2005年 12月 25日
では後半。 6・・・ 戦争が遺したもの(鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二 著) 私が小熊英二を好き……というのは、メインサイト書評欄『インド日記』評をごらんになればおわかりのとおりだと思う。 気鋭の若手学者が、戦後思想界の巨匠を相手にここまで聞くか!?の対談集。 鶴見氏が二言目には「僕は不良少年だから。」「僕はやくざなんだ。」と言うのが、最初ひどく気になったのだが(自分をワルだと言う人間はろくなのがいないので)、赤裸々な戦中戦後体験の告白の前には、戦争を知らない世代の自分が死力を尽くして想像力を働かせても太刀打ちできるレベルのものごとではなく、だからただ黙って拝聴するしかなくなってくる。 ところがそこへずばずばと切り込んでくるのが、若手世代代表の小熊英二。 彼の追及は、戦後ナショナリズムを題材に書いた著作で見せた、膨大な戦争史料を武器としてすすめられていく。 戦争を知らない世代であることは、恥でもなんでもなく、もちろん戦争を生きた世代であることも恥でもなんでもなく、大切なことは「知ること」、真実を、手遅れになる前に知ること、そして手渡すことである。 その凝縮的な典型を、対談というライヴ感あふれる形で見せてもらうことができる。 7・・・ 大阪ことば学(尾上圭介 著) 『大阪ことば学』が、いけてんねん。←の、「ねん。」が肝心らしい! いまさらだけどこのレビューはそんなにうまく書けなかったな。 なぜかというと、読んだ直後はどうしておもしろかったのか、よくわからなかったのだ。 このあと、わかぎえふという人の書いた『大阪弁の秘密』という本も読んで較べてみたら、なぜ『大阪ことば学』がおもしろかったのか、はっきりわかった。 『大阪弁の秘密』は、徹底的に生活密着の視点から筆が進められている。 生活者の視点だから、論理的である必要はなく、論拠は“大阪ではそうだから。”の一点張りとなる。 「大阪では、AのようなタイプよりもBのようなタイプの人のほうが尊敬される。」とかきっぱり書かれてしまうと、“ホントにそうなのかなぁ?”と疑問に感じても、そこはよそ者の悲しさで、だまって従っていくしかなくなる。 だからあまり深刻に入れ込まず、半分シャレという気分で軽く読んでいくとたのしい。 これに対し、『大阪ことば学』は、やはり学者の言説だけあって、論拠が国語日本語学的に明快であり、日本語文法を習ったことのあるすべての人間が納得しうる力がある。 学究派であるワタシとしては(嘘はいけません嘘は)、やっぱりこっちの勝ち。 8・・・ ムーン・パレス(ポール・オースター 著) 日本の現代小説は読む価値なしとほぼ断じて久しい。 でも海外作家はいいねえ。 昨年は、オースターの三部作『THE NEW YORK TRILOGY』という記事を書いたこともあったな。 しかし、原書を読んでみて、やっぱりワタシの頭脳では、翻訳で読んだ方が感動できるという結論に至った。 柴田元幸先生の名訳で、さらに味わい深くなっている。 青春小説のジャンルに入りそうな話だが、挿話の中にまた挿話、そのなかにまた挿話、といった複雑で蛇行したような、展開しそうで足踏みしたような(ときに後退したような)ストーリーの組み方には本当に驚嘆するし、その挿話のどれもが画面を見るように鮮やかで、また叙情的で、なにか胸が切なくなる哀切さがあり……小説はこうでなければ! 9・・・ 空海の思想について(梅原猛 著) 夏休みに高野山の宿坊へ泊まりに行った(高野山の旅行の話は、写真つきで2005年8月分に数回に分けて載せています)。 そのときに持って行って、あっという間に読んでしまった本。 著者梅原猛が、空海を学術的に分析する、というよりも、もう空海にぞっこんで、“一ファン”の書いた文章という感じになっているのが、少し気になるところだったが、100ページあまりの薄い本なのに、空海の思想を深く掘り下げて紹介しているところは、やはり空海研究の第一人者の力量だと感じた。 知の巨人であり、稀代の宗教家であることは事実なのだが、みずからの思想を広げていくために施していく、彼(って空海)の“策謀家”ともいえるほどの、時代のなかでの立ち回りの巧さには驚く。 10・・・ 街場のアメリカ論(内田樹 著) じつはまだ読んでいる最中。 今年最後の本になりそう。 夫が最近この人の著作をよく買っているので、まず一冊読んでみようと新刊を読み始めた。 私は社会学者の宮台真司氏のファンだ。 そしてこの内田氏も、宮台さんと同じく東大出身。 「これは」と思う文章書きは東大出身だなぁー。ちくしょう〜(なぜ、悔しがるのか)。 アメリカと日本の関係性を、フランス文学者という門外漢の気楽さからずばりと論じた本。 対米関係を考えたとき、うすうす「こうなんじゃないのかなあ」と多くの日本人なら感じていた事象を、標語っぽく言い切る言説に、溜飲が下がる。 蛇足ながら、内田氏は宮台さんのことを悪く言っているらしいのだが、両者とも、標語ふうの表現で言いたいことを提示していく方法は似ている……と思うんだけど。 そのへんの手法は、両者とも、いい意味での軽さを持ったいまどきの学者だなあという印象。 後半は少しマニアックな選択にしてみました。 来年はもっと本を読むぞ〜〜。 あ、こんな本の話題じゃなくて、毎年恒例クリスマスのエピソードが読みたかった? じゃ、それは明日。
