あぱかば・ブログ篇

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2019年 01月 16日

遅くなりましたが、今年の抱負!(は、ついにちゃんと書けた)

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大変遅くなりました。
毎年恒例、「ササニシキ」による今年の抱負。
ついに就職して、早く仕事に慣れたい、と。
ついに彼も字を間違えずに書くこともできるようになりましたー。
「倍増」を「倍僧」と書いたり、「幸せ」を「幸也」と「幸セ」の間のような字を書いたり、毎年間違え続けていましたが。
私もライターの仕事が新しく増えたので、早く慣れたい。


# by apakaba | 2019-01-16 21:52 | 生活の話題 | Comments(0)
2019年 01月 01日

あけましておめでとうございます

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きのう、ずっと整理していなかった棚を大掃除で片付けたら、ノートの間からこんなものが!!
やったーっ!
以前は旅行中に詳細な日記を書いていたが、読み返すこともないのですべて捨てた。
そのうちの一冊にはさまっていた。
なんか今年は金運上昇する予感!がんばるぞー。
おそらく取っておけば価値が出ると思ったんだろうけど、シミだらけだし、どうせ価値なんかたいして出ないから銀行で新札に換えちゃおう。
30年くらい前の自分からお年玉ーうれしいなー。


# by apakaba | 2019-01-01 15:28 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 12月 30日

今年の子供たち

このブログも本当に更新が滞るようになってしまった。
学校の仕事を増やし、ライターの仕事も続けているし、トシもとるので仕方ないわね。
子供の話題も、小さかったころに較べてプライバシーにも気を遣うようになるので、なかなか載せられず。
というわけで、年末を一区切りとして、うちの3人が今年をどんなふうに暮らしていたかをふりかえろう。

長男「ササニシキ」
1年間の司法修習を修了し、やっと正式に働き始めた。
といっても、就職先の事務所の名前も知らないテキトーな母親の私。
職場はとてもいい雰囲気らしく、楽しそうにかよっている。
修習が終わった直後にスペインとイタリアに3週間近く旅行に行き、なんだか楽しかった様子。
国内旅行にもばんばん行っていたし、夏にはモンゴルに行ったし、つねに家にいない長男であった。
初心を忘れず、人のためになるよう、地道に、真面目に働く弁護士になってください。


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初めて実物を見たなあ。
新米のバッジはこのようにピカピカ。


次男「アキタコマチ」
日本で一番有名といってもいいレストランで1年間働き退職。
高校時代の同級生を招いて、一度に20人分ほどのフルコースを一人で作る会を開いていた。
その後、九州旅行とドイツ・イタリア・ギリシャ旅行に行き、学生時代にバイトしていたビストロバーでシェフ。
年が明けたら台湾へ渡り、台北の予約制フレンチレストランで働くらしい。
やはりつねに家にいない次男であった。
本当に腕が上がった。もう完全にフランス料理人の味だ。
あとは海外で、経験をさらに積むこと。がんばってください。


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これは前回友達を招いた時の写真。
料理嫌いの母親から、よくまあこんなことができる子が育ったものだ。



長女「コシヒカリ」
ヒマヒマ大学生ライフを送っていた娘も、バイトに精を出し、どうにか運転免許もとり、就職準備のための勉強を少しずつ始めたらしい。
とはいっても、まだまだぼんやりなままだ。
その割には旅行には貪欲で、国内旅行はもちろん、今年だけでイタリア、韓国、ウラジオストクへと。
イタリアとウラジオストクはひとりでツアーに参加するという、私の経験したことのない未知の旅行形式。
8月には1ヶ月間限定で金髪にもして、楽しそうにやっている。

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ウラジオストクは私が行こうと思っていたのに、先を越されたなあ。
美しい斜張橋。


なぜだか今年はとくにそう思ったが、子供の成長ほどうれしいことはない。
心からそう思う。
学校での仕事が増えて、子供というものに接する機会が倍増したせいもあるだろう。
自分の子供の成長を見ていると、仕事で見ている中学生たちの未来を見るようでもある。


# by apakaba | 2018-12-30 19:31 | 子供 | Comments(0)
2018年 12月 25日

降誕日礼拝に行ってみた

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クリスマスおめでとうございます。
と、今日の降誕日礼拝では挨拶を交わしていた。
「メリークリスマス」とは言ってなかった。

