2007年 09月 17日
ゆうべ、餃子だったのでいつもの3倍のビールを飲んでしまった。 焼きたてが熱くて、唇をやけどした。 夫は暑がっているが彼の席は冷房の一番当たらない位置にある。 それで温度をがんがん下げるので、他の人たちはみんな寒くなってしまう。 子供がみんな食べ終わっていなくなり、空席ばかりになったので、 「こっち来て食べたら?」 私の隣の席が冷房の風直撃の場所なので。 いつも、私の正面に座って食事をしているのだが、「暑い暑い」と言って隣に来た。 「あれ!変な感じ。いつも正面にいるのに隣だと変だわ。」 家の食卓でいつもとちがう位置でごはんを食べると、勝手がちがって妙な気分。 真横に並んで餃子を食べているのってなんだか中華料理屋みたいだ。 ふたりで飲んだり食事をするとき、正面向きと横に並ぶのと、どっちが好き? 高校生のときの友だちで、 「あたし、正面だと緊張しちゃってしゃべりにくいの。眞紀にまっすぐ見つめられるとドキドキしちゃって。ねえ、横に並ぼう!」 と言われて、ふたりで並んでお好み焼きを食べたことがある。 私は「おかしいってば、女二人でこの並び……」と内心思っていたのだが、まるでつきあい始めの恋人のようなことを言う彼女の意を汲んであげた。 その後、私にも「ステキだー」と思う人(女子ではなく男性です)が現れて、その人と何度か飲みに行ったのだが、一度目は正面向き、二度目は横並びだった。 二度目の横並びは体の距離が近くなって「やったぜー!」と思ったのもつかの間、横並びは……お顔が、見えないのね。 顔が好きな人だったので、 「顔が見たいよー!顔ー!」 と悶絶しているのだが、そのためにはかなり努力して姿勢を彼のほうへ向けていないといけなくて、なんだかな。 正面を向いてしゃべっている限り、彼の目にはおでんの鍋しか映っておらず、私の表情もまったく見てないわけだ。あーあ。 三度目は正面向きで満足満足。 やっぱり、好きな人とは「視線を交わしたい。顔(と、様子)が見たい!」という欲望はあるので。 四度目、五度目は……まあいいかそんなこと。 いつの間にかつまらない昔話になってしまいました。 とりあえず、ゆうべは餃子で横並びになって変な感じがしたな。
by apakaba
| 2007-09-17 11:56
| 生活の話題
|
Comments(15)
Commented
by
kaneniwa at 2007-09-17 12:30
この問題、実は考えたことがあるのです。
食事と、それから仏壇との関係などで。 演劇では、若い男女が対面する形は強い対立などを 示すシーンが多いですね。 逆に、若い男女がカウンターで同じ方向を向く時は 未来を語りあったり、過去を深く追憶するシーンです。 というわけで、若い男女のおデートには、カウンターで横並び をおすすめします。 これが、二人ではなく集団になるとまた別で、 映画の『家族ゲーム』の横並びの食卓はシュールです。 しかし、集団で同一方向を向く場合もあって、それが 礼拝などの宗教的行為です。 何だか日常的に仏壇以外で同一方向を向くのにポイントだと 思っているのが車です。 けっこう車のなかで大事な話をするというケースがたくさん あるように思っていて、テレビが仏壇にとって代わった時代 というものがあった(昭和40年代あたり)とすれば、 現在は車というものがかなりとって代わっています。 いずれ、私のブログで考察してみたい問題です。 BYマーヒー
0
Commented
by
apakaba at 2007-09-17 12:55
マーヒーさん、そちらのブログでの車の話は読んでおりましたよ。
あれとってもおもしろかった。 私も、結婚の前に同じイメージを抱くことが多かったので、重なりましたよ。 結婚というのは相手と同一方向を向いて進んでいくことだなあって思っていたので。 私は車内もいいけどやっぱり飲んでしまうことが多いし、車に乗るところっと寝てしまうのであまり大事な話は……なのですが。 イスラームの礼拝シーンは圧巻で、巨大な礼拝所ですごい人数の人間が同じ動きをしているのを見ると、なぜか巨大な「空(くう)」を感じます。
Commented
by
Morikon
at 2007-09-17 17:48
x
「対面より横並びのほうが緊張感が弱く、
より会話もはずむ(5割増し?)」のが一般論らしいですが、 私は相手の目を見て話しづらいポジションは苦手。 もちそん、同席した相手との関係性にもよるのでしょうけど。
Commented
by
apakaba at 2007-09-18 08:15
車の中で、やたら視線を求めてくる相手というのも逆にキビシイな。
恋人のようなことを言っていた上記の女の子は、なぜか車の中では運転する私の顔をのぞきこみながら話しかけてくるので、たいへん運転がしづらかったです(ていうか、恋人なのか私)。 いくらこっちが目を見ていても、いっこうに視線の合わない人というのもいるし……それもキビシイです。 タイミングの合う人が気の合う人なんだろうな。
Commented
by
K国
at 2007-09-18 17:25
x
宴席でも誰の前に座るかで楽しさが違ってくる、周波数の合わない変な親父が前に来たら最悪。
また綺麗過ぎる人が来ても、へんに意識してしまって小心者は気を使う。 馬が合いすぎると漫才始めるし、この方が廻りは楽しいかも。 奥方だと前だろうが横だろうが、どっちでも構いません。
Commented
by
タカモト
at 2007-09-18 20:26
x
俺は相手によるかなぁ。
男でも女でもまーフツーに飲んでって時はテーブル席で正面だし 込入った話や「むふふ♪」な女性の時は(あー20代の時ね) 居酒屋だろうとスナックだろうと飯屋だろうと絶対に横並びですね。 俺の左横。 まー心理的なものもあると思うが、ほら俺って右耳チョッと遠いし。(笑) やっぱ男女の仲はヒソヒソ話っしょ。
彼なら横並びがいいなあ〜♪ひっつきたがり☆
Commented
by
apakaba at 2007-09-19 08:36
でも顔が見えないじゃん?
