2008年 02月 13日
「パンツ一丁」は公然わいせつ罪になりますか | Excite エキサイト 過去に3度、「これは公然わいせつ罪ではないか」と思ったことがある。 一番記憶に新しいのは、昨夏、犬の散歩をしていたとき。 私を追い越していった人が下着のパンツ一丁だった。 手には脱いだシャツを持っていた。 60〜70歳くらいの男性で、日焼けした肌に、年齢のわりに崩れていないプロポーション、あきらかに“カラダ自慢”型のおじいさんだった。 自慢なあまり、局部以外はみんな見せたくなったのか単に暑いのかわからないが、川沿いの遊歩道をえんじ色のブリーフだけ着けて競歩で通り過ぎる姿には故知らずブルーになった。 その前は、ウズベキスタンを旅行していたとき、サマルカンドからタシケントへの飛行機の中でだった。 隣に座っていた男性が、エロ雑誌らしきものを読んでいた。 はじめは気に留めていなかったが、だんだん、30〜40歳くらいのその人がそわそわしはじめ、足を開いたり閉じたり、貧乏揺すりをしたり、動きが激しくなってきた。 落ち着かないやつだなと思ってふと雑誌に目をやると、どうもエロ系らしい。 その人がウズベキスタン人なのかなんだかわからないが、私には読めない文字の雑誌で、ヌード写真などはむしろ少なく、載っていても水着程度の露出だったが、おそらく文章自体が刺激的なのだろう、そのうち自分の股間に手をやって握りしめ始めた。 握りしめながらも足バタバタは続けているのでひどく落ち着かない。 そんな行為、隣でされたらブルーになるに決まっている。 早くフライトが終わってこいつと離れたい、とそればかり願っていた。 さらにもっと前、おそらく10年近く前、以前に住んでいた家の最寄り駅で、似たようなことがあった。 駅ビルの一角にある雑誌や漫画中心の本屋に、子供ひとりを連れて入った。 3人のうち誰を連れていたかは忘れてしまったが、ふと成人雑誌のところでおかしな若い男がいることに気づいた。 ヌード写真を見て、握りしめるどころかあきらかに“しごいて”いる。 子供に絵本でも見せるつもりで入ったのにその気分がぶちこわしになり、吐き気を催した。 子供は、その不振な挙動にまだ気がついていなかったのでさっと別の書架のほうへ移動した。 男に気づいた店員の若い女の子は、泣きそうになっている。 店長は男性だし、どうしようとは思うものの言い出せないようだった。 最初のカラダ自慢のおじいさんは、私はブルーになったのだがどうもエキサイトの記事によると公然わいせつ罪にはあたらないらしい。 でもきっと警察官が見たら厳重注意だろうな。 あとの二つは(サマルカンドではどうにもならないだろうが)公然わいせつ罪適用だよねえ。 わいせつ行為については、人間、一皮剥けば多かれ少なかれ似たようなことをしているのだし、それ自体がだめだというのではなくて、ただ見たくないだけ。 子供に絵本でもと出かけてきた私の気分はどんよりになったし、店員の女の子は、店長にも言えず、あとでそいつが散らかしていった雑誌を吐きそうになりながら並べ直したのだろう。 人をそういう気持ちに陥れたらやっぱり、いけませんね。 家を一歩出たら、往来には見知らぬ多くの人が、健康で文化的な最低限度の生活を享受して当然という前提で活動しているんだから。憲法第25条。
by apakaba
| 2008-02-13 15:54
| ニュース・評論
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Comments(4)
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k国
at 2008-02-14 07:19
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パンツ一丁でテレビに出てる芸能人も何とかして欲しい、その内に
消えるでしょうが、芸で笑わせて。
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apakaba at 2008-02-14 12:05
あの人たちって「ハダカ芸人」というカテゴリらしいんですね。
その言葉にはちょっと笑った。 明石家さんちゃんねるとかいう番組を見ていたらハダカな人たち(小島さんアンドあんときの猪木さん)が出ていてハダカ芸人という言葉を使っていました。 その前には長州小力かな。 そう考えると、意外と一定のバランスでハダカ芸人はテレビの一画を占めていますね。
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ぴよ
at 2008-02-14 23:09
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本屋でしごくって・・・殺せ!そんなバカ男!!(怒)
ってか、ソイツは多分「人に見られている場所で」という事に 更に興奮を覚えるタイプなんじゃないかと。 もうね、「性的倒錯者」というヤツです。精神科行って下さいです。 若かりし頃、電車の中でいわゆる「露出狂」というのに出会いました。 向かい合わせの座席に座った男が、やおらコートの前をはだけると そこには下半身すっぽんぽん状態で・・・ ぴよは下半身に一瞥をくれると「プッ」と鼻で笑って、とても気の毒なモノを見てしまったという表情をしてあげました。 その男性は恥ずかしそうにコソコソと席を立ってどこかに行きました(苦笑)
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apakaba at 2008-02-15 08:19
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アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
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