3年前、クリスマスイブの讃美礼拝に行ってみたが、クリスマス当日の降誕日礼拝は初めてだ。


朝7時から始まるのね。早いね〜〜〜。

キリスト教徒として信仰心がなくても、礼拝(近所の教会がプロテスタントなので)に出ると毎回なるほどと思ったり、なにかしら発見したりする。
今日は「ニカイア(ニケア)信条」という文章を初めて読んだ。
この中の「光からの光」「神からの神」という言葉が目に留まった。
見たことのない、不思議な表現だ。
キリスト教は言葉(=ロゴス)の存在に重きを置く。
トートロジーのようでもあり、フラクタルにも見えるこの表現。
正直言って、ぜんぜん意味がわからない。
光からの光……神からの神……口の中でくりかえす。
いつか私にも、ぱっと意味が見える日がくるのだろうか。


# by apakaba | 2018-12-25 21:16 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 11月 19日

京都南座・東福寺・多治見モザイクタイルミュージアム・名古屋チャンバリン

京都の南座が11月に新開場したので、一泊で行ってきた。
行き先からFacebookに投稿していたレポートを加筆して(加筆部分は青字)再掲する。


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新福菜館
ねぎともやしがいっぱいなのは良し、だが私にはチャーシューが多すぎなのと麺が柔らかすぎることが好みに合わず。
むしろ麺よりヤキメシの方がおいしかった。



10年ぶりに東福寺
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事故防止のため、通天橋からの撮影は禁止とか。
そこまで混んでない。
みんな無視して撮影。そりゃそうだ。
400円も取って何を言うやら。


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まだ紅葉には早い、そしてあまり紅葉の状態がよくない今年。


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作庭家、重森三玲はまるで好みに合わないのだ。


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でもせっかく来たので一応撮る……


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ご朱印帳をもじって「モシュ印」と書かれていたが、若者は「モシュじるしだって、かわいい」と。



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京都、南座でございます。
新開場おめでとうございます!


このために来た。
南座はきれいになったが、なんだか安っぽいリノベーションに。
初めて中に入った。
歌舞伎座に較べて、ビックリするほど小さい!
なので遠い席も近い。


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11月から新開場したばかり。
南座は四条通りに面しており、写真を撮るのがとても難しい。


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この1月から高麗屋襲名を見ているが、染五郎がどんどん大きくなっている。
育ち盛りだからな。
ちょうど中学校の生徒と同じだ。



多治見のモザイクタイルミュージアムに、いたく感銘を受けた。


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外側だけじゃなかった、多治見モザイクタイルミュージアム

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2年前に開館したとき、現実とは信じられないような建築に魅了された。
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が、すごいのは外側だけで、展示はごく普通かと思っていたが。
中の展示がすごい。
各展示室をつなぐ、この階段が極度に暗くてまたすごい。
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銭湯や家庭にあったタイルの作品が最上階の展示。
年配のご夫婦がとても盛り上がっていて、微笑ましい。
まさに昭和の暮らしを彩ってきた、タイルだ。

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一枚ずつ手描きらしく、わずかずつ異なる。
二つだけ、わずかではなく激しく描き間違えている。
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そう。
昔の風呂は、こんなふうにすごく小さくて、深かった。
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どこを撮ってもよき被写体になるので、若い人は撮影に励んでいた。
しかしここを真に楽しめるのは、年配の方からせいぜい私の年くらいまでかもしれないと思う。
自分の家やまちなかに、まだタイルが現役であふれていた時代を知っている世代。

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銭湯の壁絵。
雀の殿様。
日本画は動物を題材にするととてもシュールだ。
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たしか、私が幼い頃住んでいた家のお風呂は、このグリーンのマーブルタイルが使われていたような。
このタイルの前で、強烈な懐かしさを覚えた。
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昔は台所もこんなふうな家が多かった。
ステンレスでピカピカになる前の話。
昭和の人間は、実に強い感銘を受けた。
モザイクタイルミュージアム。
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がっ、なぜか展示されていたロッキーチャックの絵皿にすべて持っていかれた!
みどりが森の陽だまりはかくれんぼするのによいところ!


