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あぱかば・ブログ篇

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2003年 09月 18日

アレクサンドロス大王と東西文明の交流展

東方遠征とか東西文明とかヘレニズムとか文化の融合とか、そのへんのコトバには、めっぽう弱い。

久しぶりに展覧会へ行ってきた。
上野の東京国立博物館で催されている『アレクサンドロス大王と東西文明の交流展』である。
古代の彫刻を堪能し、満足満足。

近現代の彫刻にはなんにも感じないのに、どうして古代の彫刻はあんなに心を動かされるんだろう。
アレクサンドロス大王や、ギリシア神の頭部など、触れてみたくてたまらなくなる。
あの頬、やわらかいにちがいない。あたたかいにちがいない。
像の正面から脇へ回りこみ、少しずつ角度をずらしながら見つめていると、妄想に取り憑かれる。
ロダンやジャコメッティと、なにがちがうのだろう?

そういえば、サイト随筆欄で書いた〈エロチックな肉体〉も同じ博物館でやっていたのだった。
古代の人のほうが、石にエロを吹き込むことに長けていたのかなあ。
人間の根源に、より近かったのかもしれないなあ。

by apakaba | 2003-09-18 15:49 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


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