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あぱかば・ブログ篇

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2012年 06月 07日

キラキラネーム

あまりにも奇抜な名前のことを「キラキラネーム」「DQNネーム」と呼ぶ。
……なんてことはネットをやっている人ならほとんどご存知だろうが、私の親世代の人にはぴんとこないかもしれないので一応。
例として、「日記維(にっきぃ)」「丹矢音(にゃおん)」「飛哉亜李(ひゃあい)」「汝神(ぴのあ)」「ララ桜桃(ららさくらんぼ)」などが挙げられている。
名付けた親の気持ちを理解しかねるが、実在するお子さんの名前だから、あまり頭ごなしに否定するのも気の毒かもしれない。

うちも子供の名前をつけるときは一生懸命考えた。
長男が生まれたとき、義母が
「親が子供にできることは名前をつけることくらいよ。だから真剣に考えないとダメよ。」
と、何度も言った。

3人とも“漢字一文字・和語”でそろえた。
おかげさまで3人とも、自分の名前を気に入っている。
自分の名前の漢字の意味も、とても好きだという。
「(自分の名前の)この字はどういう意味?」と、子供が小さかったころに尋ねられるたび、夫と私はていねいに答えた。
子供はみんな満足そうに聞いていた。
3人の中で名前をとりかえっこする?と聞くと、3人とも必ず「やだ。自分の名前が一番いい。」と答えていた。

とくに長男は、
「オレは自分の名前の漢字が、すべての漢字の中で一番好き。この名前をつけてくれたことだけは、ほんとによくやってくれたと思ってる。親がしてくれたすべてのことの中で最もえらかった。感謝している。」
と言い、名前の漢字が入った熟語を見れば「出たオレの一番好きな漢字。オレの一番好きな言葉
。」と喜ぶ。
その気に入り方もやや不気味だが、そんなに気に入っているのなら、やっぱり子供が生まれたとき、頭をひねって考えた甲斐があったなあとうれしく思う。

キラキラネームの子供たちも、もし自分自身がそれをうちの子たちのように気に入っていれば、誰にも文句は言わせるな。
プライドを持って、世間の誹謗など跳ねのければいい。
うちの長男みたいに、親に感謝すればいい。
そうでなければ……うん、改名も……アリだよね……!

by apakaba | 2012-06-07 12:55 | 子供 | Comments(13)
Commented by ぴよ at 2012-06-07 13:17 x
子供の頃一時期友達に誘われて日曜学校(プロテスタント教会)に通ってて、
そこで知り合ったクリスチャンファミリーのお宅のお子さんの名前が今で言うトコロの「キラキラネーム」の走りみたいな名前が多かった。
日本人に聖書にまつわる人名や宗教用語をムリヤリ漢字の当て字にして名付けているケースが多く、当たり前だけど日本人の人名としてかなり違和感のある名前も多く…

真奈(マナ:洗礼式の際に食べるパンの事)、留香(ルカ:12使徒)辺りはまだ可愛い名前だなーと思えたけど
真留子(マルコ:12使徒)、世羽根(ヨハネ:12使徒)辺りになって来るとちょっと微妙な違和感がなくもなく、
一番驚いたのは「ダビデ」という名前を付けられた男の子、しかも漢字が全部覚えてないけど「陀彌弟」だったか?とにかく訳わかんねー暴走族の「世露死苦」みたいなトンデモ当て字でドン引きだった。
私が会った当時まだ2歳位の子だったけど、今どーなってるんだか。

ちなみに聖書関連の名前が付けられた子供って結構な確率でグレていた。
キラキラネームの子供はグレる率が高いと聞いた事があるけど何となく納得。
Commented by apakaba at 2012-06-07 13:36
なんか、ダビデの字面がすごい!
どっちかというとブッダの弟子っぽい字面なのが物悲しい。
漢字にするといきなり辛気臭くなりますね。

