2016年 10月 26日

夫の誕生日祝いの宴

うちの家族は5人中4人が秋生まれで、この時期はお誕生日ラッシュ。
今日は夫の誕生日祝いをした。
夫は、もう本当の誕生日は過ぎて、すでに50歳になっている。
今日は次男の「アキタコマチ」が休みなので、例によってディナーを作ってくれた。
ディナーといっても、おつまみだけというすごいメニュー。

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焼きなすとガルバンゾーのレモン風味ムース。


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とりレバーと砂肝のパテ。


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里芋と栗のピュレ。

ビジュアル的には限りなく離乳食だが、どれも素人には決して作れない味で、かなり食べ過ぎた。
「アキタコマチ」が、日本ではめったに見ることのできないトカイの「アスー・エッセンシア」をプレゼントしてくれて、一同、大盛り上がりのうちに一瞬で飲みきってしまう。


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ありがたやー。

「ササニシキ」に「おいしい?」と聞くと、
「長野県の。長野県の……なんだっけ、地名。」
と言う。
「長野県の避暑地。……軽井沢。軽井沢の……コテージの……2階。2階の……」
そこまで聞いて、一同が耳を傾け続けることを諦めたとき、「アキタコマチ」があとを受けて
「うん、木の香りを感じるよね。」
ととてつもなく絶妙な合いの手を入れて、助け舟を出す。
私はビックリする。
長野県長野県と切れぎれにつぶやいている男の言いたいことをそんなに汲んでやれるなんて、「アキタコマチ」にしかできないのではないだろうか。

「わかる。木っていうか樽の香りだよね。」
「そう。そう。あと、えっと……他にも、長野県の……香りがする。……りんごの……」
「ああ、そうだね、カルヴァドスみたいな香りも感じるよね。」
すごいなこの二人。
ちゃんと通じ合っている。
断片的な言葉を拾える「アキタコマチ」がすごいのか、「ササニシキ」が実は的確なのか?

「ササニシキ」に「お父さんへの誕生日プレゼントはないの?」と促すと、
「もちろんあるに決まってるじゃない。」
と、得意満面でポケットから取り出す。
「お父さんに、というかおふたりに。」
私も先月が誕生日だったが軽く無視されていた。
映画館で使える「シネマギフトカード」をくれた。
夫婦のどちらかが50歳になると、多くの映画館で割引になることだし、「これで二人で映画を見てきてください。」と。

ありがたやー。

ちなみに「コシヒカリ」は、食あたりでほとんど何も食べられず、プレゼントも用意できず、失意の日。


# by apakaba | 2016-10-26 23:02 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2016年 10月 05日

『恋人たちの予感』から

映画が好きな娘「コシヒカリ」は、レンタルショップでバイトを始めて、毎日のように家で映画を見ている。
メグ・ライアンの『ニューヨークの恋人』を見て、メグ・ライアンつながりで『恋人たちの予感』を見ていた。
あのころ、メグ・ライアンはほんとにかわいかったね。
しかしまったく同時代ではない「コシヒカリ」はなかなか見る目がシビアで、
「『ニューヨークの恋人』の方が、演技がうまい。たしかに『恋人たちの予感』の方が若くてかわいいけど、演技があんまり。」
と言う。
ううむ、当時は「メグ・ライアンならなんでも最高!」ってくらいの人気だったから、演技力なんて考えたこともなかったわ。

『恋人たちの予感』は、私にとっては無条件にバンコクを思い出す、懐かしい映画だ。
映画の公開は1989年で、もちろん見たが、1990年の1月から3月、大学の卒業旅行でインド・ネパール・パキスタンをまわっていた。
トランジットで、最初の数日間、滞在したのがバンコクだった。
“安宿ゲットーともいうべき”と当時の『地球の歩き方』に書かれていたカオサンに泊まって、長期旅行の人々に囲まれて食事をしているとき、ちょうど食堂のビデオで『恋人たちの予感』一番の名シーンが流れていた。