名古屋にあるチベット仏教寺院へ。
しかしアクセスが予想より困難。


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新守山という駅からタクシーで10分とあったのに、新守山駅は駅前にタクシーなど望むべくもない様子、しばし呆然。
気を取り直して隣の大曽根駅へ行き、ゆとりーとラインとかいうものを探す。
ラインといいつつまさかの新交通システム(ガイドウェイバス)。



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軌道上を走行。
思いがけなくナゴヤドームを見かけた。



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日本唯一のチベット仏教寺院へ。
まずはレストラン。


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蒸し野菜のチベットカレー。

チベットカレーはもとから鶏肉と玉ねぎが入っているが、さらにいろいろな具材を追加できる。



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ほうれん草のラマカレー。
2種類のカレーがあり、それぞれおいしい。

ラマカレーはラマ僧が食べられるようなベジタリアンカレー。

からさが調節できる。



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赤い扉からのぞいているのは、まあ、ただの日本の風景。



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2000年に行ったインドヒマラヤのチベット世界を激しく懐かしく思い出した訪問であった。
中でもカーラチャクラを久方ぶりに見られてよかった。
彼の地にほんとに来てしまったような場所であった。


# by apakaba | 2018-11-19 22:20 | 国内旅行 | Comments(0)
2018年 10月 15日

またも三島に泊まるドライブ旅行

ブログを書く時間がなく、更新がまるっきり滞っている日々。
中学校の非常勤で働き、ブログを書くなら旅行記事の原稿を書いてしまうので……


これが私のページ。現時点ですでに760本書いている。記事に「いいね」してね〜。
しかし、いろんなことをやってもいるので、写真だけでも載せていこう。


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箱根のポーラ美術館で開催中の「ルドン ひらかれた夢」へ行った。
ルドンは昔から好きで、これまでもよく展覧会を見てきたが、そのたびに受けてきた印象は「心を病んでいる人」というものだった。
心を病んでいるからこそ芸術を生み出せた人はたくさんいるだろう。
ルドンもその系譜だと考えてきた。


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けれども、今回は初めて、「ルドンのことを誤解していたのかもしれない。彼の心は、病んでいなくて、健康そのものだったのかも」と感じられた。
長年見続けてきたつもりの作家でも、まったく別の印象を持つこともあるのだな。
それは企画の力か、こちらの心持ちが変わっただけなのか。
今の私には、ルドンは健やかで好奇心に満ちた作家に見えた。

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収蔵品の、フィンセント・ファン・ゴッホ『アザミの花』。
苦しく、息詰まる、絵の具の厚塗り。
やはりゴッホの心は苦しんでいた。


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宿泊はドーミーイン三島。
ここのところ、半年ごとに3回泊まっている。
なぜなら最近の一泊ドライブでは、三島の「クレマチスの丘」に行くからだ。
ふだんはシャワーだけの入浴なので、温泉はとてもうれしい。
温泉内は撮影禁止だが、一番乗りで入って誰もいなかったので。
翌朝は目の前に富士山がよく見えて、いい温泉だなあ〜と感激した。

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温泉と並んでこのホテルのいいところは、おいしい朝食。
三島らしく、しらすと桜えびの二色丼。
このあとも山ほどおかわりをして、わんこそばのようにお皿を積み上げた。


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クレマチスの丘には幾度も来ているが、ヴァンジ彫刻庭園美術館は初めて。
庭園というから屋外展示のみなのかとずっと勘違いしていた。
ちゃんと美術館が建っていた。
しかし、このアプローチは大変めずらしく、一気に期待が高まった。
照りつける日差しにさらされた石庭は、賽の河原を思い起こさせる。


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ヴァンジという彫刻家のことすらまるで知らなかった。
なんじゃこりゃ。
とてもおもしろい。

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コンクリートの壁に咲く花。
須田悦弘企画展『ミテクレマチス』を見に来た。
須田悦弘は直島で初めて見て以来のファン。
木彫りの花はコンクリートの壁の質感と相性がいい。

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屋外にあるほんものの蓮池のエッセンスがここでくりかえされる。
うその水面、うその葉、うその花に、ほんものにはない哀しさが宿る。
歌舞伎の女形が女よりも女らしいように。
ほんものの女より美しく、純粋なように。

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庭園にほんものの蓮池が。
台風一過の最高の天気だ。

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須田さんの作品はもちろんのこと、ヴァンジ彫刻庭園美術館そのものが予想外によかった。
建築がおもしろいし、ヴァンジという彫刻家もおもしろい。
地下展示室の作品が、片方は男性ばかり、もう片方は女性ばかりを並べているのも、途中で気が付いておもしろく感じた。


