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あぱかば・ブログ篇

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2004年 04月 26日

伊勢丹の貴金属売り場を大名行列する

喉が痛い〜。
きのう、新宿に半日いたので、ますます調子が悪くなってしまった。でも、すんごいおもしろい体験をしたのですよ。

「眞紀ちゃん、髪をアップにしたときに、イヤリングをするといいと思うんだけど、買いに行かない?」
と義母が言う。
自分でまともなイヤリングを買う財力など絶対にないので、ありがたくお言葉に甘え、新宿の伊勢丹で待ち合わせる。

貴金属売り場で、外商の人を呼んでもらった。
夫の叔父(義母の弟)が伊勢丹の顧客、それもかなり悪くない顧客なので、叔父の担当する外商に回せば、相談にのってくれて値引きもしてくれるということなのであった。
「○○さんとここで会う約束をしているんですが。」
と義母がその外商の名前を口にしたとたん、椅子を勧められてお茶とおしぼりが出てきた。
外商の○○さんはどっしりと頼りがいのありそうな女性で、
「さっ、では、見ていきましょうか!」
というと、ジュエリートレイを胸の前に捧げたまま、すたすたと売り場を歩き始めた。私と義母は、あわててそのあとにつながる。
そのまま、あらゆるブランドのイヤリングを、すごいスピードで物色。
ミキモトから始まり、ブシュロン、ショパール、ショーメ、シャネル、ブルガリ——、○○さんはどうやら貴金属売り場でも相当の実力者らしかった。
「これ、ピアスだけど、イヤリングに直せる?」
「あっ○○さん、いやこのデザインではちょっと……」
「直せないのね、じゃあ用はない、サヨナラ。」
もう次の売り場へ。私たちはあたふたついていくだけ。

めぼしいイヤリングがあると、まるでキャンディーかなにかのようにぽんぽんとトレイに載せて歩いていくものだから、まあ目立つこと。
買い物客みんなに見られて、恥ずかしい〜〜。
もっとお金持ちそうな恰好をしてくればよかったよう。でもこんなへっぴり腰では、どっちにしろだめだ。
この大名行列のおかげで、自分では買えないけど目が飛び出すほどでもない、シンプルなイヤリングを見つけることができた。
義母が買ってくれたから感謝するのは当然として、叔父にもこんな体験をさせてもらえて、感謝である。
いや本当に、資本主義社会ってすごい。
うちの経済規模では、一生無縁な世界だなー。

by apakaba | 2004-04-26 00:11 | ファッション | Comments(0)


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