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あぱかば・ブログ篇

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2020年 07月 31日

7月の投稿

今日で7月が終わるというのに、何も書かずに1ヶ月が経ってしまった。
新型コロナウイルスの感染拡大で、心が晴れない日々。
心も晴れないが天気も最悪で、今月の東京で一日中雨が降らなかったのは7月19日たった一日だけであった。
もう梅雨とか風流な呼び方はやめて、雨季だと認めるしかないんじゃない。

いろんな映画を見たり本を読んだりはしているが、書く気が起きない。
というわけで、生存証明で7月にFacebookに載せていた写真や投稿だけでも……

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朝からいい夢(8日)


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驟雨(11日)


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I ♡ 歌舞伎町


『ペイン・アンド・グローリー』『DOPE SICK』を読んだ身にはしばしば出るヘロインのシーンが恐怖。なんかもうアルモドバルもいよいよ上がりか。にしてもペネロペちゃんのいい女ぶり、生まれ変わったら絶対ペネロペちゃんになりたい。あんな母ちゃんだったらそりゃ息子はストレートの恋愛できないや。


『カセットテープ・ダイアリーズ』原題に対し苦しすぎた邦題。なんじゃこりゃ意味ない。懐かしのパキスタン、ウルドゥー語もちょっとだけ聴き取れてうれしい!ラーワルピンディーが故郷だと。30年前に行ったな。ラーワルピンディーでも若者はしっかり恋愛をしていたが、許嫁と結婚すると言ってた。(続

2)初めてボスを聴いた夜、ガレージに大書された「PROMISED LAND」の文字にグッとくる。パキスタン移民が親しくなるのはシーク教徒(インド)というのも興味深い。でもまとめて差別されてる。バングラパーティーの中で一瞬だけ聴く『ビコーズ・ザ・ナイト』も好き。移民の約束の地は、どこ。(15日)


今日、次男が結婚したらしい!
やっっっっっっったああああああーーー!
バンッザーイ!!!!!!!!!!(15日)


カレーパンとチョコレートドーナツと焼きそばパンを食べてお腹いっぱい
給食を食べない日のお昼は比較的メチャクチャ(17日)


都内某所、おばあさん同士で会話

おばあさんA「あーあ、Go Toキャンペーンに申し込もうと思ったけど、年寄りはだめなのね。」
おばあさんB「えっ、もうどこかの旅行に申し込んだの?」
おばあさんA「ううん、まだよ。東京から出るときっとバイキン扱いね。だけど失礼よね、東京の人間ばっかりが移してるみたいに言われちゃってさ。逆に、地方から東京に来て、移して帰る人だって絶対いるはずよ!」
おばあさんB「いやそんなことないみたいよ、やっぱり東京で移されてるみたいよ。」
おばあさんA「そうかしら。ウイルスは江戸っ子ね!江戸っ子ウイルスなのね!」
おばあさんA、B「ウフフッ、ウフフッ」

おばあさんたちの、なんでも笑いごとに変えてしまう才能よ。(17日)


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何かお手伝いできることはないかと少し立ち止まるが(20日)


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品数の多い朝ごはん(21日)


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せっかく新車を買ったので、せめて近場に一泊ドライブ旅行でも行こうと思っていたが、さっきキャンセルした。
スガさんは旅行大丈夫と言うけど、都知事がダメと言うから……というわけでもないが、東京のナンバーつけて都外に出るのは危険を感じるし、感染する/させるのも怖い。
娘は「連休中は出かけるなってことで感染者数を急に増やした(東京366人)」とか言っているが、あながちデタラメとも思えない、毎日の発表よ。

関係ないがうちの犬はここ半年ばかりの間に舌を出して寝るようになった。
昔は絶対舌なんか出していなかったのに、トシだなあ。
こっちも同じだが。(23日)


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都民は都内から出ないのがよし、というわけで……
「おさなごころを、きみに」
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
共に今ひとつであった。
期待して行ったのだが、人間存在への深く鋭い思考が感じとれず、失望。
※各作品に対して質問があればコメントください。(25日)


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おとなしく都内をほっつき歩いているが、まるでシンガポールのような天気よ(26日)

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とりあえず都内を車でチョロチョロ走っている分には、さほど感染リスクも上がらないだろうということで、連休は麻布と吉祥寺。

