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あぱかば・ブログ篇

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2010年 03月 10日

とりあえず3題

多忙アンド体調不良でちゃんとした文章が書けず。
今日のことを3題、メモ程度に書いておく。
今日、「ショックだったこと」「うれしかったこと」「初めて知ったこと」

「ショックだったこと」
鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れたこと。
ふだんは忘れている、さまざまなおもひでが去来した。

小学校3年生になったときに、鎌倉にごく近い横浜の外れの住宅地に引っ越した。
引っ越しして初めてのお正月、「これからはここを氏神様に決めよう」と言った父が、初詣から一ヶ月後に他界してしまったこと。
中1の夏休み、友だちとふたりで社会科の自由研究テーマに鶴岡八幡宮を選んだ。
ちょうどその取材のときに、初潮が来て、境内のトイレをさがしたこと。
高校生のときによくひとりで学校をさぼってはここを歩いたこと。
カレシが変わると、とりあえずのデートコースに入っていたこと。
「モデルになりませんか」とエッチな写真のカメラマンに誘われたこと。
まだ母と姉と、女3人で暮らしていたころ、初詣にかかさずここへ来て、母が、名物の炒りたてのぎんなんを「お母さんはぎんなんに目がないのよね」と言って、歩きながら度外れにバクバクと食べていたこと。それを呆れて見ていたこと。
その他モロモロのおもひでは、いつも大銀杏とともにありました。
こうしてざっと思い返してみると、私ってやっぱり東京都民じゃ、ないなあー。

「うれしかったこと」
卒業対策委員会主催行事である小学校の謝恩会が、つつがなく行われたこと。
子供たちの成長ぶりもうれしくて泣けたが、受付の横のカフェコーナーで働いていた私に、声をかけてくれるお母さんがたくさんたくさんいたんだなあと改めて感じて、それがとてもうれしかった。
ここ何年か、仕事優先で小学校にはほとんど顔を出さない年が続いていたが、今年度はとにかく最後の最後だと思って、無理を承知であれこれ参加した。
卒対でも、役立たずながら和気あいあいで楽しく活動させてもらった。
この小学校のお母さんたちは有能で尊敬できる人ばかりが揃っているので、つい甘えているうちに卒業目前となってしまった。
さびしい……この私が、「小学校ママ」じゃなくなる日が来るなんて、信じられない。

「初めて知ったこと」
風邪がひどく長引いて、そればかりかだんだんひどくなってくる。
今日ちょっとだけ時間があったので、やっと病院へ行ってきた。
早く喉風邪を治さなければ、来週には今度は図書ボランティアの最後の劇が待っている。
ものすごく咳が出るのだが、あまりにも激しい咳が続くと、頭がガンガン痛くなってくるということを初めて知った。
今まで、咳のしすぎで腹筋が痛くなることはあったが、頭が痛くなったことはない。
頭に血がのぼって痛くなる感覚がある。
顔もむくんじゃうし、ほんとにまったくよ〜〜〜〜〜〜。

# by apakaba | 2010-03-10 23:49 | 生活の話題 | Comments(2)
2010年 03月 09日

デブ仕様に壊れる

学年末で、いろんな用事が目白押しになっている。
小学校の委員会やボランティアだけでなく、塾の仕事でも面談を毎日やっているが、来月から生徒が急に増えるかもしれないという事情があって、引き継ぎのためのミーティングが何度も入っている。

とか書くと、疲れてさぞやつれただろうと思うでしょ?
逆なのねえ。
学校や仕事の用で出かけるといっても、家から半径500メートル以内で動いているくらいだし、忙しくて犬の散歩も子供たちに任せきりだし、かえって運動不足なのだ。
しかも、ミーティングと称して、あるお宅にお邪魔しているのだが、そのおうちでは、甘い飲み物とお菓子を次から次へとご馳走してくれる。

きのうはホットレモネードとチョコレートのお菓子。
今日はホット抹茶オーレと柚子茶。
どれもおいしいけどとても甘い。
でも疲れているのでありがたくいただく。
そして座りっぱなし。

今日、スカートの両脇の縫い目がびりびりに破れて、ポケットみたいに穴が空いているのを発見する!
しかも左右とも!
一瞬、「あれ?このスカート、ポケットつきだったっけ」と不思議になる惨めな私!
しかもスカートのファスナーのホックが、笑ったか咳をした弾みで、弾け飛んだ!
お風呂に入るときに脱いでみて、つくづく情けない気分!
何この超デブ仕様なコワレ方。

いくら忙しいといっても、身体を動かさないと絶対にイケマセン!
バーニーズで買った気に入りのスカートも、私のみたいになってしまいますよ!

