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あぱかば・ブログ篇

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2004年 10月 16日

オースターの三部作『THE NEW YORK TRILOGY』

夏の間はシャワーだけの入浴だったのが、最近は寒くなってきたのでちゃんとお湯に浸かっている。

ここのところ、入浴中に毎日ポール・オースターの小説集『THE NEW YORK TRILOGY』を読み続けている。
3編の作品のうちのひとつ『Ghosts(幽霊たち)』を、柴田元幸訳の日本語版でついこの前読んでみて、
“ああ、これを原文で読んでみたいな。この箇所や、この箇所は、英語ではどう書いてあるんだろう?”
という気持ちがムクムクとわき上がってきたからである。

私はかねがね英語の文章を読むことに苦手意識があったので、英語のペーパーバックを買ったのはもちろんこれが初めてだった。
でも、あらかじめ日本語で読んでいる話だから、思ったよりさっさと読める。
わからない単語がたくさん出てくるけれど、日本語訳の文章を思い出せば大丈夫。
単語さえわかれば、文章の組み立て自体がちんぷんかんぷんということはまずない。

日本の学校で行われている、文法中心の英語の授業はなにかと批判されがちだけれど、私のようにこんなに英語が苦手でも、文法は理解できて読んでいるのだから、やっぱり学校英語は無駄ではないよなと実感した。

by apakaba | 2004-10-16 11:00 | 文芸・文学・言語 | Comments(3)
Commented by shou20031 at 2005-02-05 11:10
ポールオースターは以前知り合いの人から現代アメリカ文学旗手だから必ず読むよう紹介されて読んだ記憶があります。私にはちょっと難解だったかな~
私も小説をブログに連載しています。気が向いたら覗いて下さい。コメントいただけると励みになります。
題名(「呉子」無敗の将軍 若き日の呉子)
http://freenovel.exblog.jp/
Commented by カルロス at 2005-02-05 11:49 x
今までの日記を全部移管するつもりなの?
Commented by 三谷眞紀 at 2005-02-05 22:27 x
shouさんご訪問ありがとうございます。
オースターの原文をお読みになったんでしょうか、それとも翻訳版で?
どっちもすばらしいのですが、英語が苦手な私には柴田元幸の名訳で十分だぁ〜という感じです。
難解とお感じになったのは、おそらくストーリーの運びが蛇行しているような感覚のせいではないかと思います。
私も何冊か読みましたが、ハナシが始まりそうで始まらない、進みそうで進まない(そしてそのまま終わってしまったりする)、一種のもどかしさを覚えますね。

shouさんの小説ブログ、モノスゴイではないですか。
中国が舞台だなんて、西遊記も三国志も2ページでリタイアしたワタシに読めるだろうか……でも読んでみますね。
お互いがんばって書き続けましょう。
これからもごひいきに!


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