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あぱかば・ブログ篇

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2016年 05月 31日

京都大阪一泊でいろいろやってみる

ぎゅうぎゅう詰めの京都大阪行き。
ずーーーーーっと長引いている喉と鼻のアレルギー症状は、旅行をすると治るのかもしれない!

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久しぶりに京都に行ったら、イノダコーヒは八条口支店ができていた。
ありがたや。
でも前よりも甘くなくなったような? 気のせいか?

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細見美術館の展覧会「杉本博司 趣味と芸術—味占郷」へ。
去年、千葉市美術館で開催されていたときに行き、もう一度見たいと思っていた。
また行けたのはよかったが、展示数がやや減らされていたのがちょっと残念。
だが、こぢんまりした京町屋的なつくりの建築は、千葉市美術館にはなかった趣をプラスしている。
展示室がいくつもに小さく分けられており、中庭に面した階段を使って次の部屋へ移る。
中庭の階段に出るたびに気持ちがリセットされ、クールダウンする。

千葉市美術館では撮影可だったので、少し載せておくと。

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杉本博司の代表作「海景」シリーズが少しあった


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梅の屏風からはらはらと花がこぼれ落ちたかのように見せる。
須田悦弘の木彫りの花。
杉本博司との相性は抜群だ


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暗い中、寄り添って見る人々

このように、会場の雰囲気が異なる。
同じものでも、“どこで見るか”は芸術体験のあなどれないポイントだ。


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屋上にあるお茶室「古香庵」。
ここは5月の初めごろ、水を張って菖蒲の池にするのだという。
厳島神社みたいだ。見てみたいなあ。


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たまたま通りかかった池田屋跡地で「あっ、ここ池田屋騒動のとこだよ」と同行の友人に教えると、「えーっシンジラレナイ!」と仰天。
なんでチェーン居酒屋になったんだろう。

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新撰組ファンの娘がこれを見たら落ち込みそう。
沖田は年が若いから安いのか

大阪、ひらかたパークに移動して、「チームラボアイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地」へ。
我ながら追っかけにもほどがあると思いつつ、佐賀2回、東京4回、シンガポール2回、そして大阪、チームラボあるところへは行っちゃいます。
「ひらパー」って初めて行ったけど、なんともいえない場末感漂うムード。
さっきの細見美術館でも書いたとおり、ちょっと開催場所の選択が……とも思う。
それが功を奏してか? 比較的空いていて、さっさと見られた。

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彼女たちはナゼ、手を振りまくっているのか?
伊藤若冲を換骨奪胎し、釈迦の涅槃を表現した作品「ニルヴァーナ」を発展させた作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」。
人の動きをモニターが感知して、画面がゆらぐ。
私は「ニルヴァーナ」の物語のほうが好きだが、双方向性を打ち出すにはこちらのほうが向いているだろう。

それにしても、東京でも大阪でも、「花と屍 剝落 十二幅対」をなぜ解説つきにしないのか?
そしてなぜ物語の進行順序と逆に展示するのか?
これじゃ物語の意味がわからないよ。
主催者の見識が問われる。

関西初の大規模展覧会という触れ込みだったが、やはり出展数が少し少ないのがさびしい。
もう少したくさん、関西の人にも見てほしかった。
でもいいや。まだまだいくらでも、チームラボの展覧会はやるだろう。


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夜は長年のネット友達ヒデヤくんのお店「Cafe & Bar Sabaidee」へ行ってみた。
2年半前に開業したお店、当時は大丈夫かと内心ヒヤヒヤしていたが、ちゃんと軌道に乗っているみたい。
何より!
写真は「ラーブ」というラオス料理で、ラオスではもち米のごはんと一緒に食べるという。


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「ノムライス」というオリジナルメニューは、シンガポールチキンライスに炒り卵を添えたようなものだと思うが、大変おいしい。
ヒデヤくんに「こっちのねぎは青ねぎだから彩りがきれいでいいね。関東では白ねぎだから、見た目がぼやけるんだよ」と言うと驚愕していた。
ヒデヤくんは長ねぎが白ねぎという土地に住んだことがないんだなあ。
お店のますますの発展を祈りつつ、遠いところに住んでいるためたいして売り上げにも貢献せず帰る。
リーガロイヤルホテルのリーチバーで一杯だけ飲む。
バーナード・リーチのコレクションを見たかったが、結婚式の二次会の流れらしき人々がわんさかいたので、見ることができなかった。無念。

