人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あぱかば・ブログ篇

apakaba.exblog.jp
ブログトップ
2007年 09月 28日

客体/彼女

 “告白は海の見える場所で”
 大学生になるまで海のない県で生まれ育った僕には、それが大事だった。
 幸い、彼女の自宅は港のそばにあった。
 冬の陽が落ちて、すでに真っ暗になっていた夕方、彼女の家に電話をかけて、呼び出した。
 「ちょっと、話したいことがあるから出てきて。今からそっちへ向かうから。」
 強引だなと思ったけれど、強引なことをしている自分、やっぱりそれが大事だった。
 彼女は、僕が告白するのだということに気づいているようないないような曖昧な、柔らかい声で誘いに応じてくれた。

 あの娘はいつもそうだ。
 いつでも“いい感じ”なのだ。
 初めて会ったときから、彼女が僕に向ける顔はいつでもいい感じの笑顔。
 その顔を、僕への好意とかんちがいして、出会ってすぐに好きになってしまった。
 間もなく、彼女にはつきあっている男がいることを知ったがもうあともどりできなかった。
 僕はその男に負けるために電車に乗る。
 はるばると、彼女の街まで。

客体/彼女_c0042704_1232590.jpg


 彼女の最寄りの駅で待つ。
 僕の下宿からは遠いから、途中で腹が減って、ミスタードーナツへ寄ってドーナツを買い込んだ。
 彼女を待っている間に、いくつか食べた。
 彼女は、“家から出てきた”ということが一目でわかるラフな恰好をしていた。
 「お待たせ。」
 と言いながら、あのいつもの屈託のない笑顔。
 でも視線がちらっとドーナツの紙袋に移る。
 “告白する前に、ドーナツ食べてたの?”と、思われたのかもしれない。
 僕も自分で“キマってないな”と思う、でも腹が減っては声が出ないから。

 「話、は?ここじゃ、ダメなの?駅前ならお店もあるわよ。」
 「いや、ダメなんだ。ダメダメ。海に行かない?!すぐでしょう、電車で。俺、初めてこの路線に乗ったから。」
 調子っぱずれな強い口調に、彼女はわずかにあきれた表情をした。
 それでもすぐに、
 「ああ、そうなの。こっちは学校から遠いもんね。ふつう、わざわざ来ないよね。」
 と、ふふっと笑ってすんなり応じてくれた。

 僕は彼女の表情が曇ったり崩れたりするのを見たいのかもしれない。
 僕以外のみんなにも等しく向けられる、例の親しげな笑顔ではない表情を、見てやりたいと。

客体/彼女_c0042704_1242093.jpg


 夜の埠頭は寒い。
 オレンジ色の灯りに照らされたオレンジ色の絶えず揺れる波を前にして、僕はすっかりうわずってしまう。
 船の通ったあとや風のせいで、波がさまざまな形に動くのを見ていると、目がぼんやりとにじんでくる。
 彼女は、
 「ここも久しぶりだな。昔から、よく来てたよ。なつかしいわ。」
 とか言いながら、「あそこまでなら歩いて行けるよ」「あっち行ってみる?」などと、先に立って歩いている。
 想像していたのとちがう。
 僕が彼女を連れて歩くのではなく、追いかけるかっこうとなってしまった。
 彼女が「ここもなつかしい」「ここもなつかしいわ」といつまでも歩くのをやめないので、僕はとうとう港の突端で一歩先回りして立ち止まり、彼女の歩を停めさせた。
 「………………。」
 彼女は、チャンスをくれているのか?
 “今よ、言うなら”と。
 それとも、ただなにも考えていないのか。
 海を背にして、瞳の中になんの光も映っていない彼女の表情がわからない。
 顔を近づけて瞳をのぞき込んでみたい、でもそんなことできるわけがない。

