くてナイスなメイン。

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ここまで、「アキタコマチ」は例によって「うまい!」「さすが、グランメゾンの仕事!」などと感激していた。
チーズを追加すると、この品揃え。
サービスの副チーフがチーズの説明をしつつ切り分けてくれたので、
「実は息子がコックで、東京のフレンチレストランで働いているんです。」
と話してみた。
すると、このあと予想もしなかったとんでもない展開に!!!!!

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副チーフは日本から来た若いコックの感激ぶりにとても喜んでくれ、「厨房を案内しましょうか。奥のセラーもいかがですか?」と、息子を連れて行ってしまったのである。
最新型の機器を備えた厨房で、きびきび働くスタッフの脇を通り、年代物のワインやチーズを保管するセラーにまで通してくれて、写真も撮らせてくれたという。

私たちは遠慮して席で待っていた。
一緒についていけば行けたと思うが、私たちはただ食べるだけのお客。
プロ以外が足を踏み入れる場所ではない。
「アキタコマチ」は、世界レベルの厨房を見学し、感無量の表情で戻ってきた。
(英語も話せないのに)いろいろ質問し、副チーフの名刺ももらって、「自分の携帯番号直通だからいつでも電話していい」と言ってもらったという。

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「あんなすごいチーズのセラーは初めて見た……わらが敷いてあるとか……4年熟成のコンテチーズとか! ありえないでしょ!」とひとり興奮する「アキタコマチ」。
おそらく、シェフ自らが目の前で調理してもてなすような上得意の顧客など、わずかなお客さんが入れる場所なのだろう。
それを、いくら私たちが何度も行っているとはいえ、ひょっこり来ただけのまだ若造のコックのために、ここまでしてくれるとは。


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フード合宿のしめくくりにふさわしい、超一流の料理とサービスだった。
二泊三日で、食べて食べて食べるだけの合宿で、私は、ふたつのことが心に残った。
ひとつは、香港の人々が、若い料理人の来訪に、礼を尽くしてもてなしてくれたこと。
やはり、料理の世界という同業者どうし、響くものがあるのだろうか。
これには、親としてすべての店にあらためてお礼を言いたいくらいに感激した。
もうひとつは、私たち夫婦も食べるのが好きでかなりおいしいものを食べに行っているが、プロ(で話すのがうまいやつ)を連れて行くと、楽しさが段違いになるということ。
おいしいと思うその味は、どうやって作られているのか?
それを解析してもらうと、料理というものが科学であり芸術であることがよくわかる。
パクッと一瞬で口の中に消える、そのひとくちに、どれだけのことが込められているか、今までよりもずっとよくわかるようになった。
実り多い旅だった。
そして夫は、「来年の正月も行こうぜ、恒例にしよう!」とか言っていた……そんなに出せません。お金をくださーい。
(終わり)


by apakaba | 2017-04-02 15:23 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2017年 04月 01日

新年度です

今日から新年度。
毎年、年度替わりには、家族の身辺の変化を川底の石のように(←安部公房『砂の女』からのパクリ)見上げているばかりだった私だが、今年度はかなり身辺が変わる!
公立中学校の「学習支援教員」になり、来週から働き始めるからだ。


今一番楽しみなのは、給食!
夫に作っているので、自分の分もお弁当にしてもいいのだが、自分が作ったお弁当って本当につまらない。
私が子供だったころとはちがい、いまどきの給食はおいしい。
一食たった300円程度で食べられるなんて幸せすぎて怖い。
あとは、上履きを買って、学校のセンセイっぽい服をちょっと買って、研修に出たりして準備。
身辺が変わるってうれしいことだな〜。


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先月、近隣の小学校で保護者向けに開催された、発達障害児について学習するセミナーに出てみた。
せっかく採用されたんだから、ちゃんと勉強して、役に立とう。

それにしても、昨年度に始めた、土日に中学生に勉強を教えるボランティアを通して痛感したことがある。
国語(母国語)の軽んじられようたるや。
私は中学高校の国語科が専門だが、中学生英語なら教えられるので英語もよく見ていた。
学校指定のドリル教材があるので、その例文を読んでみると……

「名前、何?」
「かばんの中に、何入ってる?」
「これ、あんまりおいしくない。」
「英語、私には難しいよー。」
「消しゴム何個持ってる?」
「ぼくのラケット使って。」
「チョコレート!」

……がくぜん。
たしかに、英作文には役に立つかもしれない。
会話(口語)をそのまま頭の中で英文に変換するにはね。
だが、勉強というものは、教科を横断して学んでこそ、真の力になる。
この英語教材。国語力は完全無視ですかああそうですか。
助詞はどこへ行ったんですか?
こんな文を読まされ続けるなんて、最悪だ。
そう感じるのは、国語科だからなの?
(ちなみに最後の「チョコレート!」の正解は、「It's a chocolate!」である。)

私は、国語を教えたい。
受験にあんまり必要のない科目でも。
思考を広げ、深める大切な手段が、国語だ。
土日のボランティアは続けるが、週日に私が担当するのは、通常の学級にいるのが困難な子供に限られる。
それでもその子供たちが、もしも自分の内面について思考し、表現する術を持たずに苦しみを抱えているとしたら……国語を勉強することで、苦しさから抜け出すための穴を、少し広げられるかもしれない。
私にも困難が待ち構えているだろうけれど、やっぱり楽しみだ!


by apakaba | 2017-04-01 22:46 | 生活の話題 | Comments(0)