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雪のない富士山を見ながら帰路につく。
最近のサービスエリアは食事もおいしいし、車は調子いいし、ドーミーインは温泉と朝食がいい。
このドライブ旅行は、うちの幸せパターンだ。
クレマチスの丘には今後も末長くがんばってもらいたい。
そして12年ぶりに来た箱根ポーラ美術館も、がんばってもらいたい。


# by apakaba | 2018-10-15 14:52 | 国内旅行 | Comments(0)
2018年 08月 13日

「ササニシキ」入寮

今日から9月末まで、「ササニシキ」が家を出ていった。
自宅から研修施設が遠いので、研修施設のそばにある寮に入るという。
ほんの1ヶ月半の短いひとり暮らしだ。
家にいても、家族にさまざまな迷惑をかけるばかりで、なにひとつ貢献しない「ササニシキ」なので、入寮は実にありがたい。

さっき、玄関に荷造りしたものが並んでいたので見てみると、小さいスーツケースと、仕事用のカバンと、紙袋がふたつ?
紙袋のひとつには新しいスリッパが。
もうひとつには、箱入りのお酒の一升瓶が。
ナンデスカこのまとめ方(まとまらなさ)は。
私なら一升瓶をスーツケースに入れるが……紙袋が破れたらどうするの……もう少しうまくまとまらなかったのか……?

出て行く瞬間まで頭を抱える、本当に奇妙な男。


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去年はイスラエルをひとりで回っていた「ササニシキ」。
かなり無謀な旅だったようだが、この写真はほのぼのだった。



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とある食堂に入ったら、ユダヤ人のおじさんが「旅行か?これを食え」と、自分は食べず、どんどんご馳走してくれたという。
旅行は人の情けで動いていく。


奇妙な男だが、あともう少しで、やっと一人前の社会人。
弟より出遅れること数年、がんばって勉強して、いい人生を作ってほしい。


# by apakaba | 2018-08-13 16:14 | 子供 | Comments(0)
2018年 08月 12日

ハルビン・長春・瀋陽・旅順・大連旅行と、留守番の「コシヒカリ」

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中国の駅は人的スケールを無視した巨大なものが多い。
ハルビン駅は伊藤博文が暗殺された現場だ。



今年の夏休みは、夫と中国東北地方を旅行してきた。
以前は、このブログに旅行記を書いていたものだが、今やその時間がなくなってしまったので、簡単なレポートだけをTwitterやFacebookに記している。
今回は現地でネットにアクセスしている時間が長かったため、Facebookに書いていた。
リンクを貼り付けることで旅行記としよう。


ハルビン点描

長春点描


瀋陽点描


旅順点描


大連点描


こうして並べるとバカみたいだけど、ちゃんとリンクに飛べるので!よろしく!
大連の最後に、以下のように感想をまとめた。


日本軍の足跡を追う、中国東北旅行最終日。
今回の旅行は、タクシーがつかまらないこと、英語が通じないこと、ビールが冷えてないことが、甚だしく苦しかった。

成田から大連へ飛び、大連からハルビンへと北上していくのが普通のルートどりだと思うが、わざわざ大連からハルビンへ一度飛んでから陸路で長春、瀋陽を通って大連へ出た。
その道のりは、満州からの引揚者が通った一番遠いルートと重なる。
また、ハルビンに多数住んでいたユダヤ人が、シベリア鉄道経由でナチスの迫害を逃れてきた経路でもある。
杉原千畝の発給したビザを持って、ヨーロッパからハルビンにとどまり、大連から日本へ渡ったのだった。
東浩紀の編集している雑誌『ゲンロン5』で井出明の連載していた「ダークツーリズム入門」を参考にして、このルートを作った。

旅行に行くと、しばしばダークツーリズム寄りの行き先を選ぶ。
戦争・侵略という、もっともむき出しとなった人間の愚行の片鱗を拾うことで、今見えている世界をとらえなおしたいと思うからだ。
日清・日露で多大な人的被害を出しながらも勝ったことで、完全に日本はイケイケになり、進む道を踏み誤った。
人の命が軽かった時代。
大きな意志のためには犠牲はやむを得ない、としてしまう、そのまちがった頑張りが、第二次世界大戦での結末を生んだ。
本当に、日本の軍隊の異常な頑張りようは、あちこちの戦争遺跡を見に行くとやりきれなくなる。
その頑張りが、これからの日本で正しい方向へ生かされることを切に願うが、今の政治を見ていると不安ばかりが募る。