 僕は海に半身を向けたまま、しばらく「んー」とか「あぁー」とか、ほとんど意味を成さない声をあげる。それから、
 「いや、寒いね。けっこう。でも今日はここに来られてよかったな。いいねえ港の景色。俺あこがれてたんだこういうの。ほら、俺って山育ちだから。それでね、もう君、前からわかってたと思うけど、俺、好きなんだ君が。知ってたでしょう?ねえ、知ってたよね、みんな言ってたし。知ってるよな。なんか恥ずかしいな俺。」
 一気にそこまで言い切ってしまった。
 馬鹿みたいだ。
 なんてかっこ悪いんだろう。
 でも言い出すとべらべらと止まらない。

 彼女は……彼女は、どんな表情をしたんだろう。
 なぜ、見ていなかったんだろう。
 それを見に来たのに。
 僕は自分の言葉を口から出すことに夢中になっていて、彼女の顔を見ることを忘れていたのだ。
 「君にカレシがいることも知ってるんだよ、学校で見かけたことあるし。だからべつにつきあってほしいとか言ってるんじゃないの、わかってるから。ただなんかほら、このままじゃあさあ。あきらめるにしても、やっぱり俺も男だし。一度くらいはきっちり告白してあきらめたいわけ。言ってさっぱりしたいっていうだけなの、ほんとそれだけ。ごめんね夜に呼び出したりして。迷惑だったでしょう、でも俺は言いたかっただけなんだ。」

 彼女は口を挟む。
 「知らなかった、けど?」
 絶対にウソだ。
 「うっそぅ。知ってたに決まってんじゃん。俺なんかみんなにさんざんからかわれてたし。」
 「いや本当に知らなかったよ。」
 「ウソだ、知ってた!」
 「知らなかったってば。」
 無意味な押し問答をしているうちに、いつの間にかふだんどおりに、まっすぐ顔を見ていた。
 彼女は、いつもの笑顔のままだった。
 屈託のない、親しげな、誰にでも等しく向けられるいい感じの。
 海を背にしても、月明かりで彼女の瞳が見える。
 黒目が僕を見ている。
 白目が闇の中で青白く仄かに光る。
 一瞬でも、この瞳に影を落とすことが、できたのか?僕のかっこ悪い告白は。

客体/彼女_c0042704_125672.jpg


 もしかしたら、彼女は見かけによらずすごく悪い女で、しかもモテモテで、男からの告白なんて毎月一回の恒例行事という程度のものなのかもしれない。
 「うー、冷えてきたねえ。そろそろ、行く?」
 と、はっきり拒絶もせず和やかなままに押し問答を切り上げるタイミングも、思い返してみれば絶妙で、だから彼女はこんなありふれた告白は“され慣れている”のかもしれない。
 うわずってべらべらしゃべっていた僕を、
 “バッカみたい。寒いし誰も周りにいないんだから、思い出作りに抱き寄せてキスするくらいできるのに?”
 と、会話のスピードを落として待っていたのかもしれない。
 僕だってできればそうしたかった。
 だけど、いざ生身の人が目の前に立っていると、そんな欲望はきれいさっぱり消し飛んでしまうのが、自分でも不可解なのだ。

 いや、実は彼女はそんなに好意的ではなくて、
 “あーあ、あなたのことはべつに好きじゃないのよ。だから早く帰ろうよ。きれいな思い出を作るのを手伝うために、ここまで十分つきあってあげたんだからさ。”
 という冷たい気持ちが、あのやさしげな態度の裏には流れていたのかもしれない。
 彼女が、冷たい人なのか、温かい人なのか、わからなかった。
 どっちにしろ、彼女の様子はずっと同じだった。
 それが答えだ。

