あぱかば・ブログ篇

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2011年 07月 08日

あなたを香港・マカオに連れて行くよ・31

3月22日つづき。(前回分はこちら。スタートから読まれるときは第1回分からどうぞ)

最後の夜、今から観光地は無理だがひとつちょっとだけ「歩き方」で目についていたスポットがあった。
古い質屋を改装して、イケてるバーにした、ザ・ポウンという店だ。
そこでうまいドラフトでも一杯飲めれば、かなり最後の夜にふさわしいしめくくりになるのではないか。昼にピエールでたっぷりごちそうを食べていたから、たいして食べなくても大丈夫だし。
今日歩く予定だったエリア(中環)の地図だけを、「歩き方」から破りとってホテルを出てきてしまった。
ザ・ポウンのある灣仔(ワンチャイ)の地図がなくて、行き方がわからない。
駅まで行ってしまって、人に聞こうかとも思ったが、誰も知らないとかだったらいやなので、やっぱりいったんホテルに戻ることにした。

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ふと思い立って、トイレに座った状態の視界を撮ってみる。部屋とバスルームの境がガラス張りになっているから、トイレに座った人とベッドにいる人は目が合うねえ



部屋に戻ると、いっぺんに疲れが出てそのまま寝そべりたくなるががんばる。
部屋では、やっぱりNHKを見てしまう。
震災のニュースは、イノッチがやっている朝の番組くらいしか見かけない。
他の国のニュースは、だんだんとリビア情勢に移っていった。
リビアはリビアでデカイニュースだが、震災はどうしただろう?

ゆうべ、家に電話をした。
携帯が圏外でしかたなく部屋からかけちゃった。
1000円かかったぞ。九龍(カオルーン)ではどこでも電波が入ったのに、香港島では全滅。
こんなことでいいのでしょうか。
夫と話すと、原発の様子は、悪いながらもそのままの状態らしい。
やはり、あのとき自粛してこの旅行をキャンセルしても状況は同じだったな。

そんなわけでNHKのいつの放送だかわからないが動物ドキュメンタリーをボケーと見たりする。
旅行に行くと、よくナショジオTVをいつまでも長々と見てしまったりする。
ナショジオTVは、やっていたが見ないことにした。だらだらと見てしまうときりがないから。

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きのうの夜に入ったマッサージ屋。惹かれる風情

トラムで灣仔(ワンチャイ)に行ったらいつ着くかわからないので、上環(ションワン)まで行ってMTRへ。
ほんとによく乗り物に乗っていることよ。
飛行機の揺れがおさまらないうちに次々と乗り物の揺れが重なってしまい、結局滞在中はずっと体がグラグラしていた。

夜でも、というか一日中、自分の判断で好き放題に行動できるって、なんてスバラシイことだろうか。
どこへ行っても、行くのをやめても、自分の自由であることって、本当にうっとりするほど楽しい。

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漢字の国の習字。みんな上手。ほほえましい

灣仔で出口を出ればすぐに店が見つかるものと思っていたが、それはひどく甘かった。
駅を出てすぐに電脳ナントカというショップがあって、まちがえてその中をグルグル回ってしまう。
それからだいぶさがして、やっと遠くにザ・ポウンらしききれいな建物を見つけた。
たしかにしゃれてる。中はイケてるガイジンでいっぱいだし、店員は地元の人間らしいがカッコいい髪型でいかにもイケてるスポットらしくしている。

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リノベーションされてすっかりきれい

なんか、イヤな予感だぞ。

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これはもしかして、ワタクシにはあまりテイストが合っていないのでは?

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質屋の古い建築の雰囲気をうまく残しているという褒め言葉を、ネットでヒットしたページで読んでいたけれど、ちょっととんがりすぎなような……音楽もオテル・コストだしよー。今ごろかよー。と苦笑する。
そして、イヤな予感はしていたのだけれど、案の定……ビールが、ほぼない!うっそー!
あるのはたったふたつ、チンタオと、キリンかアサヒか忘れたが、日本のビール。いずれも小瓶。
仕方なくチンタオを一本飲み、軽くつまみをと思って、おつまみセットみたいなものをメニューからひとつだけ頼んだ。

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フードはやたらと高いものばかりで、それもいやになる。
ところが、出てきたおつまみセットは、なんとイカの天ぷら・さつまいもの天ぷら・えびの入ったロール状の揚げ物という、見ただけでも胸焼けしそうな揚げ物セットなのであった。
とどめを刺された……!!
しかも、カラッと揚がっていなくてべっちゃりしている……!こんなもん食えるか。
たしかに内装や調度は最高にカッコイイ(置いてある家具・小物もいちいちステキ)。
けれども、やっぱり私には合わない。
やることがないので、ひたすら席からトラムの写真を撮る。でも暗くてちっともうまく撮れなかった。
最後の夜、なんとなくしょぼくれた気分。

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追記: 私は店をまちがえていたのだった。
ザ・ポウンというブリティッシュレストラン&バーは、もと質屋の建物の上階部分にあり、私の入ったほうの、通りに面したグランドフロアは「祇月 OVOlogue」というモダンチャイニーズレストランだった。
同じ建物のなかに、ふたつのレストランが入っていたのに気がつかなかったのだ。
ブリティッシュバーのくせにビールがほぼないという時点で、席を立って確認するべきだった。
憤慨しながらも「内装や調度は最高にカッコイイ」と感心しているが、それも当たり前で、祇月というレストランの母体はOVO homeというインテリアショップだったのである。
もう一度、写真をよく見てください。
最初から「祇月」「OVOlogue」と、各所に書いてありますね?

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トイレの中に至るまでものすごくカッコいいアンティークが置いてあったりしてびっくり。

32につづく)

by apakaba | 2011-07-08 21:48 | 香港マカオ2011 | Comments(0)


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