Commented
by
apakaba at 2007-09-19 08:36
横並び。
K国さん、合わない人と飲むという状況じたいが私などほぼないので、それは楽なものですね。 会社のつきあいなんかだと近くのメンバーに左右されて、ぜんぜん楽しくないということもありましたが。 近くにかわいい女子(職場の花ってやつね)が座ったりするとみんなでちやほやして、ツマンナイですねー。 タカモトさん、俺の左横が特等席なのか。 うるさい酒場だと、お互い怒鳴り合わないと聞こえなくて、私はあれは嫌いだな。 静かにヒソヒソがいいなー。
Commented
by
のこのこ
at 2007-09-19 12:24
x
だって横顔が超素敵なんだもん♪(過去の話)
ラクダ夫は顔なんか見なくてもいいや(笑) それに互いにわざわざ顔を向けたり顔ちかづける感じが、良くない? 腕つかんだりほっぺつまんだりできるしさ。 上司とかなら向かい合わせでいいよ。 触られたり手えにぎられたりしたらウザイじゃん。
Commented
by
apakaba at 2007-09-19 12:53
Commented
by
キョヤジ
at 2007-09-19 15:09
x
Commented
by
apakaba at 2007-09-19 16:01
うちの人にはそれなりにタッチするようにしています(円満のヒケツだ)
Commented
by
Kay
at 2007-09-19 17:29
x
車の中は別として、原則的には相手の顔をというか目を見て離したいほうですので、対面がいい。変に目をそらせたりする人とはどうも心から打ち解けて話は出来ないような気がしますね。
Commented
by
apakaba at 2007-09-19 17:52
円満のヒケツは目を見て話す、でしょうか。
でも、なんだかやたらとビームのように目の力の強い人がいて、そういう人には圧倒されて見返すことが難しかったりします。 あれに勝つにはどうしたらいいんだろう? |
アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
ご案内
直島の旅行情報 blog links (エキサイトブログ以外) 彼の地への道すがら 三毛猫日記 ムスリムの女たちのインド 王様の耳そうじ 細道 紀行地図へと続く道。 「いい子」をやめたら人生がきらめく! greenmanbaliの日記 すきなものだけでいいです Avance(アヴァンセ)でいこうっ ライオンシティからリバーシティへ カテゴリ
全体 映画・ドラマ 歌舞伎・音楽・美術など 生活の話題 子供 国内旅行 旅行の話 ニュース・評論 文芸・文学・言語 健康・病気 食べたり飲んだり ファッション ベトナム2023.3 ソウル2022.11 思い出話 サイト・ブログについて 1990年の春休み 1990年の春休み.remix ver. 香港・マカオ2006 シンガポール2010 直島旅行2010 バリ&シンガポール2011.1 香港マカオ2011 香港2011夏 バリ&シンガポール2011.11 台北2012 家族旅行香港マカオ2012 ボルネオ 台湾2013 ヨルダン・シリア1998 イスラエル1999 エッセイ フランス インド2000 香港2013 スコットランド 大腸がん闘病 ソウル2023.1~3 シンガポール2023 台北旅行2023 未分類 最新のコメント
ライフログ
お気に入りブログ
Tatsuo Kotaki 草仏教ブログ ガタム ( ghatam ) 子供部屋 紅茶国C村の日々 梟通信~ホンの戯言 みんなのヒンディー語教室 勝手に僻地散歩 Atelier Kotaro SALTY SPEEDY シニアバイクマンⅡ FC2ブログに移転しました 旅行・映画ライター前原利... 塩と胡椒 いいあんべぇブログ 折原恵のニューヨーク写真... ブログパーツ
以前の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||