 彼女が毎朝通学で乗っているはずの、都内の下宿へと戻る電車に乗る。
 上りの電車は、ガラガラに空いている。
 人いきれの下り電車と、車内の温度が5度くらいちがうんじゃないだろうか。
 そして線路の音は3倍は大きく響くんじゃないだろうか。
 ガラガラだけど僕は立ったままで、窓に少しゆがんで映る自分の顔を見る。
 僕は視力がいい。
 暗い窓ガラスの中に、ふと、自分の口元にドーナツの粉砂糖がまだついていることを発見する。
 ドーナツを彼女にも分けないで、最初から最後まで持ちっぱなしだったことに気づく。
 まだ数個が入っている紙袋を、かさかさっと乾いた音とともに、持っていた左手で網棚へとシュートする。

by apakaba | 2007-09-28 09:29 | 文芸・文学・言語 | Comments(31)
Commented by ぴよ at 2007-09-28 12:40 x
男の視点なのか。なるほど・・・
確かにこういう女っているな。結局掴みドコロのない女。
ミステリアスってのとは違うんだよなぁ。

どうして振られるって判ってて、それでも告白しちゃうんだろう。
言った所で何かが変わる訳でもないのに、もしかしたら相手は迷惑に思うだけかもしれないのに、どうしてそれでも自分の気持ちをぶつけなくちゃ気が済まなくなるんだろう。
この歳になると「非効率的な事は避ける」という選択になっちゃうけど、若い頃ってとにかく自分をぶつけたくて仕方なかったな。
今でも不思議だけど。それが若さってヤツなのか?
Commented by apakaba at 2007-09-28 12:48
生まれ変わっても、やっぱり女がいいわ……おほほ……
Commented by メリー at 2007-09-28 13:19 x
ん~ 私は、言うよ。 ダメもとでも、言って、自分を納得させるタイプ。
いじいじ考えてるのが嫌なので。

こういうのって、先に結末までの構想を考えてから書き始めるの?
それとも、行き当たりばったり?
Commented by apakaba at 2007-09-28 13:26
メリーさんは生まれ変わったらゼヒ男に……おほほ……
あー小説なんて書いたの初めてだから、パターンなんてないわー。
もちろん行き当たりばったりです!(バッタリ)
Commented by K国 at 2007-09-28 21:02 x
そういう男を観察してた成果ですな、若い頃は無茶苦茶タイミングの悪い男のくせに、メリーさん型。
おまけにレース貧乏でデートする金も無い、会費300円のダンスパーチーくらいかな。
Commented by apakaba at 2007-09-28 21:18
それもこれもよいオモヒデですね。
K国さん、この写真は「アキタコマチ」撮影なんです。
Commented by sora at 2007-09-28 22:45 x
いい意味で苦笑してしまいました。
理由は・・・。

写真が醸し出すメタファーが素晴らしい効果を発揮してますね。

こういうシチュエーションに遭遇する可能性がゼロになったことを改めて実感し、秋が来たんだなぁ・・・・しみじみ。

Commented by apakaba at 2007-09-28 23:52
きゃあああああ〜〜〜。
イケナイわ。まだsoraさん思春期だよー。春だよ〜〜〜〜ッ。

さっき、くだんの次男も読んでいました。
「ふっ、オレのステキすぎる写真のおかげでよく見えるだけさ」と……次男、いろんな意味でヤバイです。
Commented by のこのこ at 2007-09-29 00:54 x
きゃあ〜恋愛物だわ♪

最後の方、彼女が自分の行動をどう思ったかいろいろ考えてるけど男ってバカだからきっとそんな細かく思いつかないね。

ただなんとなく「バカなオレ」にすっきりした反面気恥ずかしく苛立ったり。

女は学生時代って大抵の子は黄金期だからたしかに告白され慣れてるかも。ああして男に恥かかせない子はやはりモテるの。

ドーナツ何個買ったんだろ。かわいいね。網棚に投げるところがまた特に。ふふふ。

次回作は20代後半編、その次は三十路編でどうでしょう。楽しみにしています(笑)
Commented by apakaba at 2007-09-29 08:57
>次回作は20代後半編、その次は三十路編でどうでしょう。楽しみにしています(笑)

