2010年 06月 05日
からいものが絶望的に苦手なくせに、からいものを食べる意欲はなぜかある。 “苦手”と“嫌い”は別物なのだと思う。 からいことはつらいことなので、なるべくからくないからいものを選ぶようにしている。 きのう、プーパッポンカリーのレトルトパウチを見つけた。 タイ料理の、蟹と玉子のカレーで、グリーンカレーなどはレトルトでもよく見かけるがこれはあまり売っていないから、「やった!」と手に取った。 こういうものを買うとき、絶対に「からさ表示」を確認する。 私が大丈夫なのは、せいぜい「中辛」まで。 エスニックカレーの表示は、しばしば唐辛子のイラストで表されている。 こんな感じ。 これ、どういうふうに読み取りましたか? 唐辛子が3本、からいほうに向かって増えているから、真ん中くらいのからさと思いましたか? 私は、これをスーパーで手に取りながら、とても混乱していた。 「左端が甘い、右端がからい。“甘い”と“からい”で押し合っている状態?それで“甘い”のほうが“からい”に若干勝っているということを表しているのか?じゃあこれは、やや甘口ということね。」 ……、うん、バカだよ。 自分でもそう思う。 どうしてこんな変な読み取り方をしちゃったんだろう。 でも、そのときは本気でそう考えた。 案の定、私にはかな〜り限界のからさだった。 限界といいながらも、結局は完食しちゃうんだけどね。 思うに、私はどうしてもこのプーパッポンカリーが食べたかったんだと思う。 どうしても食べてみたいから、親切に表示されている「中辛くらいだよ、アンタ(私)には限界よ」という忠告をあえてねじ曲げて解釈したのだと思う。 本当は、正しく読めていたのよ心の底では。たぶん。 人は、見たいデータを、事実をねじ曲げてでも見てしまう目を持っている生き物なのよ。
by apakaba
| 2010-06-05 16:48
| 食べたり飲んだり
|
Comments(8)
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キョヤジ
at 2010-06-05 17:13
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じゃあ今度は、舌が感じ取った情報をねじまげて、
辛くないことにしてしまえば良いじゃん。(笑)
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apakaba at 2010-06-05 18:14
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タカモト
at 2010-06-06 19:57
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apakaba at 2010-06-07 07:58
タイにしょっちゅう行ければいいけど〜〜〜。
そうもいかないもんね。 実は、これ書いてお昼にひとりでごはんといっしょに食べて、あまりにウマカッタので夜に二袋使って、炒め物にしました。 春雨と豆苗とパクチーとしいたけで、うんとからさを抑えてみた。 これもおいしかったわ!私って天才かと思った。 プーパッポンカリーが天才なのだね。
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kaneniwa at 2010-06-07 20:35
私は体質的に辛いものが苦手です。
しかし、味覚というか嗜好というのか 私の脳は辛い物が大好きみたいなのです。 したがって、私はこの精神と肉体の矛盾を激化させる ために激辛ものを好んで食べます。 脳内からはドパーミンをはじめ、 快感物質が一気に吹き出し、 体内の方は痙攣し、 汗などの分泌がどばっーミン! と吹き出します。 私にとっての激辛ものは合法的なドラッグです。 BYマーヒー
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apakaba at 2010-06-07 21:08
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apakaba at 2010-06-09 07:55
プーパッポンカリーレス。
グッドバランスさん、近所のスーパーに常備するようになったみたいで、幸せすぎます。 ソースとして炒め物に使ったら、大好評でした!! ちなみにゆうべは、その炒め物の残りと、近くの韓国食材店で買ってきたナムル・コブクロ辛味和え・ゴマの葉キムチでした。 やっぱり、からいものが得意なような気がしてきたぞ。 |
アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
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