by apakaba
| 2005-12-25 21:13
| 文芸・文学・言語
|
Comments(22)
なんか崇高すぎて誰もコメントつけていないなぁ。
と、レベル下げると。
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apakaba at 2005-12-25 23:17
いいの。たまには。
バカでも本ぐらい読んでるんだぞ〜って、アピール。
あーたが馬鹿だったら、わたしゃ単なるどすけべ。
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apakaba at 2005-12-25 23:46
男はドスケベでなければ、存在価値ありません。
性欲もない男性とは、おつきあいする気も、起きません。
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apakaba at 2005-12-25 23:51
自分で書いてて、本のコメントとかけ離れていることに気づく……酔っぱらうとホンネが出る。
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紫陽花。
at 2005-12-26 07:24
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こんだけの本を読んでいてなおかつ自分を「バカ」という眞紀さんの前には言葉がありません。で、時にエロっぽさといい、このギャップが「ただ者」ではない眞紀さんを作りだしているのでしょう・・と感嘆。まあ先日のコメントと同じく、本を読んでいるから勉強が出来るかどうかは別として、頭のいい人(勉強が出来るとは別)のほぼ100%が本好きであるというのは事実ですよね。
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K国
at 2005-12-26 09:32
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紫陽花。
at 2005-12-26 09:37
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追加。ネットをやってから本を読まなくなったのか、年齢のせいか?分からないのですが、来年も本を読まない一年になるのかなぁと自分で自分が不安です。電車の中で読むのは、相変わらずかつて読んだ本ばかり。 それがどれも新鮮に思えるのですから・・、全く。。ハードカバーなんて今年は一冊「対岸の彼女」を買っただけ。文庫は「海辺のカフカ」と・・もう忘れてる。。365日あって、いったい何をしていたのだろうか→自分は。 いつも気がついたら年末なの、最近では。でも、ネットでは相当量の文章は読んだはず。 文章の上手い人は、今は本を読んでいなくてもきっと小さい頃、本をかなり読んだのだなあと感心しながら読んでいます。
で、何が言いたいかというと、やはり子供には本にまず親しんでもらいたい、もらえるような教育をして欲しいと思うのです。
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apakaba at 2005-12-26 12:32
読書量はヤバイぐらいに少ないと思いますよ。
夫からいつもあきれられています。「まだこの本読んでいるのか!頭悪いだろう!君は本当にパーだな!」って。 「対岸の彼女」は映画化されるんですよね。おもしろかったですか? あ、村上春樹では「東京奇譚」がおもしろかったと夫が言っていました。私は両方とも読んでいないのでわかりませんごめんなさい。 先日、ブックオフに本を売りに行ったときに、江國香織の「東京タワー」を立ち読みしました。驚きのつまらなさだった。テレビドラマでやった「きらきらひかる」は、ドラマではおもしろかったんだけどな……キャストがよかったのかな。 K国さん、私もほんとに読書しないので、べろべろでもなんでも、とにかく半ページでも、10行でも、毎日ちょっぴりずつ読むようにしています。 そうしないとまったく読書しない人間になってしまうので……
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K国
at 2005-12-26 12:59
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その代わり新聞は良く見ます、よその会社に置いてある週刊誌とか