うちのバカ長男を見ればわかるとおり、やっぱ名前への愛情やプライドは、親への尊敬・感謝になるんだよね。
それがなければ、ぐれたくもなる。
Commented by ぴよ at 2012-06-07 14:58 x
辛気臭いってか、だってダビデだよ!ダビデ!!
子供ながらに衝撃の名前だったなあ。
マリア、ヨセフ(当て字はさまざま)は普通~にいましたね。
でも今ならマリアはキラキラネームじゃないのかな?
私が子供の頃は充分キラキラネーム扱いだったけど。

ちなみに私の名前は、お腹にいる頃に男の名前しか考えられていなくて(余りにも派手にお腹を蹴っ飛ばすので父親も母親もお腹の子は間違いなく男だと確信していたのだそうだw)
生まれてみたら女の子だったから新たに名前を考え直すのが面倒臭くて、考えていた男の名前の1文字を取ってそれに「子」を付けたんだそうだ。
有り難味が今一つ薄い。しかもその男の名前の由来はかなり勇ましい理由で考えられた字だったので…今のような私のキャラになってしまったのではないかと。
正に「名は体を表す」ですwww
Commented by Akiko at 2012-06-07 16:00 x
いい話だなー!お子さんの名前の漢字、なんだろう。
でも私は母が付けたらしい自分の名前が好きではないんですよね。子供心に兄弟と比べても単純すぎるだろー、苗字も単純なのに!とか思っていました。ちゃんと由来を聞いたことはないのですが、母方の伯母さんと同じなのは関係しているらしい。当時の職業婦人だったようですが生涯独身なのも受け継いでしまったらしく(笑 マテワラエナイ)
森鴎外や与謝野晶子の子供の名前もDQNみたいなものだし、本当に子供次第なんでしょうね。でも改名はそう簡単ではないだろうし、最近のいくらなんでも・・・という名前はかわいそうだなぁ。
Commented by apakaba at 2012-06-07 16:58
ぴよさん、たぶん、昔のキラキラは「なんだかんだいっても、人類の名前」だったような?
あと、どうにか名前っぽくても、サ行とラ行とヤ行がいっぱいだとキラキラかも。
「さら」「せいら」「さゆな」「るりな」とかは今やまるでフツーだし。
今は「にゃおん」ですから。
「ぱんだ」ですから。「ぴかちゅう」ですから。
「みっきー」「みにー」はすごくフツーな気がしてしまう(まるっきりニポン人で、すごい漢字でも)。

名は体を表して、いい名前です!
Commented by apakaba at 2012-06-07 17:09
Akikoさん、今度カレー食べ放題の日に次男連れていくので、そのとき話しましょう!
長男ほどではないにせよ、次男も「めったに見ない漢字。お父さんががんばって見つけてきたんだねえ」と言って気に入ってます。

今度おうちに帰ったら、お母さんに、今さらながらだけど名前の由来とか聞いてみたら!
やっぱり親ってそれなりに真面目に子供の命名は考えるものだと思うので、なにか新事実を聞けるかもしれない(当社の保証の限りではありませんが)

与謝野晶子の子供も鴎外が名付けたから結局キラキラ好きは鴎外ってことで。
本人も林太郎だったくせに鴎外とか名乗ってるし!
元祖キラキラ。
でも森茉莉はいいですねー。
Commented by ogawa at 2012-06-07 21:45 x
娘の名前は一生懸命考えましたね。
まず珍しい名前でないこと、漢字は一文字、そしてその文字を見て誰もが納得する意味をもたせ、そして日本人であることがわかるように。
おかげで娘もとても気に入ってくれています。

もし、男の子だったら、アキタコマチ君と同じ名前だったのですよ。
もちろん漢字は違いますが。
私の名前の一文字をとって、それを別の漢字に置き換えるつもりでした。

ぴよさんの聖書からの名前も凄いけど、私の勤務先の大学の女子学生で、今、多いのが「瀬奈」「世奈」。
F1パイロットのアイルトン・セナが絶頂期に生まれた子供につけられた名前です。
本人達も「私の生まれた頃のF1ドライバーの名前から。私たち世代けっこういるのよ。」とあっけらかんとしています。
「セナ」それはそれでいいかもしれませんが、今時の名前は・・・難しいですね。
Commented by apakaba at 2012-06-07 21:53
ogawaさんのお嬢さんの名前は、うちとまるで一緒「漢字一文字・和語」なので、並べても呼んでもまるで違和感なく、まるできょうだいみたいです。

