あぱかば・ブログ篇

apakaba.exblog.jp
ブログトップ
2011年 07月 09日

あなたを香港・マカオに連れて行くよ・32

3月23日(水)曇
(前回分はこちら。スタートから読まれるときは第1回分からどうぞ)

c0042704_123996.jpg
やっぱり老人ホームが多い界隈なんだな

ぎゅうぎゅう詰めのこの旅行も、今日が最終日だ。
こうして、念入りに計画して片っ端から実行していくと、8日間でもずいぶんまわれるものだ。なんだかすごい充実感だよ。
今日の昼には空港へ向かう。
しかし!私にはあとひとつ、やり残していることがある。
それは、シナゴーグ再訪である。



朝、真っ暗な部屋の遮光カーテンを上げると、ぱーっと海の風景が開ける。部屋を選ぶときは、部屋からの眺望なんてどうでもいいやと思っているけれど、いざこうして海が近く見える部屋だと、やっぱり気分が晴れ晴れする。
朝からいろんな船が往き来していて、忙しそうな海だ。
朝食はルームサービスにすればよかったかなとちょっとだけ思うが、それはまあいいや。
残り少ない香港滞在だから、できるだけ現地の食堂で食べたいからね。

c0042704_1240026.jpg


きのうの朝のかぼちゃとコーンのおかゆは離乳食じみていて、しかも高かったので、今日はフツーにピータンのおかゆにしてみた。
しかし、今日の店には青菜のオイスターソースがけがなくて落胆する。ああ野菜が食べたい。
ピータンのおかゆは可もなく不可もなくだった。
通勤途中に温かい豆乳を飲んでいる人もいる。
コンビニでパンを買っていく人も多いが、あれはどう見てもおいしそうではない。
香港というと、すぐグルメだの美食だのという冠がつくが、庶民はさしてうまいものを食べているとも思えない。日本人で中華がどうしても食べられない人ってほぼいないし、観光スポットもあまりない場所だから、逆に美食美食と強調するだけなのだろう。
東京のほうが、ほとんど何を食べてもおいしい。
ただ、その“おいしくなさ”“たいしたことのなさ”を知るのも、旅の楽しさだとは思う。
東京はほんとにすごい高水準のグルメ都市だと思っているし、大好きだが、旅先のトホホは短期であれば悪くない。

c0042704_12403078.jpg


c0042704_1241798.jpg


c0042704_12413032.jpg
旅先の汚い石けん箱の写真を、「アキタコマチ」も撮っていたなあ……と、これを撮りながら思い出していた(ロシア旅行記の2日目だった)

朝食の帰り、名残惜しく少しホテルの周りを歩いてみるも、見るものはほぼない。
フロントでコンシェルジュに帰りの空港へのバスの予約を頼み、ついでに「シナゴーグへ行ってみたい」という話をしてみる。
ナゼ、そこに行きたいのか?と、コンシェルジュ(若い美人)はけげんそうだったので、また説明をする。
いろんな建築を見るのが好きだから。
おとといの夜に行ってみたが、時間が遅くて入れず、見学するにはまずは予約を入れろと言われて、このナンバーを渡された(そのときの押し問答)。と話し、おとといガードマンにもらった紙きれを渡して、電話をかけてもらう。

女性が出たが、あくまでも冷たい。
また質問をされ、答える。
あなたはユダヤ人か。
ユダヤ人ではないのに、なぜシナゴーグに入りたいのか。
ここはプライベートな施設なので、一般人は入れない。しかしラビ(ユダヤ教の指導者)に相談してみたら、見学させてもらえるかもしれない。またかけ直せ。

それから少し待って、また電話をすると、さっきとはまた別の女性が出て、今度の女性は「とにかくダメだ」と言う。
だんだんこっちも意地になってきて、さっきは大丈夫かもしれないと言われました!などと粘る。
何度も断られると、どうにかして入れてもらえないだろうか、と、かえってがんばってしまうものだ。
冷静になれば、宗教施設で、信者以外は入れないところや、非公開の仏像やエリアなどはいくらでもある。
でもこのときは、完全に意地を張って食い下がっていた。
ユダヤ人の排他的なところも、ナニクソと思った。
おとといのガードマンはやさしかったのに、この冷たい事務的な受け答えはなんだよー!とも思った。
「じゃあ、中に入らず外側だけでも」
と言うと、
「外からなら、予約など必要なく、いつでも好きなときに見に来られます。もう(電話を切っても)いいですか?」
と言われて、切った。
とにかく行ってみるしかないやと思った。

c0042704_1247764.jpg
タクシーの後部座席から、コートヤード バイ マリオットホテルをふり返る(中央の高層ビル)。いいホテル。気に入った。

このホテルのコンシェルジュは、皆感じがよくて頼りになる。
私が電話で押し問答している間に、シナゴーグへの地図を検索してプリントアウトしてくれていた。
それを持って、タクシーに乗った。

c0042704_1248378.jpg
タクシーから、ガジュマルの野放図ぶりにおどろく。あの坂道はいずれこわれてしまうのではないか

33・最終回につづく)

by apakaba | 2011-07-09 12:50 | 香港マカオ2011 | Comments(2)
Commented by ぴよ at 2011-07-11 09:28 x
ようやくここまで追い付いたわ^^;

どうしてそこまで頑張っちゃうのかしらw
結構モスクとか信者以外は足を踏み入れちゃダメって所多いわよね。
だから入口に立って中の様子がガンガン撮影したりするんだけど、いつも凄く申し訳ない気持ちでいっぱいになるわ。
申し訳ないと思うなら撮影すんなよ、とセルフつっこみするんだけど、でも日本ではなかなかお目に掛かれない様式美があって凄くステキでどうしても写真に撮りたくなっちゃうんだもの!

シナゴーグ、外から見ろってもしかして前に行った時みたいに隣のビルからコッソリ覗けって事だったり?だったらいや~ん^^;
Commented by apakaba at 2011-07-11 21:14
ぴよさんどうもありがとうございます。
あと一回なんでよろしくお願いします。

多分、このときは、「前日のガードマンは親切で、今にも入れてくれそうな雰囲気だったのに。電話すれば入れると言ってくれたのに」というところで、いつまでも意地になっていたんだろうなと思います。
あとになると、自分のあまりのわからず屋ぶりに驚くのだけど、一度希望を持たされると「いけるかも」と思ってしまうのね。

隣のビル(ユダヤ教徒用レジデンス)は、それこそ身体検査つきでとうてい入るのは無理っぽかった。
ほんと、ユダヤ人って奴はよう。


<< 4か月      あなたを香港・マカオに連れて行... >>