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あぱかば・ブログ篇

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2016年 05月 03日

歌舞伎座團菊祭五月大歌舞伎、夜の部連続ツイート

歌舞伎ツイート、今年に入ってからずっとさぼってしまった。
とりあえずきのう行ってきた歌舞伎座から書いていこう。
3月と4月の分くらいはふりかえれるかな。

歌舞伎座團菊祭五月大歌舞伎、夜の部連続ツイート_c0042704_17372458.jpg

5月2日初日、歌舞伎座、團菊祭五月大歌舞伎夜の部。寺嶋和史初お目見得とあって取材陣どっさりの祝祭ムードたっぷり。勢獅子音羽花籠、おじいちゃん二人を従え堂々の花道……のはずが、いきなり転んで意気消沈、菊之助に抱っこされたままとなった。まだ2歳児だからねえ。がんばれ。(続


2)あの子が海老蔵長男とともに将来の團菊祭を背負って立つと思うと感無量、そして彼が円熟の演技を披露できる頃には私はもういないんだろうなと思うとまた感無量。あの子たちが歌舞伎の未来だ。勢揃いの中でも、芝雀は雀右衛門になってから美しくなったなと注目。風格が出てきた。(続


3)三人吉三巴白波、大好きな演目。何度も見たが、やはり菊五郎。菊之助は美貌と女のときの演技は文句無し、男に帰った時の戻りがつまらない。私が見始めた頃の菊五郎はすでに容色は落ちていたが、男に戻ったときの面白さは抜群だった。でもさすがにもうやらないだろうから、菊之助がんばってくれ(続


4)海老蔵のお坊の意味不明さよ。どうして彼はいつも海老蔵なんだろうね。見目は申し分なし、セリフは言わないが吉。松緑の和尚も然り。セリフがかわいい。和尚は不気味さと闇の大きさを漂わせて、あとの二人に「この人なら兄貴にしよう」と思わせるものがなければ。かわいくなってはダメ。(続


5)3人とも好きだが3人とも足りない。それだけ伸び代があると思いたい。黙っていれば歌舞伎っぽいがセリフが。いかに役者にとってシャベリが大事かを再認識。時今也桔梗旗揚、松緑の熱演に打たれる。いつもより3割増しでギョロ目です!男女道成寺、菊之助がす、すばらしい!(続

6)道成寺はどの道成寺も興味の尽きない作品だが、男女もナイス。菊之助はしたたるばかりの美貌、キュッと上がった口角はファムファタルそのもの。玉三郎という異界の巨人に相当特訓されているのだろう。手ぬぐいや着物で顔が見え隠れする瞬間も色気たっぷり。それに引き換え、海老蔵が……(続

7)ま、またも意味不明な海老蔵っぷり。蛇でもなんでもなく、とにかく海老蔵ショーになってしまう。この踊り、そういうのじゃないのにー。しかしピタリと決まった瞬間は大輪の花のように美しい。ほんと、私が役者なら絶対共演したくないタイプ。美貌の二人がきっちり決まった見得は絵巻物の美しさ(続

8)正直なところ、長年、團菊祭が嫌だった。それは團十郎が苦手だったから。「五月はまあいいんじゃない」とパスしてた。若手に世代交代して、一気に華やいだ五月に。この“海老菊祭”はしばらく楽しみ。吉右衛門の孫お披露目で「まだ海のものとも山のものともつきませんが」の挨拶にも胸キュンね。


by apakaba | 2016-05-03 17:40 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2016-05-03 20:29
昼しか(安い席は)とれなかったなあ。
Commented by apakaba at 2016-05-04 10:28
安い席から埋まっていきますからね。
私は3階A席一択です。
また夜の部も行きますが!


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