 食堂では、ビデオで『恋人たちの予感』をやっていて、ガイジンたちはそれをくい入るように見ていた。通りにはみ出して立って見ている人もいた。(ちょうど、メグ・ライアンが男友達の前で、「恋人とのセックスはどうやっているのか?」と聞かれて、実演するシーンだった。)
ギャハギャハと笑ったりしつつじーっと1つのTVを見つめるガイジンたちに囲まれ、ここはホントにリゾート地なのねと思った。足元をうろうろするおびただしい数の犬と猫(どこかしら病気で、やせている)は、何となくタイの人に似た顔をしている。



娘にその夜の思い出話をするが、当然ながらピンとこない様子だった。
海外へバックパッカー旅行をしたことのない子には、あまりよくわからない感覚か。
危険なことはいっぱいあるけど、やっぱりいろんな国に行ってほしい。
でもかわいい娘が危険な目に遭うのは嫌だな。
息子二人は勝手にタビビトになっているが、女の子は心配だもん。
と、昔は女の子だった私の複雑な思い。

娘が『恋人たちの予感』の感想を話す。
「まーしかしね、男女の友情はないですよ。」
と私が断じると、「えーっ、わたしはあると思うけど!」と猛反発してくる。

「いや、もちろんあるよ。男女の友情は。でも、それはかなり女の側の裁量に委ねられやすいってこと。
一般的に男の方が、セックスへのハードルはとっても低いから。
友達だって思っている相手でも、女の方が『いいわヨ』みたいな態度をすれば、『え、いいのー?! わーいいっただっきまーす!』ていうことになるよ。多くの場合。
男女の友情が成り立っていられるのは、女が『いいわヨ』って態度を取らずにいることで保たれていることが多いの。
もちろん全部じゃないよ。でもそんなに男女の友情を信じきるのは、ちょっとどうかと思うよ。
だってメグ・ライアンとビリー・クリスタルだって、長年友達だったのにやっぱりこうなってるじゃん。」

はじめは「そんなのあるわけがない……」と反発していたが、「ああ、そういうのもあるかもしれない。」と、少し思い当たったようだ。

「とにかく自分の身を守るのは自分ですから。」
旅行も同じですね。
旅先のレンアイもね。

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以前にも載せましたが。
1990年3月、最後の滞在先ネパールのカトマンズで。
この旅の男性は、どの国でもけっこうなれなれしかったです。
娘がそろそろこの年頃に。


# by apakaba | 2016-10-05 11:13 | 子供 | Comments(0)
2016年 09月 30日

歌舞伎座秀山祭九月大歌舞伎、昼夜連続ツイート

歌舞伎ツイートをさぼりがちな今日この頃、昼の部と夜の部、両方ともいっぺんに転載しておく。

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だいぶ過ぎちゃったけど、9月11日、歌舞伎座昼の部、碁盤忠信。染五郎は優男系だけでなく、大きな立役も見栄えよくなったな。幸四郎より「吉右衛門に似てる?」と思ったが、むしろ祖父なのか。6月に見た碇知盛も、吉右衛門には遠く及ばないものの、「生き変わり〜死に変わり〜」には痺れた。(続


2)太刀盗人、とりたてて言うべきことナシ、錦之助のぼけっと店を見物している表情などがよし。一條大蔵譚、見るのは3回目だが吉右衛門は安定の芝居。若干声が小さくなった?心配。菊之助の美貌と、長成役吉右衛門の芝居に圧倒される様がよし。本心から驚き、本心から敬服しているように見える。(続


3)鬼次郎を梅玉がやったときもよかった。が、妻の梅枝は悪くはないが引き込まれるような切迫感が足りない。孝太郎のときが圧勝。武士の妻として危険を冒しつつ長成の元へ飛び込む覚悟がビシッと伝わり。花道の引っ込みでの表情、目の真剣さ。あの刃物のような覚悟を、梅枝が出せるのはいつ?(終わり