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翌日はUSJで一日中遊ぶ。
3月に娘を連れてUSS(ユニバーサルスタジオ・シンガポール)に行ったが、極度にライド系に弱い娘と一緒では、半分以上のライドを諦めざるをえず、楽しかったのかそうでもないのかわからない訪問だった(そのうちここに掲載されるのでよろしくお願いします)。
かねがね思っていたが、そもそも親子で遊園地に行ったってたいして楽しくないんじゃないの?
やっぱり同年代の友達同士で行くのがいいよ。
娘と行ったっておみやげコーナーに突進してず〜〜〜〜っと待たされたり、やたら「怖いからおかーさん一人で乗ってきて」とか言われたりするし。


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ひたすらくだらないお昼。
「ディスカバリー・レストラン」というところで食べていると、恐竜の着ぐるみがてこてこ歩いてきたので、当然自分のテーブルにも回ってくるだろうと思って悠然とかまえていると、こっちへは来ないまま去ってしまった。
失望すること限りなし。
私はああいうものは大好きで、だいたい飛びついて写真を撮ったりするのだが、まさか全テーブルに回ってこないなんて、思いもしなかった。
5年前に最後に行ったディズニーランドを思い出した。
イースターイベント中の東京ディズニーランドで、私はわざわざ「クリスタルパレス・レストラン」という園内のレストランで朝食の予約をして、そこでディズニーキャラクター(そのときはくまのプーさん一味)全員に抱きついて写真を撮ったのだった。


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パレードも、ディズニーに較べると甚だ心許ない。
山車に圧倒的なお金をかけてるという感覚が薄い。


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全体的にややダサい。
非現実の世界に引きずり込むほどの力を持っていない。
それがここの良さなのかもしれない。
アトラクションのレベルは高くて、かなり楽しい。
でも園内が全体に、すごく“俗っぽい”。
ディズニーだと、園内では徹底的にディズニーミュージック以外流れることはない(今は無き「キャプテンEO」以外は)。
ここでは、数年前にヒットした洋楽ポップスなんかがフツーにどんどん流れている。
「夢の国」に来た感覚ではなく、ちょっとそこらへんの街を遊び歩いているような感覚になる。
きわめて現実的。
覚めた距離感。
ディズニーの俗っぽさと対極だと思った。

キャスト(アルバイトとかの人)の多くはしっかり関西弁のままだし、いきなり関西弁で話しかけられたりする。
「そのスカート、めっちゃカッコイイですやん! 遠くから見てステキやなー思うて」と、私のスカートを褒め始めたのにはギョッとした。
“ちょっとそこらへんの街”は、大阪の街だったのか。
これがUSJのノリか。


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しかし、ここ「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」だけは、ハリー・ポッター映画の世界を完璧に再現していて、感心しきりだった。
小説は読まず、映画シリーズも見たそばからすべて忘れ果ててしまっただめな大人の私でも、「これはまさにハリー・ポッターそのものだ……!!」と、歩いているだけで心が浮き立つような再現ぶりである。
ライドも激しくておもしろかった。


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エディンバラ城にそっくりなホグワーツ城。
うーん、すばらしい。
内部の凝り方もすばらしい。
これはだめな大人の私よりも、娘なら10倍は喜んで、このエリアに5倍は時間を費やしそうだなあ。

前にここに来たのは2005年だから、連れて行った子供達も小さくて、あまり遊べなかった。
今回はコースターものは制覇できたし、おもしろかったなあ!

それにしても、ここで冒頭の話題に戻るが、長々と続いていた喉と鼻のアレルギーは、旅行が始まるとぴたっとおさまり、帰宅したらまた元に戻っちゃった。
これって……もしかしたら今さら犬の毛アレルギー?
参ったなあ。


by apakaba | 2016-05-31 14:35 | 国内旅行 | Comments(0)


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