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あぱかば・ブログ篇

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2004年 06月 26日

南インド旅行を、下痢で思い出す

ゆうべ、ヨッパライの夫が冷房を強くかけたまま、寝てしまった。
あとから布団に入った私もやっぱりヨッパライだったので、冷房が強すぎることに気づかないまま眠ってしまった。
朝から頭痛と、激しい下痢!
波のように押し寄せる腹痛!
せっかくの土曜日、夕方までを棒に振ってしまった。

じいっと横になっているとマシだが、寝返りを打つだけでもお腹が痛む。
ここのところ少しずつ読みすすめている小説『女王陛下のユリシーズ号』を、今日がチャンスと枕元に持ち込むも、活字を追うことすら大義だ。

1996年の夏に、南インドを一人で旅行していた。
旅の後半、ケーララ州のコーチンというところで、重い荷物をしょって大通りを歩いていた。
ホテルが満室ばかりで、いくつも断られ、暑くてよろよろしているときに、オオッ!通りに並んだ食堂の軒先に、スムージー(って、ご存じだと思うけど、シャーベット状のジュースのことです)の機械がグルグル回っているではないの。
絶対お腹壊す、ダメダメ!と頭ではわかっているのに、体はふらふらと店に吸いこまれ、着色料たっぷりのオレンジ色のスムージーを一気飲みしてしまった。
飲んでるそばから、もうお腹がぎゅるぎゅると……!
食堂の数軒先にあったホテルに転がり込み、そのまま一日、ベッドとトイレの往復でコーチン滞在をムダにした。
ベッドの上でめくっていたのは、なんだっけ……少なくとも小説ではなかった。
ああ、映画雑誌だ。
インド映画スターの写真がいっぱい載っている、英字雑誌。
シャー・ルク(私が好きな俳優)かっこええわーと、同じことばかりをぼんやり思うだけなら、苦しみながらもどうにかできるのだった。

体が弱っているときは、より受動的な媒体を好む。
本よりは雑誌、雑誌よりはテレビや映画、文章を書くなどとんでもなくエネルギーを消耗しそうで、考えたくもない。
あ〜半日で持ち直して、よかった。
今日は飲むのを控えるわ。

by apakaba | 2004-06-26 00:43 | 旅行の話 | Comments(0)


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