麻布の不思議な感じの喫茶店「cafe kariz」
伊達政宗の下屋敷跡で、地下水を汲み上げたコーヒー。
床板の一部を外して、地下に降りられる(お客は降りません)。
ケーキは取り立てておいしいというほどでもなく、コーヒーはまあおいしい。
店番のアゴマスクのおばさん含め、実に不思議な場所だった。
カリーズとはアフガニスタンやウイグル、トルキスタンあたりの言葉で地下水道を意味するらしい。
アラビア語のカナート。
なんか奥深い。

吉祥寺でいつものハモニカクイナだが、今週のソーキそばは胡麻だれのつけそばで、おいしいけれどやっぱり普通のソーキそばの方がスープが断然おいしい。
でもいつも限定メニューを選んでしまうねえ。
早く都内から遠くに出かけたい!!!!!(28日)

こうして並べると、まあまあ書いているものだ。
本当はもっと書きたいが、疲労が激しくて、夜は9時半くらいに眠くなり、10時に寝てしまうのである。


# by apakaba | 2020-07-31 19:42 | 生活の話題 | Comments(0)
2020年 06月 30日

大変遅くなりましたが『愛の不時着』見ました

やっと、『愛の不時着』を見終わった!!
評判どおり、おもしろかったなあ。あまりにも長かったけど。
韓国ドラマは長いのが欠点(見るのに覚悟がいる)。

主たる舞台が北朝鮮で、韓国俳優たちが北朝鮮の言葉を話しているのも見もの(聞きどころ)。
当たり前だが北朝鮮は世界から孤立しているわけではなく、それどころか80%以上の国と国交がある。
日本では、北朝鮮が秘密のベールに包まれていて孤立しているように考えている人が多い気がする。
当たり前だが北朝鮮の人にも毎日の生活があって、親子や近所付き合いなどの温かい交流がある。
そのことを、頭ではわかっているつもりでも、こうして人物に名前と個性を与えられて映像になると、その当たり前のことがひときわ感動的だ。
昔行ったパキスタンやインドネシアやネパールやインドであった出来事(列車の大規模な遅れやたちまち寄ってくる物売り、毎日停電などなど)を思い出し、懐かしくなるが、これは昔ではなく現在の北朝鮮の暮らし。
そう思うとせつない。

美男美女の主演をはじめ、役者のうまいこと。
韓国の財閥令嬢のヒロインは、表情がくるくる生き生きと変わるところが本当にかわいい。
北朝鮮の中尉のヒーローはヒロインと好対照の抑えた表情が職人芸。
表情筋をミリ単位で動かして、気持ちを表現する繊細さ。
両者ともすばらしい俳優。

主人公たちは二人とも恵まれた出自を最大限に利用して、なんとか自分たちの恋を成就させようとがんばる。
その方策も庶民には思いもつかないことばかりで胸のすくポイントだが、私の好みの役どころは「詐欺師の男」と「北朝鮮の卑劣な上官」だった。
この二人は共通して家族がいない。
人生の前半にどん底を経験しており、そこから這い上がるために汚いことを重ねていく。
彼らダークヒーローの不幸さは、「本当にこんな悪事がありそうだ」と思わせるほどの説得力ある演技で涙を誘う。
好きだったなああの二人。

声がいいのも韓国俳優の大きな魅力だ。
主役のリ・ジョンヒョク氏はちょっとこもりがちな声質だが、特に声がいいのはヒロインのユン・セリ氏(低めでかわいい)、セリさんの太った部下と詐欺師の男(共に低音で響きがいい)。
きちんと演劇の勉強をしているからなんだろうなあ。

それにしても画期的なストーリーだったなあ。
統一コリアは夢のまた夢という現状だが、統一は無理でも、せめて自由に人と人が行き来できるように、なってほしい。


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都羅展望台から北朝鮮を眺める

初めて見る北朝鮮の大地を前に、言いようのない感慨が押し寄せます。広大な原野の風景は、こちら側も向こう側も、なんら差はないように見えるのに、まったく隔てられた人生を生きているとは。展望台の屋根から、鳥は自由に北へ飛んで行きます。鳥には軍事境界線はないのが当たり前ですが、ここにいると、思わず行く手を目で追ってしまうほど、貴重な姿に見えてきます。」
旅行ライターの仕事で書いた38度線ツアーの記事から。
ドラマの冒頭と最後の方に、鳥が自由に38度線を越えていく映像を見て、自分が見た鳥の姿を思い出した。


