あぱかば・ブログ篇

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2012年 04月 24日

娘の行きたい京都へ行く 2.娘の食べたいものを食べる

1.ゲストハウス金魚家のつづき。

二泊三日といっても初日と最終日の夜は駅弁だから、京都で食べられるチャンスは限られている。
第1回にも書いたとおり、この旅行は“わたし(娘の「コシヒカリ」)がおかーさんを連れて行ってあげる”という名目なので、食べるものも娘の希望を最大限に採用した。
息子二人に較べればまだかわいいものの、育ち盛りの女の子ってのは、あなどれず食べるねえ〜。
私も昔は、きっとそうだったのだな。
第2回は、食べたものを並べてみた。


娘の食べたいものを食べる

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八木邸見学のチケットには、このお茶とお菓子がセットされている。
幼いころには「抹茶はにがくてイヤ」と言っていた「コシヒカリ」だったが、久方ぶりに飲んでみたら
「あれ?おいしい。おいしい。」
と、おいしく感じることが自分で不思議だったようだ。
「屯所餅」というお菓子も、おいしうございました。

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新選組を追うというのが、この旅のテーマだ。
土産物も当然、新選組ですよ!
娘がガイドブックで調べた「幸福堂」という和菓子屋さんでこのお菓子を買っていると、なんと娘の大ファンの“山南さん”、いや堺雅人の来店写真があった!
「すいません、娘がファンなので、写真撮らせてもらっていいですか?」
(私も堺雅人は好きですが……!)
山南さん、いや堺雅人氏はよい姿勢でしたよ。
こちらのお菓子も、おいしうございました。
さっき「屯所餅」を食べて、さらにおせんべいも食べ歩きしていたのに、ここでまた、いちご大福なども食べ歩き。
育ち盛りの乙女と二人だと、ついついふだんより食べ過ぎます。
おかーさん太りそうで心配。
一人旅だと、私は甘いものなどの間食はまったくしないので。

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私は買い食いばかりで十分お腹いっぱいだと思っていたのに、育ち盛りの乙女は「お昼ごはんもちゃんと食べたい!」
西本願寺のすぐそばにあるこの「むとう」は、いろいろおいしうございました。
娘は大きなケーキも食べていたなあ。

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西陣の老舗の飴屋さん「たんきり飴本舗」。
元祖たんきり飴は、たいへんおいしうございました。
かなり生姜が効いていて、オトナ好みの味。
我々が出た直後、おばさん観光客の団体がうわーっと押し寄せていた。
長い庇は飴に直射日光が当たらないようにしているのだと。

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下鴨神社境内に、新しいお休みどころがあった。
前に来たときはなかったはずだが……店員さんに尋ねてみると、2011年5月の葵祭のときにオープンしたという。
“140年ぶりに復活”という、なんだかありがたそうな「申餅(さるもち)」というものを食べてみる。
黒豆茶というお茶もあり、いずれもおいしうございました。
だが乙女はこの直後にも、「みたらしだんご食べたい」と言うのであった。

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下鴨神社を出てすぐのところにある「加茂みたらし茶屋」へ。
下鴨神社はみたらし団子発祥の地だとか。
このあと、お客さんは超満員になり、寒いのに外で行列までできていた。

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さすが発祥の地を名乗るだけのことはある!
団子は香ばしく、独特の風味がありながらサラッとしたあんもおいしうございました。
だが乙女は「お雑煮と磯部焼きも食べたいの。」と言う。

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磯部、おすましの雑煮、味噌仕立ての雑煮。
炭水化物バンザイ。
味噌仕立ては東京にはない味で、毎日はいらないけど「京都に来た〜」って感じ。
だが!乙女は「スペシャルパフェみたいなのも食べたい!」
私がビックリしていると、
「ここはわたしが払うから。わたしが旅行に連れて行くと言ったのに、あんまり払ってないし、まだお年玉のお小遣いがいっぱいあまっているから。」
だったらどうぞ食べて。スペシャル全部乗せでもなんでも。

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全部乗せ。
上から見ると少なそうだけどすごい分量だった。
ちなみに一口ももらっていないので、おいしかったかどうかワカリマセン(見るからにおいしそうだけどね!)。

我々も炭水化物と甘いものだけを食べていたわけではなくて、2日目の夜はちゃんとすっぽんを食べた。
今までの京都行きで2回入ったことのある、四条の京料理「瓢亭MARU」へ。

ここを選んだのは、安くすっぽんが食べたいということの他にもう一つあった。
初めて来たとき、すっぽんの頭蓋骨をきれいに磨いて飾ってあったので、ヘンなものが大好きな娘にお土産にしようと大将に一つねだっていただいてきた。
それをうちの犬に跡形もなく食べられてしまった。
それで、2回目にそのことを言うと、大将は快くまた一つくださった。
ところが!それもまた犬に食べられてしまった。
またくれるかどうかわからないけれど、お店に骨がまだ飾ってあるといいなと思ったのだ。