前述のように、セナは人類の名前なので、もうイマドキならまるっきりフツーです!
キラキラの意識を変えないと、立ち向かえませんよね。
Commented by ogawa at 2012-06-07 22:39 x
言われてみればそうですね。
Makiさんちの3人のお子さんとウチの娘の名前が並んでも違和感ないですものね。
そういう意味では古風なのかもしれませんね。

「セナ」は良いとしても「ぴかちゅう」は勘弁してほしいですね、まだAKBから取って「あつこ」「ゆうこ」「みなみ」「ともみ」などのほうが良いかも。
Commented by apakaba at 2012-06-08 08:06
義母は、「これからは国際化の時代だから、外国人から呼ばれやすい名前がいい。シュンとか、ケンとか、リョウとか」と言ってきたのですが、夫が「日本人なんだから日本人らしく、やまとことばの名前をつけるんだ。外国人のことなんか考えるのはそのあとだ。第一呼びにくかったら、ガイジンはすぐにニックネームをつけて呼ぶからそれで解決」と、厳しく自分の信念を通しました。
なんとなくおたくと似てます。

AKBの女の子たちの名前は、キラキラ最前線とはほど遠いのどかさですよね。
平凡な名前は、聞くとほっとする。
Commented by 那由他 at 2012-06-08 11:59 x
母方の祖父の実家(婿養子だったので)は、男の子は漢字一文字の名前のようで、祖父もそれにならってか、私の叔父や従兄弟は漢字一文字の名前にしてます。これ、眞紀さんのおうちと同じですね。
ただ、その名前とほかに、婿養子に入った先には、享保元年創業の家業の名前があって、祖父は公には、その名前○○左衛門(十三代目だったか十四代目)という名前も名乗っていたので、小学生の頃、年賀状などの宛名を書く時、江戸時代みたいと、不思議に思ったものでした。

私は自分の名前、好きとか嫌いとかあまり意識したことがなく、普通に自分自身の一部のように感じています。ただ、旧姓は氏名で漢字六文字、それも画数の多い字が多く、学生時代、試験の時、氏名を書くだけで時間が取られるなぁと思ってました。

Commented by 那由他 at 2012-06-08 12:00 x
キリスト教関連の名前では、本田路津子さんもそうですね。
子供の同級生に漢字だったりひらがなだったりですが、「よしや」君、「まきば」ちゃん、「りべか」ちゃんがいました。
学生時代の友人に「ひかり」君もいましたが、一般の名前でもあるので、おおっぴらにキリスト教の名前とはわかりにくいですね。

児童文学「ふくろ小路一番地」の子供7人の子沢山のラッグルス一家で、生まれた双子の名前を考えるのに、教会の説教中に、十二弟子の出てくる部分で、ふたりずつ組みなって名前が出てくるのを聞いて、お母さんがひらめく、という場面がありました。
(弟子の名前をそのまま付けたのではなく、一ひねりあるのですが、それは本を読んで確かめてください。)

日本語では関係ないのですが、聖人の1人、ステファノ由来の名前が、英語ではスティーヴン、ドイツ語ではシュテファン、フランス語ではエチエンヌ、スペイン語ではエステパンに変化するのが面白いなぁと思います。

ちなみに私のHNは、昔NHKで放送していたアニメの登場人物の名前から取りました。他にも「むりょう」君、「あそうぎ」さんがいました。
Commented by apakaba at 2012-06-10 16:03
キリスト教にちなんだ名前をつけるのは、思っているより多いのかもしれないと思い始めました。
「ひかり」もちなんでいるとは……ナルホド。ちなまずにつけている人も多いでしょうけど……
日本人にはあまり多くないけどムスリムのご家庭だったら「月子」とか「緑」とかどうだろう!なんて考えたりしました。


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