# by apakaba | 2020-06-30 17:12 | 映画 | Comments(0)
2020年 06月 18日

来年度も「ウワアー」と歓声を上げてもらうためには……

今年も自己紹介の季節がやってまいりました。

とはいっても、今年度は4月の入学が6月へと大幅に遅れてしまったため、今ごろになって1年生の各クラスを回って自己紹介をしている。
近隣の中学校での自己紹介は、毎年同じ。
近隣の小学校から入ってきた人は、全員、私の声を知っています(影絵劇団をやっているから)。
私は、あなた方が見てきたすべての公演の、すべての主役の声を演じてきました。

この中学校の半分の子はその小学校から来ているから、クラスの半分の子供がここでウワアっと盛り上がる。と、いうのが、お決まりの挨拶パターンなのだが、今年の1年生は今までで一番ビビッドな反応だった!
「あああっ!ほんとだ!」
私が話すと「あー!聞いたことある!この声!!」
「おーっ!実写だぜ!実写(ちょっと、違うけど……)!!」
いいなあこの子供らしい歓声。というか、未だ小学生そのもの。
まあ6月に入学したのだから仕方ないか。
一瞬で1年生の半分が憧れと尊敬のまなざしに……毎年思うが、つくづく影絵の力はすごい。
私の力はそのほんの一部分なのに、一番目立つポジションの恩恵にあずかり続けている。
ありがとう劇団よ!おかげさまで今年も、つかみはOKだ!

しかし、今年度は休校が続いたせいで、小学校での6月の公演が流れてしまった。
毎年、年に2回ずつ公演をしているが、今年度は12月だけ。
それも、新型コロナウイルスが落ち着いているという前提で。
影絵の公演はまさに“ライブハウス”と同じ状況なので。

中学校での「ウワアー」の歓声に感激して、12月公演の実現を切に願う日々。
しかも、予定では次回の公演では10年ぶりに女の子の役をやることになりそうで、それもかなりプレッシャーなのだ。
女の子かあ〜。どうやろうか〜〜〜。
私は基本的に男役専門なので、公演の前には男性ボーカルの歌を歌いまくっている。
気休めというかお守りというか、“男の感じ”をつかめる気がするので。
10年ぶりのプレッシャーに満ちた女の子役、どうしたらいいでしょう!
12月までだいぶあるけど、なんだかんだ月日は過ぎてしまうものですからね!
自主トレはしておくに越したことはないですね!

ようするに、また来年度の1年生にも「ウワアー」と言ってほしいんですね。
やっぱり、子供に関わるのが好きなんですよね。

松田聖子『The 9th Wave』を渾身のモノマネで歌う。
松田聖子は聴けば聴くほど稀代の歌い手だと思っている。
音のひとつひとつまで、隅々まで、ユキワタッテイル!
“女の感じ”が!!!!!!
どのアルバムも好きだが、『The 9th Wave』は、思い出深い、一番好きなアルバムだ。
しかしこの時代の歌って、ほんと詞も曲も渾身だわ。
すばらしいわ。
公演まで、松田聖子に学んで女の子役を身につけるべく努力する!
おばさんが渾身のモノマネで松田聖子。
ええ、笑いたければ笑ってくれたまえ。

来年度も「ウワアー」と歓声を上げてもらうためには……_c0042704_18112836.jpeg
酒がなきゃやってられない、ということではありません



# by apakaba | 2020-06-18 18:21 | 生活の話題 | Comments(0)
2020年 06月 17日

Netflixなど

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ステイホーム期間ですっかり甘ったれになってしまった


緊急事態宣言の自粛期間中は、あれこれ書く気があったのに、自粛が明けると共にやる気(書く気)もすっ飛んでしまった。
仕事の原稿は書いているけど、それ以外に何か書こうという気力が湧かない。
その時間があったら本を読んでしまう。
本ばかり読んでいる。
おもしろい本がいっぱいあるが、感想や紹介を書く時間があったらまた新しい本へ……という具合。