それにしても、初めて中国本土に行ってみたが、都心でもないのに十分にその広さと人間の多さ、発展途上ぶりを体験した。
ひと昔前に較べれば格段に進歩したのだろうが、それでも先進国となるにはまだまだかかるであろう。
それより先に、先進国の人口は減少し、中国の人口は増えているので、これから中国的なやり方が当たり前になっていくのかもしれない、それはなんというディストピアだろうか!
初めて行ったが、もう本土はしばらくいいかなと思った。
しかし、いくら人から聞いたりものを読んだりしても実感できなかった中国本土の様子が、行ってみると実によくわかった。
人を人として扱わない、個人のことなど少しも考えない国
ひとりひとりは気のいい人たちだけれど、これでは人心が荒む。
ただ、住んでいる場所に安住している限り、人々は物質的にそれなりに幸せそうに見える(ごはんはおいしいし)。
子供や赤ん坊を眺めながら、この子供たちが大人になる頃、中国はどんなふうになっているだろうと考えていた。
ともあれ疲れた。
疲れた旅行だった。


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「侵華日軍第七三一部隊遺址」
日本軍の特殊部隊「第七三一部隊」の行なっていた人体実験の陳列館。
毒ガス室に母親と子供を閉じ込めているところ。


というわけで、私も疲れたのだけど、留守番をしていた娘の「コシヒカリ」も疲れたらしい。
兄二人はほぼまったく家にいないため、一人暮らしのように、自分の食べる分だけを自炊していたようだ。
8日間の旅行中、なんどもメールを送って「変わりないですか。」と聞いていた。
「今日は鶏肉とナスのサルサソースがけを作りました」
「昨日は冷しゃぶとナスのなんかおいしいやつを作りました」
「昨日はささみ梅しそチーズカツを作りました
今日はお味噌汁と、夏野菜と牛肉の煮込みです」
そんなにがんばっているとは、出発するまでは思いもしなかった。

置いてきた「コシヒカリ」が心配で、最終日の朝方に夢を見た。
寝ていたベッドで目が覚め、帰国の支度をしていると、「コシヒカリ」が実はレイプされたと知る、という悪夢だ。
私が「警察に届けたの! どうしてメールで黙ってたの!」と動転のあまり責め立てると、「旅行中に心配かけたくなくて……」と言う。
「性病や妊娠の危険もあるから! とにかくアフターピルだけでも!」
大騒ぎしているうちに現実との境が曖昧になってきて、またそこから目が覚めると、ふたたび同じ最終日のベッド。
そして支度をしていると実は娘がレイプされたと知り……、と、同じ場面をぐるぐる回り続ける悪夢だった。

帰宅して「コシヒカリ」に会うと、もちろんレイプはされておらず、しかし堰を切ったように、いかに留守番生活が大変だったかを話してきた。
「もうわたし、本当に疲れた。家事って大変なんだね。いつもいつも、次のごはんの支度を考えないといけないし。部屋に犬の毛がすごいふわふわだから、掃除機をかけるんだけど、寝る前にかけても次の朝に居間(犬のいる部屋)に入ると、『ウワアーもう床がふわふわだ! なんでなんだよ〜』って思うし。
洗面台も掃除したけど、すぐ汚くなるし、栓がすぐ犬の毛で詰まるし!
やってもやっても、家事って終わらないのね。
おかーさんって、大変なんだね。
わたしなんか自分の食べる分だけ作って、せいぜい一品だけなのに、早起きしていろんなものを作って、おかーさんってすごい。わたしは一週間が限界。わたしはおかーさんにはなれないって思っちゃった。」

「それに、お兄さんたちはほんとに!
夜も帰ってくるのかこないのか、ぜんぜん連絡くれないし! でももし女の子と遊びに行っていて、いい雰囲気になったときに妹からメールで『何時に帰りますか、お風呂はどうしますか』とか聞かれたら嫌でしょう。だから我慢してたの。」
「そんなのかまわずに聞けばいいのよ。そんなの気を遣っていたらきりがないよ。」
「だってもしそんなときにメールがきたら、めっちゃ萎える。」
「そんなんで萎えるようなやつは萎えさせとけばいいんだよ。そんなこと言ってたら男の子二人なんか育てられませんよ。」
「それはおかーさんだからだもん。わたし、妹だから。妹は立場が弱いもん。」


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昼は麺、とりわけ牛肉麺を食べることが多かったなあ


なるほど。
おつかれさまでした。
まあ家は大体そんなことだろうと思って、「コシヒカリ」だけにネックレスをお土産に買ったのだった。
「コシヒカリ」は喜んで何日も続けてそのネックレスをつけていた。