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9月前半には萩の花がきれいに咲いていたものだが


今日で9月も終わりなのか。焦って歌舞伎ツイート。9月20日、歌舞伎座夜の部、吉野川。吉右衛門がすごいすごいとの評判だったが、ううーん、これは、凄いのは玉三郎ではないのか。あの吉右衛門と互角以上、瞠目の母親。染五郎菊之助の若い美貌のカップルの前に「ママも昔はスゴかったのよ」と(続


2)立ちはだかる存在の厚みよ。毎度思うが不世出の女形。話は相変わらず無茶苦茶で、ついていけない観客多数。両花道の様式美。らくだ、爆笑しながらも江戸というなんでもありな時代を思う。半次、久六、馬吉、みんな世間のはみ出し者。現代なら精神障害のさまざまな病名がつくであろう人々。(続


3)ギャンブル依存症、ADHD、知的障害との境界あたりの、社会の周縁にいる人々。彼らは病気として隔離されることなく、これもヤクザ者すれすれの家主が住まわせて、なんとなく世間と行ったり来たりして、少し迷惑をかけて、生きていた。歌舞伎にはそんな人たちが、さりげなくたくさん出てくる(続



4)黙ってたたずんでいる染五郎の表情に、独特の(発達障害らしい)雰囲気を感じ、なるほどと腑に落ちた。他の芝居でも、ゲイもたくさん出てくる。三人吉三や白浪五人男は明らかにBL(レズビアンはついぞ見かけないのは、作者が男ばかりだろうか)。周縁に生きる人とそれ以外の世間を峻別しない(続

5)ままに芝居の題材にする。現代では生まれづらい芝居。染五郎の完璧なコメディアンぶりは、「コメディアン」という役回りの最も難しい部分(周縁の人であることを感じさせる)が凝縮していた。元禄花見踊、はい、玉三郎さんのもとにみんないらっしゃーい。まさしく全員を手玉にとる踊り。眼福(終


# by apakaba | 2016-09-30 14:21 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2016年 09月 25日

FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園

会期終了してだいぶ経ってしまったが、去る8月26日、「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園(公式サイトこちら)へ行ってきた。
私のブログを読んでくださったネイキッドの方が、ご招待してくれたのだった。
「ぜひ、我々の仕事も見てください」というお誘いに甘えて、東京ミッドタウンへ行ってみた。

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恥ずかしながら、ネイキッドという会社も、その事業についても寡聞にして知らなかった。
「ネイキッドは映像やインスタレーション プロジェクションマッピングなど 人々の体験をデザインするクリエイティブカンパニーです」とホームページにあるとおり、空間演出でのエキスパートらしい。
たしかに、うん、モノスゴク、イケてた。


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インスタで撮影した写真を、スマホからこの大きな画面に飾っていくことができる。



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プロジェクションマッピングを、花に当ててさらに立体的に見せている。
プロジェクションマッピングは平面的な対象を考えがちだが、ここまで凹凸の激しいものに大胆に当てていくのはおもしろいし、美しいと思った。


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水の中から水面を見上げているような気分になるが、枝(?)を揺らすと、雨粒のような水滴の波紋が葉の裏側に映る。

ひとつの大きな会場を区切って、いろいろな空間演出を次々と見せる。
各コーナーには、そのイメージにぴったり合う香りを流している。


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あまり注意を払われないところに、鳥の影が映りこんでいく。


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ここだけは会場のオリジナルな香りとは異なり、高田賢三のパフュームが使われている。
中央には、切り絵で繊細な葉が。


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「バニヤンツリー」に使われているのは、「未来紙」(とネイキッドの方が呼んでいた)という不織布。

この他にもたくさんのコーナーがあるが、ひとつの大きな会場に入り組んで並んでいるので、少しずつ他のコーナーが見えていて、全体の景色に影響しあっている。
遊園地に来ると、しばしばこういう風景がある。