とりあえず食べましょう。
すっぽんの唐揚げや鍋などを私が頼んでから、「コシヒカリ」に、「あとはなんでもあなたの好きなものを注文していいよ。」と言うと、すらすらと
「ほたるいかの沖漬け。さめ軟骨。馬刺し。くじらベーコン。お願いします。」
この娘はどこのヨッパライだ〜。
これを酒じゃなく水で食べるんですかー。

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育ち盛りの乙女はなんでもよく食べるね。
そして、いよいよ大将に、「実は私はここにこれまでも来ていて……」という話をする。
娘がカウンターの向こうに飾ってあるすっぽんの頭蓋骨を見て、興奮していると、甲羅も出してきてくれた。

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甲羅は、両脇のエンガワ部分のギザギザが、包丁を入れて下ごしらえをしている途中でどうしても折れてしまうため、この甲羅のようにギザギザが完璧な形をしているままなのは大変めずらしいという。

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カンゲキです!!!!!!!!!!
目を丸くして写真を撮り合い、興奮のるつぼな私たち。
すると、なんと、奥からこんな箱まで取り出してきて……

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すっぽん全部乗せ。
すべての骨を、並べてくれた!

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まったく、生き物というのは、なんてきれいな形をしているんだろう。
二人で見とれる。
すると、大将は新しい頭蓋骨と、完璧な形の甲羅まで娘にくださった。

感激のあまりほっぺたを赤くしてお礼を言う「コシヒカリ」。
乙女のまなざしには、大将もにっこりして「また犬に食べられないようにね。」と言ってくれた。

たくさん食べて、すてきなお土産ももらえました。
育ち盛りの乙女との旅は、一人旅とはひと味もふた味もちがう……私一人なら、甲羅まではもらえなかったであろう!

3.新選組以外の目的地(前編)につづく)

by apakaba | 2012-04-24 19:15 | 国内旅行 | Comments(6)
Commented by えみぞう at 2012-04-24 23:11 x
若いって素晴らしい~♪
おばちゃんは読んでるだけでおなかいっぱいになっちゃうよ。

ところで甲羅のうえにちょこんと乗ってる小さい亀は子すっぽんのミイラですか?
Commented by apakaba at 2012-04-24 23:24
私も、画像の整理だけで強烈に満腹で血糖値があっぷあっぷです!
甲羅の上にあるのはですね。
すっぽんのミニチュアです。
ミイラではなくゴム製でした。
そのミニチュアを使って、「このあたりの骨が」とか「ここから包丁を入れて」とか解説してくれました。
他にもお客さんはいっぱいいたけど、あまりにも二人が熱心だったので、特別サービスですな。
Commented by kaneniwa at 2012-04-25 18:51
下鴨神社のみたらし団子、なつかしい。
みたらし団子は昔から好きなのだが、
この5兄弟のものがない。
3兄弟か、せいぜい4兄弟どまり。
このMitarashi5ブラザースが定番。
スタンダードにして極み。

好きになった曲は、その好きになった演奏でないと
「いいけど、何か違うのよ」
とあと一歩の満足感に足りないのに似ている。

BYマーヒー
Commented by apakaba at 2012-04-25 23:08
発祥の地のみたらし団子は、5コだそうですね。
その由来も読んで、なるほどねえと深くうなずきました。
やっぱ京都は何度行ってもおもしろいですわ。
まだ他にも行きたい場所や食べたいものもあったけど、今回はこんな感じで欲張らず(十分、欲張ったようにも思うし)

>「いいけど、何か違うのよ」

まったくもってわかります。
Commented by 那由他 at 2012-04-26 11:24 x
壬生・・・懐かしい響きです。
家同士の親戚のよしみで婿養子に入った祖父の実家が壬生の郷氏で、子供の頃、よく祖父に連れられ壬生の家に遊びに行ったものです。坊城通りと通って行った記憶があります。
今でも、身内では「壬生」というと、祖父の実家で通ってます。大きな家で、当時団地住まいだった私達姉妹は「壬生」に行くと、家の中を走り回っていました。いとこの中では母が最年長だったので、私達と年の近い従姉妹や従兄弟たちがたくさんいて(昔は3、4人兄弟姉妹が多かったので)、遊んでもらえるし、なにせ階段が三ヶ所にあるので、かくれんぼするととても面白い家でした。
「壬生」の家に住んでいる人数も、当時の子供達が結婚して家を出て、だいぶ減ってしまいました。
当時は違いましたが、今は京都市の指定登録文化財になっているので、直したりリフォームしたり簡単に出来ないそうです。

元屯所だったお宅も、大河ドラマ「新撰組」以前から、大叔母たちに言わせると「あそこのお饅頭屋さん、新撰組の刀傷を見せて、商売上手やわぁ。」なんてことになってしまってました。京女の「へんねし」かもしれませんね。(^^;
Commented by apakaba at 2012-04-26 21:08
那由他さん、「コシヒカリ」が聞いたらすごくあこがれそうなおもひでの数々。
実は5月にまたも修学旅行でまたも壬生に行くらしいですが!
「コシヒカリ」の班行動は、「コシヒカリ」の説得でみんな壬生に行くことにしたみたいです。

ドラマは2004年だからちょっと前ですが、まだまだ大河ドラマ効果は望めそうでしたよ。


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