あぱかば・ブログ篇

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2004年 09月 01日

防災の日

9月が始まった。
「防災の日」と二学期の始業式がかさなるから、今日は毎年、小学校で「ひきとり訓練」というものをする。
避難訓練をした子供たちが校庭に集まり、保護者が迎えに行って担任から子供を引き渡され、いっしょに下校するというものである。

毎年、かならずこの日は暑い。
こっちは迎えに行くだけでもうんざりなのに、子供たちはそのうえ消防服とおなじ素材でできた、難燃性の防災頭巾をかぶって校庭に集まるのだ。
みんなモーローとして、ゆでだこみたいな顔で校舎から出てくる。

でもね、思うにあの防災頭巾て、ほんとに防災に役立つのかなあ?
頭を守るなら、ヘルメットのほうがずっと確実なように思えるのだが。
いざ火災になったらあの防災頭巾も本領を発揮しそうだけど、私が小学生だったころは、ふとんとおんなじ素材で母親が作っていたもの。
あれはほんとに意味がなかったような気がする。
冬場は教室のイスの座布団として活躍していたが。

と、書いているうちに、なにかの小説で防災頭巾が出てくる場面があったことを思い出した。
たしか、戦争中の話で、母親が自分の子供と離れなければならなくなり、子供の防災頭巾を水につけて濡らし、すこしでも燃えにくくしてやる……とかいうシーンだった。
戦争の話なんかめったに読まないけど、この母親が自分とかさなり、いやに記憶に残った。

子供を持つと、そういう場面に感情移入してしまう。
自分だったら……たとえば東京直下型地震が来て、家中の家具が倒れてきて、ガラスが割れて足に突きささって逃げられず、そんなふうになったとしたら、子供を守るために、どうしたらいいだろう。
家族がそれぞれバラバラだったら、どうなるのだろう。
朝からラジオで「防災の日」の話題ばかりとりあげていたから、今日はそんなことばかり考えていた。

今後30年の間に、東京直下型地震が起きる確立は70パーセント、とラジオで言っていた。
まだ死にたくないし、家族のだれも死なせたくない。
下の子ふたり、小学校に行っている間に大地震が起きたら、あの「暑いー!暑いー!」とかぶるのをいやがっていた防災頭巾が、頼みの綱だ。

by apakaba | 2004-09-01 00:13 | 子供 | Comments(0)


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