あとはテレビが新しくなったので、やっとNetflixに入って海外ドラマを見ている。
Netflixオリジナル映画も見ているが、ドラマは1時間程度なので気楽に手が出る。
続きものは、
韓国のドラマ『バガボンド』
ドイツのドラマ『ドッグス・オブ・ベルリン』
アメリカのドラマ『スノーピアサー』

『バガボンド』は豪華ロケと毎度ハラハラドキドキのアクションがおもしろかったが、話が進むにつれラブ要素も増えてきてややスピード感が落ち気味だった。
まあ全体によかった。
『ドッグス・オブ・ベルリン』は旧東ドイツっぽい風景がナイスだが、エッチなシーンが由美かおるの入浴シーンの如く毎度毎度サービスのつもりか少しだけ登場するのがちょっと。主人公がずっとろくでなし。
『スノーピアサー』はまだ2回しか見ていないが前評判よりだいぶおもしろい。映画版も悪評だけど私はけっこう好きだったし(ソン・ガンホが出ればなんでもよし)。
本の紹介はまたいずれ。

Netflixといえば韓国ドラマの『愛の不時着』がとてつもなくヒットしているそうだが、娘の「コシヒカリ」がまさに大ハマりして自分の映画感想ブログに怒涛の執筆をしたらしい。
そしてそのブログが大ヒットしてして、エキサイトブログの映画部門で長いこと首位を独占していたという。
私はそのブログを読んだことがないが(身内ってそういうものですね)、なんにしても人気が出るのはいいことだ。



# by apakaba | 2020-06-17 17:08 | 生活の話題 | Comments(0)
2020年 05月 31日

リモートワーク最終日

リモートワーク最終日_c0042704_22010035.jpeg
明日から、3人とも出勤の日々に戻る。
私だけ、先週1週間の出勤をしていたが、あとの二人は電車通勤にびびっている。
子供たちが高校生くらいで、5人でばっちり在宅していたら、私もみんなも疲れ果てていただろう。
この約2ヶ月間、一度も外食せず3食作っていたが、娘がかなりやってくれたので少しも大変ではなかった。

娘が隣からもらったキンシバイを活けて、こぼれた花も飾っていた。
女の子はいいなあ。
そんな娘も、明日からはいよいよ社会人として本格始動だなー。


# by apakaba | 2020-05-31 22:02 | 子供 | Comments(0)
2020年 05月 28日

香港「法租界」閉店

今朝、とても、とても悲しいメールを受けた。
香港のプライベートダイニング「法租界」のスタッフ、クリスさんからの、閉店のお知らせだった。

法租界に初めて行ったのは2015年の1月。
以来、2019年の1月までのまる4年間に、全部で9回行っていた。
年に3回行った年もある。
夫と二人で、一人で、娘と、友達と、夫と次男の“フード合宿”で、最後は家族全員と次男のフィアンセも一緒に。
いろいろな組み合わせで食べに行き、いつでもおいしくて楽しくて最高の気分になれた私房菜(しぼうさい/プライベートダイニング)。
「Covid-19 の影響」とのこと。
デモの最中でも店を開けていたのに。
きっとデモの激化で客足も落ちていたのだと思うが、それに加えて新型コロナウイルスでは……。

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フランス料理と上海料理、さらに日本など各国の料理の素材と調理法を取り入れていた


2015年に初めて行ってから、一度も行かなかったという年はそれまでなかったが、2019年6月から香港のデモが一気に激化し、とても旅行ができる状況ではなくなってしまった。
そのため、2020年には正月フード合宿を初めてソウルに変更したが、香港に行きたい気持ちは変わらなかった。
毎年年末にメールで席の予約を入れていたのでどうしても気になり、予約でもないのに新年の挨拶メールを送った。

「毎年お正月休みに予約のメールをするのに、ツーリストにとって香港が安全とは言えないため、今年はあきらめました。
平和な日々が香港に戻ってくることを心から願っています。また絶対に行きますから!」
というような内容で、最後に「光復香港」という、香港デモのスローガンを漢字で書いた。
本当は「光復香港 時代革命」でセットなのだが、書こうかどうしようか迷ったので、遠慮して半分だけを書いた。
迷った理由は、クリスさんはじめスタッフが、まさかとは思うがデモを支持していなかったらどうしよう、とほんの少しだけ心配だったからだ(政治の話をしたことはそれまでなかった)。
その頃は毎日、中国政府の残虐極まりないデモ鎮圧の映像を見ていて、胸が苦しくてたまらなかった。