「三四郎」「それから」「門」てトコかー?
これ書きながら、しきりと「三四郞」の告白シーンが浮かんだのは偶然じゃないのね。ナルホド。
でも、本当に漱石は天才だなあ。

>ああして男に恥かかせない子はやはりモテるの。

のこのこさんのモテ女分析はいつも鋭いなー。
男に恥をかかせる女はダメ、と……メモメモ。
Commented by メリー at 2007-09-29 12:21 x
>メリーさんは生まれ変わったらゼヒ男に……おほほ……
え~!? なんでぇ~?
男でないと、告白しちゃダメってことないやん。 
生まれ変わったら、やっぱ女の方がいいもん・・・
でも、今まで好きになった人、ほとんどに告ったよ。待ってられないし。。。 
んで、ダメだったら、さっさと諦めて次の恋に。合理的でしょ。

>小説なんて書いたの初めてだから、パターンなんてないわー。
えぇ~!?初めてなの? しかも、行き当たりばったりなのか~。
じゃ、その時の雰囲気で、終わり方は違うんやね。
Commented by apakaba at 2007-09-29 12:55
いや、告白を男しかしちゃいけないんじゃなく、「当たって次行く」という行動パターンが男らしいじゃないの。
女のほうが、男から愛の言葉を言わせるチャンスを用意するという行動様式をとりやすい(上記の「彼女」のようなヒト)。
だから、若いころほど同年代だと、やっぱり精神年齢は女の方が高くなると思う。

うーん、なにを一生懸命恋愛分析しているんでしょう。

>じゃ、その時の雰囲気で、終わり方は違うんやね。

そうそう、ぼけ防止で夜中に書いて、「最後、このへなちょこ男どうしようかなー」って考えながら寝ちゃって、翌朝に最後の10行くらいを書いたの。
ぼけ防止けっこういいわよ!
Commented by K国 at 2007-09-29 16:05 x
う~ん、アキタコマチの写真でしたか、大人びてやがる。
2,3回頭打って、悩んで、挫折を何度も味わって、それを肥やしにして個性を出してくると面白いと思うのですが、カメラの知識が少ないのでそれ以上はボロが出る。
Commented by apakaba at 2007-09-29 16:13
いつまでも天狗のままではいられないでしょう。
器用な子供だし周りの師匠たちのレベルが高いから、見てすぐ真似すればそれなりにきれいに撮れます。
あと、カメラの性能がいい。
でも思い通りに撮れなかった日はけっこう落ち込んだりもしていますね。
Commented by はなまち at 2007-09-29 20:00 x
放り投げたドーナッツ袋は、生きていた。
閉めたはずの口が少し開き、さらさらのグラニュー糖がサササッとこぼれた。
うん・・・何やねん?
砂糖やないかぁ・・・・・
パンチパーマの兄さんは・・・・派手な赤鯉のTシャツ姿。
上を仰ぎ見て・・・・事情が呑み込めるに従い、血圧が上がってきている。
周囲の人は、音もなく移動。
鋭い視線が・・・・・
Commented by apakaba at 2007-09-29 20:01
ひさびさ。はなまちさんのオリジナル読みたいねえー。
Commented by はなまち at 2007-10-06 08:25 x
で、続きは?
Commented by apakaba at 2007-10-06 11:00
スルドイ視線の続きは書くほどのこともなく……あまりに決まっているので……はなまちさんも書いてください。
Commented by はなまち at 2007-10-07 22:52 x
夜のとばりが・・・・・・
もう、いやねぇ、あたしったら人がいいんだから、あーらどうしましょう。
こわいおにいさんねぇ、しかし、ちょっといかすかな。
ぼくちゃん若いわねぇ、で、どうすんのよーーー。
嫌よ、あたし、知らない人のふりするからさぁ。
もーっ、最低、せっかくの休みなのに。
表情、どうしたらいいのかしら、にっこり、いや、ぶすっと。
わかんない。
あたし逃げたい・・・いやよ、巻き込まれるの。
でも、緋鯉のおにいさんちょっといかすじゃない。
Commented by apakaba at 2007-10-08 00:15
弱ったねこれは……
Commented by はなまち at 2007-10-08 10:44 x
じゃあ書いてよ・・・・
Commented by apakaba at 2007-10-08 20:24
そうぽんぽんとアイデア出てきませんがな。
はなまちさんの域に達するにはまだまだ。
Commented by はなまち at 2007-10-08 23:26 x
えっ、なんでぇ・・・・きっちり閉めたのに。
でも、この人、ほんまやばいよ、こわそう、怒ってるよ。
どーすんの。
土下座する?
それで許してくれる。
なんでよーっ。
折角、口説いている特別の日なのに、ついてないなぁ。
こわいよ。
なんか全身硬直するよ。
あやまらないとやばいよ。
どーする。
声でないよう、誰か助けてぇーーー。
もう、最悪ねぇ、格好つけて、彼女の前でビシッと決めたいと思っていたのに。
ついてないなぁ。
ああーーーーっ、刺す視線が。
Commented by apakaba at 2007-10-09 08:02
アハハハ、ぜんぜん状況が前進しないのですね。
硬直・膠着状態ですか。
Commented by はなまち at 2007-10-09 23:56 x
あと、極道っぽいにいさんの心理描写がありますが・・・・・
三谷さん以外のレスつかないしやーめたっと。
Commented by 満腹ボクサー at 2007-10-26 12:34 x
>馬鹿みたいだ。
 なんてかっこ悪いんだろう。

