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あぱかば・ブログ篇

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2005年 08月 01日

夏は青い空に……の、ウラ話……

先日の京都では、旅と写真の老舗サイトゆ〜らしあ大陸ほっつき歩き・・・のogawaさんが、一日割いて案内をしてくださった。
いつも飲み会の会場でしかお会いしたことがなかったので、ogawaさんのイメージは“飲んでいるおじさん”だった。
でも日中に歩いていると、わあ本当に撮ってる撮ってる。
ogawaさんファンのみなさまには怒られそうだけれど、「ogawaさんてやっぱりちゃんと写真撮るんだ〜」、と初めて思った。

それにしても、彼は撮るのが速いですね。
仕上がってきた写真を見せてもらったら、こんなにたくさんの分量を撮ってたっけ?と非常に驚いた。
決めてから撮り終わるまでが、とても速いんだな。
私は暑さと徒歩(というより登山状態)で意識が半分以上冥界に旅立っていたので、送ってきてくれた写真の語る“余裕たっぷり”な感じに、故知らぬ敗北感を、深〜く覚えたのでした。

これで私のちゃちな写真をアップするのもなあ、ハズカシイなあ、としばし躊躇していたところ、コラボでやってみようというお話をいただいたので、ありがたく便乗させてもらうことにした。
コラボといっても、私はいつもどおりの駄文をささっと書いただけで、写真の選択もレイアウトもみんなogawaさんがやってくださったので、ありがとうそして申し訳ない!という気持ちでいっぱいだ。

ogawaさんのサイトですでにアップされており、ogawaさんファンの評判も上々の様子でヨカッタヨカッタ(こちら)。
私がつけたタイトル“夏は青い空に……”というのは、中原中也の同名の詩による。
この詩は後半になってくるとドロドロの心情吐露になるのだが、最初の一行が大好きだった。
もうひとつ、「青い空は動かない、雲片(くもぎれ)一つあるでない。」と始まる詩もあるのだが、嵯峨野の空にはもくもくと真っ白な雲が湧いていたので、夏は青い空に……のほうが真っ先に浮かんだ。
まだご覧になっていない方は、ゼヒどうぞ!
ワタシが写っているので恥ずかしいが、まあ風景の一部として見逃してやってよ。

ogawaさんの掲示板では「大人の休日ですね!」という感想が寄せられていて、当事者としては片腹痛しの気分である。
だって実際にはひーひー息が上がって、足に豆はできるし、バケツで水をかぶったみたいに汗をかいたんですよ。

では写真に載ってこない話をひとつ……
あるとき、ogawaさんがクルマの中にお財布を忘れてしまった。
そのときはピークに暑くて、お互い手持ちのペットボトルが空になってしまった。
「水分補給しないと倒れるー。あそこで買います。」
「あぁどうぞ。」
「ogawaさんはいらないんですか…あっそうか、お財布置いてきちゃったんだっけ。」
「そう、忘れたからいいですよ。どうぞ遠慮なく。」
「いや、これで飲まないとogawaさんも死にますよ!ワタシが買いますから。」
…………
クルマに戻り、
「さっきの借りた分、返します。」
「いえいえいいですよ、あれはべつに……(手にコインが載る)ぅあぢゃぢゃぢゃぢゃーーーーーっ!!!!!あぢいいいいいいいいいっ!なにすんだよーっ!ゥをgawaさんッ!熱いってこれ!やけどするよッ!!(涙涙!)」
車内に少し置いてあっただけで、お金は手のひらがやけどするほど熱くなっていました。

大人の休日イメージ、ブチ壊れましたでしょうか?

by apakaba | 2005-08-01 15:56 | 旅行の話 | Comments(10)
Commented by ogawa@office at 2005-08-01 17:19 x
仕事中ですが・・・ちょっと休憩