クリスさんから返事が来た。
「今のところ、警察が来なければ以前よりはるかに安全です。
今はなんとか平和にやっています。
私たちは若い世代に本当に感謝し、誇りに思っています。
私たちは、将来の自由と民主主義のために戦い続けます。心配しないで。」
そして、今までは英文のみのやりとりしかしていなかったのに、「光復香港 時代革命」と。
その漢字の羅列を見たら、涙が堰を切ったように吹き出した。
当然そうだとは思っていたけれど、やっぱりデモを支持する姿勢をはっきり書いてくれて、ほっとした。

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迷路のような香港の、迷路のようなアクセスを経て、味の冒険へと


自分の身の回りで起こっていることでないと、どんなに大きな物事でも、他人事に思える。
それは仕方のないことだと思う。
だからやっぱり、家を出て、日本を出て、世界に出ていくことは本当に大事だ。
新年の挨拶メールを受け取って、もっともっと香港が恋しくなったし、海外旅行ができそうになったら、一番最初に香港に行って法租界を再訪しようと誓った。

誓ったのに。
今月末に閉店なんて。
常連さん向けの案内メールを年に数回くれていて、「私は常連といえるほどの頻度で行ってないのに、悪いなあ」とも思ったが、わざわざ日本からコンスタントに食べに来る人間は、やはり常連に数えてくれていたのだろう。
折しも、中国は香港に国家安全法を導入する方針を採択した。
新型コロナウイルスも憎いが、国家安全法には慄然とする。
自由で洗練された、旅行者にとってこの世の天国のような香港は、このまま消えていく運命か。
法租界には、またどこかの地で、どこかの機を捉えてあの料理を提供してほしい。
しかし、それが叶うのは、いつ、どこでなんだろう?
とにかくもう本当に悲しくてつらい。
今までおいしくて楽しい料理と時間をありがとう。
でもつらい。
世界が嫌な方に一歩進んだことを実感する。

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調理が終わるとさっさとオープンキッチンを磨いて帰ってしまう、キッチンスタッフ。
美しかったこの厨房を見ることはもう叶わない。


# by apakaba | 2020-05-28 18:49 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2020年 05月 22日

文殊ちゃんの声と「あり・をり・はべり・いまそかり」が頭に響く

文殊ちゃんの声と「あり・をり・はべり・いまそかり」が頭に響く_c0042704_14483984.jpeg
5月14日の空
飛行機雲が割れている


きのう、学校再開の話をブログに書いたせいだと思うが、学校の夢を見た。
といっても生徒はひとりも出てこず(生徒が出る夢もよく見るが)、教育実習生のような若い人たちが出てきた。
だが本当の教育実習生であるのか、社会人の短期教員体験プログラムのようなものなのかは不明。

一番若い女性はまだ大学1年生のようで、かわいい顔をしていて名前(苗字わからず)が文殊(もんじゅ)というらしい。文殊ちゃんと呼ばれている。
他にも数人の若い人がいるが、その中ではやや年かさの女性と文珠ちゃんがペアになって、授業を回ることになる。
すると文殊ちゃんは大変な気の強さというかわがままを発揮して、「私はカミタニ先生と組みたいんです。あの人じゃだめです!」と言ってくる。
「ええとそれはどうして?」
「だってあの人は、国語が専門じゃないんです。私は国語専門ですから。あの人はなにしろ『あり・をり・はべり・いまそかり』も知らないんですよ!『あり・をり・はべり・いまそかり』も知らないような人と、組みたくありません!」

そしてつかつかと相手の人のところへ行き、「言ってみなさいよ、『あり・をり・はべり・いまそかり』ってなんなのかを!」と迫る。
その人は困っているが文殊ちゃんよりは大人なので、下手に出て機嫌を直してもらおうとしている。
文殊ちゃんにはその煮えきらない態度がいっそう癇に障るようで、「ほらっ説明できない! カミタニ先生に説明してもらうから聞いてらっしゃいよ! ねえカミタニ先生、この人に説明してあげてくださいよ!」
こんなことに巻き込まれたら、私が文殊ちゃんと懇意にしていると勘違いされてしまう。
初めて会ったばかりなのに。ちっとも懇意じゃないのに!