# by apakaba | 2010-03-09 22:59 | ファッション | Comments(5)
2010年 03月 07日

「ササニシキ」が高校卒業

きのう、長男「ササニシキ」が高校を卒業した。
制服のない学校だったので、Jプレスのブレザーとズボン、ブルックス ブラザーズのYシャツ、リーガルの革靴を新調し、弟「アキタコマチ」と共用しているバーバリー ブルーレーベルのネクタイを締めて、全身トラッドスタイルにした。
馬子にも衣装で、お値段もそこそこ張るから見栄えがいいのは当たり前だが、大きくなったものよ。
とくに足のサイズは、なにも30センチにまで大きくならなくてもよかったぞ。

大学受験に全部落ちて、今日からは素浪人だ。
「1年だけは、やる。俺も浪人したから。でも1年だ、1年したら受かったところに行ってもらう。」
と、全部落ちた日に夫は言っていた。
ともに励ましあって、入試期間中は不安を共有していたサッカー部の仲間たちは、コロッと態度が変わって
「オレを家庭教師に雇えよ。時給1000円で、そばで寝っ転がって見ててやるよ。」
と、上から目線なことを言われてからかわれたと言う。
友だちはみんな東大だのなんだのとリッパなところに合格しているのだから、イジラレて当たり前。
受かった者は、威張るのだ。
男同士のキツイ言葉の掛け合いは、女の子にはないノリで、男子校っぽくて愉快だねえ。

私は、ほんとに息子の高校が好きだった。
長男があの高校にかよっていた3年間を、心から感謝している。
友だちは、みんな育ちのいい文武両道のハンサムぞろい。
自由で活気のある校風は、卒業アルバムの写真から伝わってくる。
卒業アルバムには、イケメンなクラスメイトとともに、屈託なく笑い転げている息子も写っている。
先生たちの紹介ページは、それぞれ仮装したり演技したり手品などの特技をポージングしたり、お笑い芸人のようなおかしな表情を作ったり、生徒にまったく引けを取らないノリのよさ。
こんな人々とともに3年間過ごせたとは、幸せな息子だ。

卒業式を目前に控えた先週、友だちの家に誘われて泊まりに行った。
「あの学校の友だちは、一生の宝だよ。大事にしなさい。」
と言って送り出した。
サッカー部の友だちは、みんな来月には大学生になるから、「ササニシキ」は来月からは孤独になるだろう。
まあ、力が足りなかったのだから仕方がないですね。

卒業すると予備校が始まるまでは家にいるから、私はうっとうしくてたまらない。
「春休み、旅に出ろ。人生を見つめ直せ!」
と、背中を蹴り出す勢いで、家を追い出しにかかっている。本人も、
「広島に行って、原爆ドームと厳島神社を見たい。」
と言い出した。しめしめ!
「でも、どうやって行ったらいいのかわからない。」
ひとりで旅行の計画を立てたことなど一度もないから、旅に出るためには一体なにをしたらいいのか、さっぱりわからないらしい。
私が手を出せばすぐだけれど、それではつまらないから、
「知らない。調べろ自分で。」
と突き放している。
ちゃんと旅計画を立てられるか、しばし静観している。

今まで、サッカーと勉強しかしてこなかった。
小学生のときからずっと、遅刻早退欠席なしの、頑丈で根は真面目な奴だ。
予備校通いがスタートするまでのわずかな期間に、自分だけで計画して行動する数日間があるのはいいことだと思う。
若い世代を見ていると、うらやましくなるな。
初めて、時刻表を読みながら自分だけで旅をし始めたころを思い出すから。

高校卒業は、コドモ時代の卒業だ。
あの素浪人はslow人だ。
1年間、着実にがんばれ。

# by apakaba | 2010-03-07 23:43 | 子供 | Comments(10)
2010年 03月 06日

「京都の空間意匠」を追う・その3

その2のつづき。

「京都の空間意匠」を追う・その3_c0042704_1671352.jpg


寒くはないが、厚い雲のかかっている日だった。
それでも貴船神社の中宮から、またも200メートルほど上流へのぼって着いた奥宮では、少しだけ陽が差した。
奥へと進んでいくにつれ、川床料理の店も途切れてきて、山が迫ってくる。

「京都の空間意匠」を追う・その3_c0042704_1695854.jpg


これといった色彩のないこの辺りで、神門(しんもん)だけが、ぱっと目を惹く。
ここからが神域であるということを、この色で嫌でも感じることになる。
人影がまばらなので、観光客や参拝者がいると、「なにをしているのかな?」「なにを祈るんだろう」と、ふだんより興味が湧いてくる。

つづき。中宮で祈っている人がいた

# by apakaba | 2010-03-06 00:11 | 国内旅行 | Comments(4)
2010年 03月 03日

広報委員最後の取材

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在校生たちは、これをアーチにして、6年生に花の道をくぐってもらう。
在校生が主催する「6年生を送る会」の取材に行ってきた。

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広報委員の特権をフル活用し、ふつうの保護者は上れない体育館2階部分へ。

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真下を見下ろす愉快な構図も、階下からでは見ることができない。

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小学校らしいでしょ。

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はじめの挨拶に立った校長先生の、
「6年生の皆さんは今日まで、小学校で1196日を過ごしてきました。そして卒業式まで、あと15日の登校となりました。」
という言葉を聞いただけで、すでに涙が出そうだ。
6年生と在校生の表情を近くで撮りたくて、体育館じゅうを駆け回りながら、心尽くしの出し物に、泣ける泣ける。
コンデジではなくて、顔をすっかり覆うカメラでよかった。
ファインダーをのぞくふりをして、涙を引っ込める。

帰宅してから記事を一息に書き上げた。
小学校関係者と地域の方々だけが読む、ごく小さな規模の発行物であっても、自分の文章を確実に読んでくれる人がいて、そのうちの数パーセントの人がなにかしら心に感じてくれるだろう、と思いながら書くのは、ブログを書くのとは対極の快感がある。

# by apakaba | 2010-03-03 23:38 | 子供 | Comments(4)