あぱかば・ブログ篇

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2011年 06月 19日

あなたを香港・マカオに連れて行くよ・25

3月21日つづき。(前回分はこちら。スタートから読まれるときは第1回分からどうぞ)

私の席のとなりのブロックに座って一人で食べていた、広東人に見える女の子がいて、彼女も賢いんだろうなー。すごいねー。などと一人で母親のような気分になって見るでもなく見ていると、そのテーブルに男子学生(広東人に見える)がやってきて、「座ってもいい?」「あら!」みたいになった。
他のテーブルでも、同じように「ここ、いい?」「ハロー、ガールズ!」みたいにやりとりしているのを見ると、青春映画みた〜い、ステキーと懐古趣味そのもののまなざしで見ていたのだが、まったく予想外のことにその女の子は、向かいに座ってきた男子学生にナニゴトかを熱心に語りながら、とつぜんに泣き始めたのである。

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周りのテーブルはそれぞれの青春の語らいに没頭していて彼女の落涙にだれ一人注目していない。
不審に思って見つめているのは私だけなのである。
痴話げんかかな……と思ったが泣きながらもバクバク食べているのでそうではないらしい(別れ話のときにセットメニューをバクバク食べる女はいない)。
しかも驚いたことに、彼女は男子のセットにスプーンをつっこんではどんどん食べてしまう。ナプキンで涙を拭きながらだ。男のほうは背中しか見えないので表情が読めないが、とにかくその彼女の次々変わっていくドラマチックな展開に、私もセットメニューをバクバクと食べながらただ仰天していた。
思えば、これだけの人がいて、座ったときからその女の子になんとなく目がいっていたのも、彼女がそこはかとなく、なにかやらかしそうなものを持った人だったからなのかもしれないな。

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図書館

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サークル活動の案内の垂れ幕もカッコいい

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もう少し構内を散策したかったがあまりにも真っ暗になったので、少し歩き回るだけでやめた。
この大学のことを知ったのはたまたまヒットした“香港ナビ”の紹介ページだった。
学生寮へとつづく渡り廊下が、ガラスの屋根になっていて、その影で進行方向がわかるしくみになっているという部分(その記事)が、とてもおもしろいと思い、是非見てみたいと思っていたのだが、こうも暗くなるとは。
だがそのページで見た写真とはまったくちがう魅力のある写真が撮れた。
暗闇に、渡り廊下がぼーっと浮かび上がり、濃い闇に包まれていて幻想的なおもむきだ。晴れた日中にここを見て“幻想的”と感じる人はいないだろうから、まあ得をしたと言っていいかな。

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校門前のロータリーで、どのバスに乗るべきかしばし悩む。
ミニバスに乗りたい気分だったので「坑口(読めない)」と書いてある緑のミニバスに乗ってみる。しかし、「坑口」というのがどのあたりなのかわからないので地図を運転手に見せて「降りたい」という意思を示してみた。
降りるところになると、運転手さんは手書きのメモを書いてくれた。な、なんとやさしいの。
感激至極である。
べつに自力でちゃんと帰れるのだが、気持ちがうれしかった。
最近、旅先でこういうベタな親切って受けてなかったなあと思い返す。

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緑バス内部と親切な運転手さんの後頭部

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で、その紙は使う必要なく、坑口駅から無事にMTRを乗り継ぎ、西環(シンワン)のホテルまで戻ってきた。
だががんばってもうひとつ、見たかったところへ足を伸ばす!
それは、中環(ヅォンワン)から山の上へ上がったところにある、シナゴーグだった。

26につづく)

by apakaba | 2011-06-19 22:25 | 香港マカオ2011 | Comments(0)


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