ネイキッドの方が懇切丁寧な解説をつけてくださったおかげで、だいぶ舞台裏というか、ふつうの来場者が知らない仕掛けなどを教えてもらえた。
多くの人が見落としてしまいがちなところでも作り込んでいて、それを「実はここにこんなモノを映しています」とか、「実はこのコーナーの木はほんものの木を使っています」「これはここにセンサーが仕込んであります」と教えてくれる。
そうやって見ていくと、たしかに大変な人材と技術を駆使して、この空間を作り上げているのだとわかる。
しかし、多くのお客さんはそんなことを知らない。
自分の感じられる範囲で、自分たちなりに楽しんでいる。

ネイキッドは、その方針として、極力説明を排除して、見る人の感性に依存し、言い方を変えれば感性を信じて、種明かし的な説明がなくてもビビッドな体験となってくれることをめざしているとのことだった。
「説明はダサい」と切り捨てることで、お客を選別しているように思えるが、会場を見回す限り、来場者(ほぼすべてが女性!)の表情は皆幸せそうである。


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いかにも女性に受けそうなイベントだな……少しもちゃちなところがなく、隙間なく美しく、隅々まで幸せな感覚が満ちている。
物販コーナーも、女性の購買意欲にマッチしている。
さほど高くなく、気の利いたものだけが売られている。
うーんこれはモテそう。
代表の村松亮太郎氏が、やたらと男前なことが、会の成功を約束している感じ。


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メディアに出ているどの写真を見ても、隙なく色男だもんね。
たぶんこれだけのステキ空間を緻密につくりあげるのだから、相当の美的センスとカリスマを持った人なんだろうなとは想像がつくが、「モテそうな感じ」という直感は、おそらくこの村松氏の発するオーラによるものではないかと思った。

インタラクティブなデジタルアートというと、まずチームラボが浮かんでしまうが、ネイキッドがめざしているのは、チームラボとはまったく別のものだ。
両者を引き比べることには意味がない。
チームラボが「日本」「教育」に鋭く切り込み、古典への志向を明確に打ち出して、それをデジタルで表すことに徹底的にこだわっているのに対し、ネイキッドにとっては、デジタルはひとつの手段であり、美しいこの世の楽園を現出させるためには、アナログ的な手法もどんどん取り入れる。
たとえば、イミテーションの木にほんものの熱帯植物が混じり込んでいたり、切り絵しかり「未来紙」しかり、質量を持った「ほんもの」と、光や音や香りといった質量のないものをまじえて置くことで、その区別は曖昧になる。
多面的に快楽を引き出す。
チームラボが、見つめていると胸を締め付けられるような切なさが込み上げてくるのに対し、ネイキッドはその逆に、ひたすら胸の締め付けから解放され、快楽で満たされる感覚になる。

「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園」は、東京では終了してしまったが、10月からは沖縄で開催されるようだし、東京では「SWEETS BY NAKED(公式ページこちら)」がスタートしている。
ああ、またも女性に大受けしそうなイベントなんですね。
映像(ましてや写真)ではネイキッドの魅力をうまく伝えきれないので、空間演出の最先端の仕事を知りたければ、会場に行ってみるしかない。
テクノロジーとマニュファクチュアの融合で、幸福感が呼び起こされる。


# by apakaba | 2016-09-25 22:54 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2016年 09月 22日

一応、誕生日ディナー

私の誕生日が近いので、ゆうべは家族そろって誕生日ディナーにした。
した、というか、いつものように次男「アキタコマチ」が作ってくれたのだが。
水曜日が定休日なので、家族の誕生日ディナーは必然的に水曜日になる。
「アキタコマチ」が作ると言うと、夫も「ササニシキ」も「コシヒカリ」も、ふだんより何時間も早く家に帰ってくるのがすごい。
なんて現金なの。

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牛タンの赤ワイン煮。
おいしいに決まってますね。


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湯引きした血鯛のサラダ。
ミモレットとキヌアパフを載せた。


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黒糖とくるみのタルト。
お盆休み返上で、スーパーパティシエのもとで修行してきた(その話はこちら→お盆休みも働くの)。
伝説のシェフに気に入ってもらえたようで、シェフが講演する食のフォーラムの手伝いに駆り出されたりしている。
その会場で、またいろいろな飲食業界のえらい人に紹介してもらったらしい。
その期待に恥じないよう、がんばってください。