本読んでてパー扱いは、チョット抵抗がある 本を読むだけではなんの役にも立たない、それを何かの形に出来れば良いのでしょうが、自分の性格形成にでも役立てば良いし ですので前向きな本しか読んだ事がありません 莫大な量の本を読んでも何もなくて死んでしまえば、読んだことに意義があったのかな
ネットするようになると本を読まない、ですか〜。・・・確かにめっきり読書量減ったかも。私の場合、読書って疲れている時にはできないので、夜には不向き。家で読むのはあまりすきじゃなくて家ではほとんど読まない。てことは、朝の電車と喫茶店ぐらいでしか読まないわけで、最近はどっちも利用する機会が少ないものだから、そりゃ減るわけですわな。三谷さんを見習って、毎日少しずつ読んでみるかしら。
オースター好きという同士だからでしょうか、江國香織さんとドラマの評価もなんだか似ています。あのドラマおもしろかったですよね。ところで私も同様に勘違いしてたんですけど、原作は彼女の小説とは別の漫画(読んだことないんですけど)だそうです。どうりで、とあとで納得したりして。
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紫陽花。
at 2005-12-26 13:41
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対岸の彼女、小声ですが、面白くなかったです。「東京奇たん」(うちのパソで変換できず、えっと、他の読みは・?は面白かったですよ。いつもいいますが、文章は眞紀さんの方がずっと上手い、でも、林真理子にしても題材の捉え方が時代にマッチしているのでしょうね。時代に媚びないと本は売れないと思います。売れる本が必ずしも良い本でないことは誰もが分かっているのに、何故売れるのか分からないことが多いですね。
本の魅力ってなんだろうなあ。知らないことを教えてくれる・・。未知の世界を部屋にいながら、電車に乗りながら知りうる、別の世界に遊ばせてくれることかな、私にとっては。
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apakaba at 2005-12-26 14:59
きらきらひかる!ドラマおもしろかったですよね!
そうそう、漫画でしたね。 深津絵里が「踊る」のすみれさんとちがって可愛らしくて、でも思いっきり死体を切り刻んで、「わあっ、あったー!見つけた!ダイイングメッセージ!きゃーっ」とか喜ぶところなんか、ああ、医療関係者ってスゴイのね……と愉快でした。 あれの松雪泰子がヨカッタですね。ふだんはクールでかっこいいんだけど、好きな人(柳葉)の前では素直になれず意地っ張り……みたいなのがかわいかったなー。 さて、通勤しないと家で読むしかなく、主婦はなかなか読書時間を作れませんね。家にいると、なにかしらしなければならないことってあるでしょう。 オースターの話ができるのはとてもうれしい。 「幽霊たち」の主人公ブルーが、眠れないままにブルーのもの、白いもの、などを連想して数えていくシーン(俺のシャツの色……俺の目の色、ブルー。)、あそこが妙に印象に残って、ああ、ここを原文で読んでみたいなーと思ったの。でも訳のほうがよかったな。
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apakaba at 2005-12-26 16:20
文章は、「足で書く」って部分が大きいと思うんです。
取材をたくさんしたもん勝ち、文才は二の次と。 文章の巧みさだけでは続かない仕事だと思いますね。 「ぼくとうきたん」とかで変換しませんか? 「ぼうけんたん」とか。 K国さんのいうことも紫陽花。さんのいうこともわかりますねえ。 本が自分にとってどんな位置づけなのか、ってちがいね。 私も待合室とかでは雑誌読みまくりますよ。 SPA!とかあいかわらず「忘年会でOLを落とすどうたらこうたら」とか、まったくほんとにねえ。新聞は読まないですね。
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紫陽花。
at 2005-12-26 18:15
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木刀忌憚(ぼくとうきたん)で変換できるのは、これでっす。うちのへぼパソコンのことは、娘に聞けば分かるのですが、まだ帰って来ないんだよな~~。前は彼女に聞いて変換したんだった。東京奇たん・・。「足で書く」分かりますね。編集者との二人三脚かな。良き編集者に恵まれることが本を書く上では大切だそうですね。ただ最近は・・。私電車の中吊りとかあんまり夢中になって読むので不審がられたりしますわ。だって、あれ変質チックですよね。え?私も変質チックかって?態度保留・。一応一流大学を出た優秀と言われる人が就職するのが出版社ですよね、ああいうの、作ってるうちに人間が腐っていかないかなぁ・・。 新聞、なんで読まないの? いい記事もありますよ。 テレビだって、いい番組もあるのになあ。。もったいないよ~~。いろんな所から情報収集しないと・・。