さらに墓穴掘っているなぁ・・・
ついでにもう1、2掘ってみますか・・・フフフ

私もさすがにバテバテだったことは言っておかなくては(^^;;
あの日はホントに暑かった・・・
最後は美味いビールが飲めたから「良し」としておいてください。

写真と文だけでみると、汗まみれでバテバテの2人なんてイメージ浮かばないもの。
そのイメージを出さずに「大人の休日」を写真と文で演じさせてしまう
作業・・・楽しかったですよ・・・じゃ、またね。


Commented by 三谷眞紀 at 2005-08-01 18:25 x
あれ〜いきなり真打ち登場では後のコメントが続きませんがな。
そうとも墓穴掘りなら任せとけッ。お望みとあらばまだまだ掘りますがogawaさんファンから悲鳴が聞こえてきても責任とれませんからねえ。
「いつ行ってもogawaさんを忘れ果てているうどん屋のおばちゃん」とか、ねえ。

>写真と文だけでみると、汗まみれでバテバテの2人なんてイメージ浮かばないもの。

そう、メールでも書きましたが、こういうことは読み手に遠慮していては負けですからねえ。
Commented by k国 at 2005-08-01 22:49 x
二日ほど死んだ振りしてましたら急に賑やかくなってきたみたいで
本来の調子に戻ってきましたね
アタシャあの日淡路から京都までバイクで走り回ってましたが
京都で桃山城,東寺、オヤスミの二条城に行きましたが、後で地図を見ると二条城に行かずに三十三間堂に行けばよかった近かったし、二条城で休みの癖に駐車料金取られて踏んだり蹴ったり、チクショウ暑いとかいいながらデートはいいわな、知ってタラお邪魔して通行人に色の黒いのが
写ってたかもしれん。マ~そんな無粋はしません
Commented by 花岡じった at 2005-08-02 00:50 x
写真も文章もステキーでしたね。
書けない、写せない・・・僕ちゃん。
Commented by はなまち at 2005-08-02 10:58 x
あの頃、あの場所歩いてどうなるか・・・・・
写真と文章の舞台裏はすぐわかる。
炎天下の時代劇の撮影と同じ。
俳優さんたち、すごいですよ。よく倒れないものだ。
Commented by 三谷眞紀 at 2005-08-02 12:31 x
K国さんいつにもまして句読点が不思議になってるぞ。

じったさん、じったさんはじったさんがステキー。
いろいろなじったさんがステキー。

はなまちさん、そうなの。
だから涼しげとかコメントされると仰天しちゃいます。
てか撮られてることさえワカッテなかった。
それくらい私は冥界に旅立っていました。
Commented by 紫陽花。 at 2005-08-02 15:08 x
拝見してまいりました。
冥界はいずこ?と思えるくらい爽やかにみえる、京都、の、大人の、夏ですね。キャプションの切り口のあざやかさや、文章>眞紀という伝説が私の中でボロボロ崩れそうです。果たして眞紀女史本人は彼女の文章を越えたか。(んにゃ~~、まだまだじゃな→誰かの心の声)
Commented by 紫陽花。 at 2005-08-02 15:13 x
読み直して。「あざやかさや」の部分は、「How あざやか!」の「や」です。 やっぱ、文章<私 だわ、オホホホ。
Commented by K国 at 2005-08-02 18:05 x
すまんのう、連日の暑さに脳みそが臨界に近くて思考能力がマダラ状態
集中力があっち行ったりこっち着たり彷徨ってますのでお先に冥界に
いってきま~す。

昼に水浴びしたくらい汗びっしょりになりますので着替えますがほんの
30分もすれば元の木阿弥状態になる,このむし暑さ耐え難し
Commented by 三谷眞紀 at 2005-08-02 21:40 x
紫陽花。さん、どうもムリにコメントしていただいたみたいで……ズビバゼン。でもなにいってんのかいまいちわかりません。
結局どっちなのっ。文>本人 なのか、文<本人なのか。
あざやかさやの「や」は詠嘆の係助詞「哉」ってヤツですか。←国文科。
Howとたとえる紫陽花。さんはやっぱり英文科?

K国さんは冥界の臨界な句読点が味ですよ。
あればっかりは誰にも真似できない。


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