勤め先のシェフから「休日は何をするんだ」と聞かれて、「母の誕生日パーティーということで、毎年のように僕が作るんです」と答えると、シェフは感激して半泣きだったと。
「アキタコマチ」は、昔からみんなの息子だ。

それにしても食べたね。
「これ以上の味を出すには、お店(勤め先)のだしがないと……」と本人はもどかしがるが、我々シロート(残りの4人)には、年に何度かしかありつけない、すてきなディナーよ。
日本の将来の飲食業界を、牽引していってくれ。

ところで我が家は、私にプレゼントをくれない。
夫も長男も次男も(彼は料理をするが)くれない。
娘だけが律儀にプレゼントをくれる。
きのうはスリッパをくれた。
うれしいねえー。


# by apakaba | 2016-09-22 22:00 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2016年 09月 17日

あいかわらずとしか言いようのない「ササニシキ」

少し前のことになるが、次男「アキタコマチ」の誕生日を家族で祝った。
といっても親からはプレゼントはなくて、料理も本人が作ってみんなにふるまうという毎度の形式。

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ビーツの冷たいパスタ。
これにタコとルッコラのソースも添えて、混ぜて食べる


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豆のサラダにごぼうの素揚げを載せた


子供たちは、親はプレゼントしないがきょうだい同士でプレゼント交換をする。
長男「ササニシキ」は、ここ数年、7月の「コシヒカリ」の誕生日には「金がない」と言って間に合わず、9月に「アキタコマチ」にプレゼントを渡すとき、一緒に「コシヒカリ」にも渡している。
「アキタコマチ」にはサーモスのタンブラー(なぜか2個セット)、「コシヒカリ」にはお茶碗と汁椀のセット。
ともにアトレクラブビューポイントのポイント交換でもらったものらしい。
うーんせこい。
ふたりとも微妙に困り顔ながら受け取っていた。


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「ササニシキ」に「あんた3月で大学院を卒業したら、晴れてプータロー?」と聞くと、にっこり笑って「うん」。
「あんたこのままで司法試験に通るの。大丈夫そうなの。」
「174人中、40番。」
「ええとー、それっていいの、ダメなの、私にはよくわからないけど。」
「このままいけば、まあ大丈夫。成績が落ちなければ。」
「ふうん。それならいいけど。このゲロが出そうな字で試験問題の解答を書いているんだね。」
「うふふっ、そう。」
「先生も大変だよね。採点にこんな字を読まなくちゃいけないんだから。ふつうなら無条件でバツだよ。」
うふふふっと笑いながら、
「最後の方は時間がなくなってくるから、よけいにひどい字になる。バーって書きなぐって、自分でも読めない。」
と喜んで見せてくる。


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「お前のこのゲロの出そうな字を、全国のみなさんに晒しておくよ。」
「ふふふ。でもオレ、刑事法は得意だよ。授業中、オレの解答が模範になってまわったりしてる。」
「こんな汚い字が見本としてクラスにまわるの。えええー。」
「いひひひひっ。」
そんな「ササニシキ」は、今朝早くいきなり「福井へ旅立つ。」と言いながら出かけてしまった。


# by apakaba | 2016-09-17 11:18 | 子供 | Comments(0)
2016年 09月 12日

目の痛みはナゼ

ブログではご無沙汰です。
前回の投稿から、1ヶ月も経ってしまったのね。
久々に書いたと思ったら、例によってしょぼくれた話で……一週間くらい前から、左目が痛い。
はじめはまつ毛とかゴミとかが入ったのかと思って気にしないでいたが、痛みが治まらず、なんとなく顔の左側全体に広がっている感じがある。
これは異物じゃなくて神経の関連じゃないの、とうすうす思っていた。