それで「いやあ、まあ、中学生だと『あり・をり・はべり・いまそかり』までは習わないし、今回は見学くらいで、生徒に直接教えるところまではいかないと思いますよ……第一、私は国語の授業を教える教科の先生じゃないし……」トカナントカひょろひょろと言いぬけようとする。

そこで目が覚めた。
文殊ちゃんは、なぜあんなに私と昵懇であるかのようにふるまったんだろう。
私とくっついていることを見せつけても、学校でなんの権力も持てないのに。
私が位の高い先生だと思い込んでいたのかもしれない。
ていうか文殊ちゃんて何。
「あり・をり・はべり・いまそかり」はこの夢でいったい何回くりかえされたのだろう。


# by apakaba | 2020-05-22 14:50 | 生活の話題 | Comments(0)
2020年 05月 21日

他人と口をきかない

このまま東京の新型コロナウイルス感染者数が減っていけば、いよいよ6月から学校再開。
その準備のために、私も来週から出勤になる。
4月7日に緊急事態宣言が出て以来、一度も出勤せずに今日まできているが、きのう久方ぶりに勤め先2校に電話をかけ、出勤の時間や回数などについて確認した。

両校の、私の電話を受けた先生たちと副校長先生たちの声を聞き、ほんの1ヶ月半ほどご無沙汰しただけなのに、なんだかとても懐かしく、いわゆる里心がついたような心持ちになる。
そんなふうに思えるのって、ようするにいい先生が多いということよね。
嫌な先生の方が多かったら、もう仕事なんて行きたくならないわな。

そして、私はこの1ヶ月半、本当にまるっきり他人と会話をしていなかったと思い当たった。
娘は仕事の相手先や職場の先輩と電話をしたり会ったりしているし、夫もオンライン授業やリモート会議をしている。
私だけが完全に家族以外の人と切り離されていた。

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3月26日、修了式が終わって春休みに入ったとき
まだ陽射しの感じが早春らしい



ライターの仕事しかなくなって時間に余裕ができたので、前よりもこのブログに投稿したりSNSで友達と会話したりする機会が多くなり、少しもさびしいとか感じていなかったし、実は家族以外の人と口をきいていないことにすら気付いていなかった。
4日に一度スーパーに行って「駐車券ください」とか「袋いりません」くらいしか、声を出していなかったのね。

他人、それも知り合いと口をきくのって、適度にストレスがかかって、心身が活性化する感じがする。
声の張りが違う。
家族だとどうしても適当な姿勢で適当な発声、適当な発音、適当な語彙ということになる。
それが安らぎといえば安らげているのだけれど、人間、なにひとつ緊張感がない暮らしはやっぱりだらしなくなる。
私は劇団をやっているせいもあり、声というものに非常に関心がある。
だが! 家族としゃべっているときの自分の声は実にテキトーじゃないか。
それは休業が始まって2週間くらいから気になっていた。
娘も電話営業の声、夫もオンライン授業の声はきちんと発声しているじゃないか!
私だけが一日中寝巻きでいるみたいな声だ! (着替えているのに!)

ステイホームの人々は、運動不足を気にしているけれど、発声も気にした方がいい。
声帯はすぐ怠け始める。
余談だが、マスクの中の顔の筋肉の衰えも心配だ!
人から見えていないと思うと、きりっとした表情を作る表情筋がどうしても怠ける。
マスクがエチケットという生活が長くなると、みんなブスになっていくだろう。

まったく内容のまとまりに欠けるが、ともかく学校が始まるのはうれしい。
2月の終わりから休みになり、強烈に遅れてしまった勉強。
どうやって取り戻すか……始まったら、私もぶったるんでなんかいられないね。


# by apakaba | 2020-05-21 15:39 | 生活の話題 | Comments(0)
2020年 05月 20日

ハハコグサとかししとうとか

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今朝の散歩
黄菖蒲がカキツバタを凌駕する


Facebookの投稿より転載


5月19日
朝起きてすぐ「私はなぜししとうを買い続けているのか。あまりに危険ではないか。」と考えた。
私は(夫は私以上に)からいものが絶望的に苦手で、ししとうの「当たり」に非常に恐怖を感じている。
しかし、ししとうはウマイ。
ごま油で炒めて、塩胡椒醤油で味付けしただけの料理がお酒に合うので好きだ。
だがびくびくしながら食べることはどうにかならないか。
「伏見唐辛子や万願寺を食べればいいではないか」
はっと思いついた。
なぜ今まで思いつかなかったんだろう。
たしかにししとうより少し高くて少し長いが、びくびくするよりはいい。
伏見や万願寺はややもすると「ピーマンでもいいではないか」と思ってしまいそうになるが。