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apakaba at 2005-12-26 18:20
いや、だからドラマの「きらきらひかる」をあんなにアツク語っているではないですか……すみません、情報量が少なくて。あまりモノを知らないので周りに助けてもらっております。
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K国
at 2005-12-26 19:35
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足で書く、歴史小説を書く人に多いですね、古文書を読んで調べて
ストーリーを考えて書く、司馬遼太郎が一番に浮かんできます 推理小説も電車や飛行機の乗り継ぎや地形の特徴を利用したり 現地を足で調べて書いてある、それを見ると小説の中の旅行記ですね 知らない土地を空想で旅行する、それもまた楽しい
オースターの作品は平易な英語で書かれているので、わりとすらすら読めちゃいますね。とはいえ、内容は深いので、翻訳はかえって難しいかもしれません。難解な作品を訳するよりも、訳者の地力がもろに出てしまうというか、ごまかしがきかないというか。
『翻訳夜話』という本で、柴田元幸氏と村上春樹氏がそれぞれオースターとカーヴァーの短編を訳して、それぞれの訳について感想を述べ合っているのですが、なかなか興味深いです。 読書量が減るとアウトプットにてきめんに響きますね。1アウトプットするには10インプットする必要があるのに、ネット依存のせいもあって、最近インプットが十分にできていないので。積ん読も50センチを遙かに超えてしまいました。正月にどれだけ減らせるか、ですね。
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apakaba at 2005-12-26 20:30
歴史小説は当然としても、我々から見て「くだらん、たいしたことない本」と思うような本でも、やっぱりそれなりに取材はしているはずなんですね。
作家とか文筆業とかいうと、ずーっと家から出ないというイメージがありそうだけどそんなことないんですよね。
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apakaba at 2005-12-26 20:43
あづま川さん、私好みのコメントでとってもうれしいです。
そう、海外文学において、「翻訳」の重要性は避けて通れない問題ですよね。ネイティヴ並みにその外国語を身につけている人間以外は。 私は村上訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」で、ホールデン・コールフィールドに「やれやれ」のセリフを言わせた村上春樹を一生恨みます。ナンテな。 「やれやれ」は彼の小説中の主人公が言う嘆息。ホールデンは彼の創作人物じゃないのに。と。しかしそれがまた翻訳のおもしろさ、なんでしょう。 翻訳文体、というものは厳然と存在するし、その最高峰は柴田先生だと私は感じています。あづま川さんのお好みはだれですか? 知的アウトプットは必須アミノ酸みたいなもので、決して自己生産できません。どんどんとりいれなければ……脳細胞がザル化しているのだから、さらにとりいれなければね。 翻訳夜話、ですか、うちの旦那が絶対に持っていそうな本ですね。カーヴァーにオースター、柴田先生に村上春樹とくればね。95%うちのどこかにあります。さっそく読んで感想書きに行きますね。
『キャッチャー~』については、当の『翻訳夜話』の中で春樹氏自身が「本当は僕はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』をすごくやりたいんです」って語っています。その理由もいっしょに。だからこの作品、相当の思い入れをもって翻訳したと思うんですが、それが裏目に出たのかな。この村上訳は読んでないのでなんともいえませんが。こんど読んでみようかな。
好みの翻訳家ですか・・・数人に絞るのは難しいですね。ぼくからすればみな雲の上の人ばかりで。深町真理子さんとか、須賀敦子さんとか・・・。もちろん柴田元幸氏も好きですよ。
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apakaba at 2005-12-27 17:14
須賀敦子のタブッキはいいですねえー。
「インド夜想曲」はもちろんだけど、白水ブックスから出ている「供述によるとペレイラは……」というのは読みましたか。うちにあるけど未読なんですよ〜。 ああ、来年はもっとたくさん読書してあづま川さんとこういう会話をたのしもう。エイエイオー。 |
アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
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