今日、眼科に行って診てもらったが、やはり異物はないという。
「ヘルペスとか帯状疱疹の可能性はありますねえ」という。
うん、そうじゃないかなって思ってたよ。
2年前の顔面神経麻痺と今年5月の後頭神経痛で、神経系の痛みはよくわかっている(詳しくは、「健康・病気」のカテゴリをごらんください)。

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ある日の夕食。
スモークチキン・伏見甘長唐辛子・ヤングコーン・マッシュルームのスパゲッティ


痛いといっても激痛でもないし、きっと軽い症状なのだろう。
このまま、自然治癒も十分見込めるらしい。
しかしやたらと左側の具合が悪いわね私は。

左の目を中心として、頭皮から頬、左顎まで全部がひりひりと痛い。
帯状疱疹が出ませんように〜。
しかしトシですわ。
ちょこまかとくだらない病気にかかって、生命力を少しずつそがれていく。


# by apakaba | 2016-09-12 21:51 | 健康・病気 | Comments(0)
2016年 08月 11日

お盆休みも働くの

会社勤めの皆様は、お盆休みがスタートしたころでしょうか。
いかがお過ごしですか。

次男「アキタコマチ」はフレンチレストランのコックで、週休1日で働いている。
超人手不足のため、長時間勤務でやっているが、お盆は一週間の休みが取れる。
まとまった日数が空くと、学生のころから、一人で海外や国内の遠隔地へ旅行に行っていた。
「夏休みはどこに行くの」と尋ねると、「働く」。

「旅行するお金はない。だから休みを利用して研修に行こうと思って。」
お盆休みの一週間、シェフの知り合いの有名パティシエの店で、無給で研修に入れてもらうことにしたという。
そこは超人気店で、朝6時に出勤して夜は遅くなると12時になるという、勤め先のレストラン以上のハードな勤めだという。
お菓子ってハードなのね。
できあがったお菓子は夢のカタマリみたいにファンタスティックなのに、作るのは大変なんだねえ。

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研修前日(=夏休みに入る日)、ヴィシソワーズを作ってくれた


息子も、調理学校に2年間かよっていたから、当然お菓子も作れるが、さらにきちんと作れるようになれば、将来役に立つこともあるだろう。
でも私だったら、一週間休みがあったら、仕事と関係ないことをするだろうなあ。
怠け者だった次男が、いつの間にこんなに勤勉でガッツのある社会人になってしまったのか、自分の怠惰さと引き比べても不思議になる。

「オレは、結局みんなが昔がんばってたころに何もがんばってなかったからね。たとえば、部活とか、受験勉強とか、趣味でバンドやるとか……友達はみんなそれぞれの年齢で何かに打ち込んでたけど、オレは地道な努力を回避してた。
だから今がんばってるんだと思うよ。」

おもしろい人に会え、いろんな大人を見ろ、道を極めている人を知れ、と、怠惰な次男には小さいころから言ってきて、そういう環境に身を置くように仕向けてきた。
この夏休みの「パティシエ修行」には驚いたが、自分をギリギリまでこき使うのは、若いうちしかやれない。
いい人とめぐりあってきたことが、実を結んでいるんだな。
人情家でアツい大将のシェフだが、やっぱり超一流の腕と、息子にどんどん大きな仕事を任せてくれる信頼関係が、今は息子を育ててくれているのだろう。
ありがたやー。

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バター醤油風味の焼きとうもろこしのごはん。
(私が作りました)


しかし、料理業界の離職率の高さたるや大変なものらしい。
料理人も菓子職人も、若い人はあまりのキツさに、あっという間にやめてしまうという。
職場の人間関係なども絡むのかもしれないが、せっかく入った調理の仕事、若い人たちにはがんばって続けてほしい。
そのためには、尊敬して付いていけるトップが必要なんだろうけどね。