野菜や果物の品種改良には驚いてばかり。
外出自粛で買いだめをするので、日持ちする柑橘類をよく買っているが、まあなんと昔に較べてバラエティー豊富、味もよくて皮もむきやすくて最高な柑橘類が増えたことだろう。
いろんな柑橘類をあれこれ買うのは楽しい。
昔は、みかんが終わるといよかんとはっさくしかなかったものだが。
ありがとう品種改良。

しかしこのように野菜や果物が縦横無尽ともいえる交配をくりかえしていると、食材としてのローカルさはどんどんあいまいになっていくだろう。
食べる側としては、食の世界の可能性が広がるのはうれしい。


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5月18日
アササンポ
小学生のころ、この草は「しょんべん草」と呼ばれていたが(おしっこのにおいがするからだとか)、そう呼んでいた人いますか?
本当はハハコグサ(春の七草の「御形/御行(ごぎょう/おぎょう)」)という。
薬効を期待して七草粥に入れたり、ハーブティーにもしたりするという。
当時、おしっこのにおいがすると言われて、摘んでみたりしたが。
言われてみればそうかも、と思った覚えも。
子供は薬草のような香りは苦手だから、そう表現したのかもしれない。
昔から食用に使われていた草にそんな名前をつけるなんて、小学生とは浅はかなものである。
食欲がいっぺんに失せる。
このあと知り合う子供たちには決してこの話をしないようにしよう。


# by apakaba | 2020-05-20 13:11 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2020年 05月 17日

首を長くして待つ楽しさ

外出自粛要請に力の限りお応えして、買い物は4日に一度、外食はこの2ヶ月間ゼロ、緊急事態宣言が出てから一度も電車に乗らない生活。
仕事の都合上、したくてもこんな暮らしができない人もいるのだから、これを家族そろって実行できるだけ幸せか。
気晴らしに不要不急の買い物でもするか〜。
物欲浅く、そういうことは普段はしないタイプだが、こうピューリタニズムな生活だと、たまには。

ジョージ・ジェンセンでチャリティーペンダントが出たというので買ってみる。
おしゃれのための買い物はほとんどしないが、チャリティーものは割と迷いなく買う。
ハンティングワールドのボルネオ島自然保護チャリティーバッグや、ブルガリのセーブ・ザ・チルドレンリング、アフリカのエイズ対策プログラム「(PRODUCT)RED」の製品あれこれなど。

ジェンセンのペンダントは、「子供地球基金」という団体への寄付となるらしい。
この法人は、世界の子供に絵を描いてもらう活動をしている。
戦争などで心に傷を負った子供が絵を描くことで癒されていく、その手伝いをするらしい。
約3万円でそのうち10%が寄付になるので、3000円か。
まあハンティングワールドのボルネオチャリティーなんて売り上げのほんの1%だし、それに較べたらだいぶいい。

というわけで、配送をずーっと首を長くして待っていました!
アベノマスクとどっちが早いかと思ったけどこっちの方が早く来ました!
(アベノマスクはまだです)

この、「まだかなーまだかなー」と待っている期間、とても幸せだった。

が!!!!
届いたペンダントは、なんというか、とても……ちゃちである!

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箱は二重になっていてとてもリッパである

写真ではそれなりにかわいかったのだが、実物はなんともひょろひょろしたものであった。


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まあ3万円でそうそうリッパなものが買えるわけはないが。
娘に貸すと、あら不思議。かわいい。
若い人には似合う。
娘にあげてもいいかも。
とはいえ、日本限定100本のみ販売の希少価値もあり、なによりチャリティーに貢献できたしいいか。

これを待っている数日間は、緊急事態宣言が出てからの期間で最も心躍る日々だった。
やっぱり人間は待ち遠しいものがないと元気が出ないね。
それを思い知ったなあ。


# by apakaba | 2020-05-17 22:28 | ファッション | Comments(0)