2005年 03月 31日
納車されたばかりの新車で、箱根へ行ってきた。 「オーベルジュ」は、食事のあと、あ〜あ帰りたくないなあ、クルマで来ちゃったしなあ、このままベッドに倒れ込めたら最高なんだけどなあ、という飲み食い大好きなフランス人が考えた、宿泊施設が併設されたレストランのことだ。 日本で老舗のオーベルジュといえば、箱根のオー・ミラドー。 何度か泊まったことがあるが、いつでも、なんでもおいしい!!! 地場野菜・そして塩が、日本でここまでおいしいと感じたのは、このレストランだけだ。 55度のリキュール、シャルトリューズを初めて飲んだのもここだ。 (これはやみつきになるお味!) レストランとホテル経営を担うのは勝又登シェフ。 だてにどの写真でも同じ顔でにやにや笑っていないぞ。 プロデュース能力に長けた人だなあと、いつも感心する。 昨年、このオーベルジュに、コロニアル・ミラドーという施設をニューオープンさせた。 今回は、そこへ行ってみた。 ←室内はこんな感じ。バリをイメージしているらしい。 部屋に入ると、センス抜群の照明の当て方や、バリ雑貨の配し方にへえ〜っと驚くけれど、室内をよく見渡すと、典型的な日本旅館の間取り。 新設したのではなく、どこかの保養所かなにかを買い上げたと見える。 でも、だからといって貧乏ったらしい気分にはさせず、そのリニューアル根性に舌を巻く。 かつての床の間の壁に、巨大なアルミ板を貼り付け、目の粗いサンドペーパーのようなもので傷つけて波の模様を描いている。 一輪挿しが置かれていたであろう場所には、バリ雑貨の蛙の置物。 アルミの壁にスポットライトを当てる。 アルミに光が反射してギラッと光り、こいつはしゃれてるなぁ〜〜〜。 かんじんのお料理は、エスニックテイストの無国籍風。 でも安い居酒屋なんかでよくある“無国籍風”とはもちろん段違い平行棒なのさ。 なんでもかんでも、すばらしくおいしい! とはいうものの、やっぱり、料理はオー・ミラドーのフレンチのほうが、いいかなあ。 ゆっくり飲めるからね。 エスニックテイストだと、つい「びーるびーる!」と叫んでしまいそう(ビールは飲んでいませんが)。 ビールビールと叫んでどんどん食事が進み、どんどん終わってしまう。 エスニックだと、そういう感じ。 4,5時間は平気でレストランに居座っているいつものワタクシどもには、ちょっとせわしないのですね。 コロニアル・ミラドーには温泉の大浴場つき、パヴィヨン・ド・ミラドー(オー・ミラドー併設の宿泊施設)のほうは水着を着て入る露天風呂。 そりゃ大浴場のほうが気持ちがいい。 部屋のセンスもコロニアル、温泉もありエステルームもあり、でも料理は前のほうが好き……となると、かわりばんこに泊まるしかないが、そんなに資金がありません。 あなたはどっちに泊まってみたい?
by apakaba
| 2005-03-31 14:44
| 国内旅行
|
Comments(9)
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紫陽花。
at 2005-03-31 15:01
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やっぱねえ。。箱根だと思ってたんだ^^V 掲示板に南へ北へ?じゃなく、東へ西へ?と書いた時ね。(なんで眞紀家の行動を読んで喜ぶ?)東京近郊で春のドライブって言ったら人気ナンバーワンが箱根だと言うので、別に私が自慢することでもありませんが。
そうねえ、どちらがいいかなあ、バリ風インテリアにエスニックテイストの料理に一票です、私は。
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旅行というと、近場に限定されつつあるので、箱根ばっかりですねー。
箱根の関所はなかなか越えられなくなりつつあります。 東へ西へって、井上陽水の名曲がありましたね……がんばれみんながんばれーっていうの。 バリエステも、いい感じでした。 ただエスニック料理って、どうしてもお酒が単調になってしまうのが残念です。 あまり長っ尻ではなく、あまり飲めない女性には大人気のようです。
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のこのこ
at 2005-04-01 18:12
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う~む。どーせ縁がないのでナナメ読みしちゃうしぃー。
つかそのハコネのオーベルジュの話題、前にも出てきたしー。前はフレンチだったけどー。(ふふんっ) 「どっちがいい?」 ってあ~た、わたしゃ今、一緒に行く人がいないからなー。今南の島行きたい病なんだけど一人じゃねぇ・・・あ。女とも行く気ないですから!(と悔しいから憎まれ口) そだ。旅行記最近コメント少ないからカキコに来てください~。テンション下がっちゃう~。(憎まれ口の上に出張願いまで!笑)
三谷さん、こんばんわ。
サイトのリニューアル作業中から毎日ROMっておりましたが、 久しぶりの投稿でやんす。 オーベルジュ、娘が生まれる前に一度、 群馬で利用したことがありますが、 それほど目を瞠ったりホッペが落ちるようなような料理は 出てきませんでした(苦笑) どちらも利用してみたいですが、やっぱり こういう宿は「子連れの方は御遠慮ください」なんでしょうか・・・。
女同士で旅行する人は、多いでしょう。男こそかわいそうですね。
行きたくても、ひとりでエステしたり、野郎同士というのはねえ。 のこのこさん、私からするとのこのこさんの旅行記はいつでも大繁盛のように見えるんだけど?あんなに反応あってもまだ不満なの?それは欲張りというものだわ!(でもちゃんと書きに行きますが) Morikonさん、おひさしぶり。 オーベルジュって自分でオーベルジュといえばオーベルジュなので、いろんなオーベルジュがあるのでしょうね……聞こえはいいですよね。 前述の宿は、12歳以下のお子様はご遠慮くださいということでした。 子供が行ってもおもしろいところでは、ないでしょうねえ。 とにかく飲んで寝るだけ、テレビもなにもないのですからね。
>いろんなオーベルジュがあるのでしょうね……聞こえはいいですよね。
そうそう。マリの民宿、屋根の上も砂漠のテントもオーベルジュなのです☆ オンナゴコロなんだけど、こういう記事っていっしょに行く(行きたい)人がいるとわくわくしながら読めるのよね。私も伊豆のペンションとか行くのホントは大好き。今は事情によりナナメ読み。(文章はちゃんと読んでるけどキモチがナナメ!) >あんなに反応あってもまだ不満なの?それは欲張りというものだわ! 不満じゃないけど違う風も吹いてほしいもの。欲張りなのもオンナゴコロでしょ~。ふふふ。
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三谷眞紀
at 2005-04-02 19:39
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そうそう!マリの民宿はオーベルジュと呼ばれ……という記述を見たとき、マリはフランス語圏なんだな〜としみじみ実感しました。
フランスでは、べつにただ「民宿」という程度の言葉だと思うんだけど、なにしろ、日本人はなぜかフランスを「おふらんす」だと思いがちだから。 「キモチがナナメ」ってうまいねえー。もらった。(もらってどうする!)
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紫陽花。
at 2005-04-02 20:44
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そーいえば、ペンションってドイツ語だったのを思い出しました。え?関係ない?はい、この時間はたいていヨッパらっているので、意味不明な書き込みかと思われますが。。
今日はねえ、ホタルイカが美味だったわ。私は山の宿よりやっぱり海がいいかなあ。
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三谷眞紀
at 2005-04-02 22:41
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ありっ!!紫陽花。さん、やけに早いお帰りですね!!
びっくり!!! |
アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
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