# by apakaba | 2016-08-11 12:45 | 子供 | Comments(0)
2016年 08月 09日

「コシヒカリ」が老いたコーシローを思いやる

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10年前、飼い始めたころのコーシロー



夫と香港旅行に行って、帰ってくると、コーシローは出迎えにも来ずただただ寝ている。
気分屋なので、外出から帰ってきても、いつでも尻尾を振って喜ぶわけでもない。

ただ、毎朝、娘の「コシヒカリ」が起きてくると、たいていはかわいがってもらうために出迎える。
「コーシローは『コシヒカリ』が好きなんだね。」
と私は毎朝言っていた。

「でも、コーシローが本当に好きなのは、おかーさんじゃないのかなって思うの。」
香港から帰ってきた翌朝に、出迎えたコーシローを撫でながら「コシヒカリ」が言った。
「なんで?」
「だって、留守番の最中には、一度もこんなふうに出てこなかったよ。いかにも毎朝わたしにかわいがってもらうために出てきてるみたいにしてるけど、おかーさんが見てないと出てこないんだよ。
たぶん、かわいがってもらっている自分を演出してるだけなんだと思う。
それに、おかーさんがいない間、ずーっとさびしそうにしてクンクン鳴いたり、玄関のところにうろうろ出て行っちゃったりして、あとは死んだみたいにだらーっと寝ちゃってて、ちょっとも動かないの。
呼んでも来ないし。
わたし、もうコーシローはさびしくて死んじゃうんじゃないかと思って、本当に心配だった。
だから、今まで、コーシローが一番好きなのはわたしなんだと思ってたけど、本当に好きなのはおかーさんかなって思った。」

本当に好きなのは、なんて、考えたことないけど、犬にとって、この人はこういう存在という区別はかなりはっきりつけているように思う。
犬は老いて、娘は大きくなった。
でも、犬は自分が老いたという自覚はないように見える。
時間の流れ方がちがうだけなんだな。


# by apakaba | 2016-08-09 22:10 | 子供 | Comments(0)
2016年 08月 03日

京都でたくさん歩いた

土日で京都へ行ってきた。


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土曜日の観光は貴船神社のみ。
夏はずいぶん混むのね。そしてそんなに涼しくなかったね。

この夜は4軒まわった。
酒飲みばんざーい。


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日曜日は市内をスタンプラリーのようにぐるぐるまわった。
まず龍谷ミュージアムと東華菜館。
東華菜館の春巻きは、ふつうの春巻きとだいぶちがうけど好き。
ふつうの春巻きはどこでも食べられるからねえ。


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京都御苑の厳島神社へ。
遠くから見ると、鳥居の形が「唐破風屋根みたいだ……」。



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近づいてみるとやっぱり唐破風っぽい。
京都三珍鳥居のひとつだと後から知った。
そのときは、鳥居の形にすぐに気づいた私えらいって思ったけど、もしかして常識なの?

京都御所が通年一般公開になったばかりなので、さっそく行ってみた。
「外国人観光客にも広く公開できるように」という政府の意向を受けて、通年一般公開になったという。


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京都御苑から歩いているときには、日陰もまるでなくて、死んでしまいそうに暑かったけど、さすが京都御所は見る価値大なり。


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紫宸殿は、東大寺大仏殿に匹敵するほどの迫力だった。
ドキドキするほど大きかった。
門や庭や、御殿の襖絵など見ながら歩く。
御所をひとまわりすると、まるで短い旅をしたかのような充実した気持ちになった。


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金閣寺に来ると思う。
肉眼で見ているととても近く感じるのに、写真にすると絶望的に遠く写るのはなぜだろう?
これほど、目と写真とで大きさがちがって感じられるものってあまりないような。
まるでお月様のようじゃないか。


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北野天満宮には七夕飾りがたくさんあって、楽しげだった。
ここの唐破風はなかなか勾配がきっちりついている。
勾配が急だと、派手な印象になる。


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最後まで唐破風で。
さらさ西陣は銭湯をリノベーションしたカフェ。
働いている女の子がみんなかわいい。
内装のマジョルカタイルもかわいい。

たくさん歩いて、日頃の座りっぱなしでPCばかり見ている生活と、つかの間のサヨナラ!


# by apakaba | 2016-08-03 12:38 | 国内旅行 | Comments(0)