うん、うん、分かる。てか、なんで、そんなにお見通しなんだ?

>あー小説なんて書いたの初めてだから、パターンなんてないわー。

えっ? そうなの? バンバン書いているのかと思った。また書くべし。

>でも、今まで好きになった人、ほとんどに告ったよ。待ってられないし。。。 
んで、ダメだったら、さっさと諦めて次の恋に。合理的でしょ。

でも、今まで好きになった人、告ってないほうが多いよ。待ってもらえない。。。 
んで、ダメだったとしても、ぜんぜん諦められないうちに次の恋に。最悪でしょ。
Commented by apakaba at 2007-10-26 15:31
あなたがそんなに恋多き男だったとは、ぜんぜん知りませんでしたね。
まーでもけっこう活力にもなるな。恋愛は。消耗もするけど。

はなまちさん、こんな場末に書いても読んでくれないですよ……場を移してばばんと書いて。
Commented by はなまち at 2007-10-27 11:59 x
場末の酒場、好きですねぇ。
目刺しに熱燗、うひひっひ。
居酒屋どころか、自分のサイトの生存証明ですらヒーヒー。
Commented by apakaba at 2007-10-27 22:04
場末っていう語感が好きですね。
場末のナントカ、と冠がつくだけで魅力が増します。
Commented by agsmatters05 at 2012-09-14 01:52
すごい、すごい。最後どうなるんだろう、って、先を読む時間を遅らせたくなったのはめずらしいこと。先が気になったけど、短いストーリーだってことを知ってたから、かえっておろおろしちゃった。うーん、私は、電車の窓ガラスの向こう側にふと彼女の顔がぼうっと浮かんで、、、なんて書いてあるといいなあなんて思ったけど。上の話、続きをお願いします。そういえばたまたま今日、FBで「笑ったらシェア Share a lough」の人が、ユーチューブのプロポーズ映像をどっさり載せてたのを見たから、それとダブりましたょ。   とりあえず、とりまとめまして、短いとすぐ読めるから、好き。また載せてね。また、書いてね。私、ファンになりそうな気がする。^-^
Commented by apakaba at 2012-09-14 09:03
ミチさん、だいぶ昔の記事にコメントありがとうございます。
これはいきなり書く気が出たので書いたんですけど、小説は私には無理だわ!
この話は70%くらい実話だから簡単に書けたんです。


<< 負けることを知る      一生の傷 >>