あぱかば・ブログ篇

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2015年 03月 03日

耳硬化症と上半規管裂隙症候群、半年経過

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気持ちが晴れ渡ることがない
半年ぶりに、耳の検査へ行った。
この半年間、待ちに待った日。
何かが変わっているかとワクワク。

だが聴力検査の結果は、「前回と同じ」、聴力はほとんど落ちていない。
次回は1年後になっちゃった。

耳硬化症と上半規管裂隙症候群(じょうはんきかんれつげきしょうこうぐん)を併発しているらしく、現状では耳硬化症の症状はあまり進行していず、手術が必要なレベルにまで聴力が落ちるまで何年もかかるだろうとのこと(今は手術をするには早すぎる)。
それにもがっかりだが、それ以上にがっかりするのは、私が難聴よりもずっとつらい思いをしている「自声強調(自分の声が頭に響く)」は、たとえ将来手術をして難聴が改善されても治らないということだ。
一生、釣り鐘の中に閉じ込められてガンガン叩かれるような、自分の声に苦しむわけだ。

典型的症状の一つである耳鳴りはすぐ慣れた。
難聴も、まだ軽度だし、すぐ慣れた。
ただ、悪い方の左耳を中心に、頭の左半分を大きな手ですっぽりと覆われて、ぐーっと締め付けられているような、鋭い痛みではないが絶え間ない圧迫感がある。
頭から左目にかけ、半分が少し熱を持ったような、腫れぼったいような感覚がある。
これも、耳硬化症の手術をしても治らないらしい。

“もっと苦しんでいる人がいる”“こんな不具合は病気のうちに入らない”と、理性で納得するまで、やっぱり落ち込む。
家に帰り、ひとしきりめそめそと泣く。
泣くとやや気分が吹っ切れる。

どうしてこんなに落ち込むのかはわかってる。
影絵の、声を担当しているからだ。
あれさえなければ、今の私は一日中黙って暮らしているだけの生活だから、自声強調に苦しむ機会がない。

今、今年度の2公演をDVD化するための編集作業にかかっている。
10月にやった公演も一緒にまとめてチェックしている。
9月に病名がわかって、ショックでふらふらになった時期とちょうど重なる。
まだノイズキャンセリングヘッドホンもつけていなくて、まともに自声強調と戦っていたときだ。
今になって自分の声を聞いてみると、すごく雑だ。
自分の声の加減がわからないままで、適当に勘でやっているのがわかる。
あの焦っていたときの思いがよみがえってきて、苦しくなってくる。

劇団の人達は、よく私が演技を始めるときに「スイッチ入った」と言う。
本当はそう言われるのがとても嫌だ。
私の体にスイッチでもあって、それを押せばいつでも同じようにあの声が出ると思っているのだろう。
でもそう思われているうちが花なのかも。
「やっぱり病気だからあまりうまくできないのね」と同情されるようになったら、もっと嫌だろうなあ。
悩みを相対化できると少し気が楽になるが、やっぱりこの不調を「治らない」と主治医から言われるのは悲しい。
耳鼻科よもっと進歩してくれ。

次の公演は6月か。
とりあえず、ノイズキャンセリングヘッドホンを新調しよう。
1年後の検査まで、私はどうなっているんだろう。


by apakaba | 2015-03-03 17:11 | 健康・病気 | Comments(0)


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