# by apakaba | 2018-08-12 17:23 | 旅行の話 | Comments(0)
2018年 07月 31日

地元サッカー部でつながる

次男「アキタコマチ」は月曜が休みの日。
毎週月曜にはよく遊びに行っているので、「次の月曜は何するの?」と聞く。

「ええと、遊びに行く。ヤスオくんと。」
「ヤスオくん? なんで?!」
「あと、ユリコ。」
「なんだその集まりは……中学のサッカー部?」
「まあ、そう。それしかこの3人に共通点がないね。」

ヤスオくんというのは、長男「ササニシキ」の小中学校時代の同級生で、地元中学のサッカー部出身だ。
つまり「アキタコマチ」の3年年長だ。
ユリコというのは、「アキタコマチ」の中学校時代の同級生で、女の子ながらサッカー部に所属していた、元気のいい子だ。

今朝、真っ赤に日焼けした「アキタコマチ」が起きてきたので、「何して遊んだの。」と聞くと、
「ヤスオくんが運転して千葉の海に行った。遊泳区域の限界のブイまで泳いで、3人で一個のブイに少しつかまって休んでまた戻って、3往復した。すごく疲れた!」
「へええー。ずいぶん泳いだね。さすが体育教師(ヤスオくんは小学校の先生で専攻は体育)。夏らしい遊びをしたねえ。海水浴なんて!」

ヤスオくんは「ササニシキ」のこともいつも気にかけていてくれる、地元のありがたい友達だ。
面倒見がよくてやさしい。
小さいころ、「アキタコマチ」はよく「あー、オレのお兄ちゃんがヤスオくんだったらいいのに。」と言っていた。
海から戻って、いったん車を置いて、近所で飲んで、最後の方にまた一人、サッカー部時代の友達も加わったという。

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本文と関係ありませんが。
暑かったシンガポールの空。


今、私は子供達が卒業した学校で働いていて、その中にはサッカー部の子もたくさんいる。
ということは、今、勉強を見ている生徒たちも、うちの子たちやヤスオくんたちの後輩かー。
そう思うと、とても懐かしく、いっそうかわいく思える。

それにしても地元のつながりはいいなあ。
毎日猛烈に働いている「アキタコマチ」は、ハードな海水浴でクタクタになったようだが、よく日焼けして楽しそうだった。

ありがたいヤスオくんのことを書いた、13年前の話



# by apakaba | 2018-07-31 18:50 | 子供 | Comments(0)
2018年 07月 24日

憧れのおばあさん的生活

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本文とは関係ありませんが。
シンガポールに行ってきました。
健康な体があってこそ旅行ができますね。


地元にいると、よく、病院の待合室とか、バス停とか、道端でも、おばあさん同士がばったり会って「あらーっ、誰々さん! お久しぶり! ちっともお変わりなく!」「……。あらあーっ! 誰かと思ったら!」なんて言い合って、ひとしきり昔話や自分の具合の悪さについておしゃべりをしている。
あれ、いいなあ。
私もおばあさんになったらああいうことがしたいの。

私はかねてから友達にこう言っていた。
そうしたら、今日、整形外科に娘の小学校時代のママ友がいた。
手を振ると「あらーっ!」と言う。
3年に一度くらい、たまたますれちがう。
お互いの娘同士は、しばしば駅のそばの居酒屋で飲んでいる。

「どこが悪いの?」と聞かれたので、
「私は椎間板ヘルニアのリハビリ。電気治療と、腰の牽引をするの。」
「私は腰の狭窄症でねえ。あーうちの娘に聞いたわ。あなたが椎間板ヘルニアになったって。」
「な、なんで知ってるの。」
「それで『コシヒカリ』ちゃんは『おかーさんが腰が痛くてそのうち歩けなくなるかもしれないから、そのために運転免許を取ることにした』って。だから教習所に通ってるんだって聞いたわよ。」
「なんだその美談仕立て……。すごくいい娘みたいじゃないの……。」

などと話していると、またもうひとり、娘の小学校時代のママ友が。
そしてまたしても「あらーっ!」
そして「どこが悪いの?」「トシねえ〜。」

いいなあ。
ママ友って本当に貴重で、ありがたい。
昔から憧れていた、“おばあさん同士の再会”シーンを、そろそろ実現できるようになってきた!
ちなみに私は、腰の椎間板ヘルニアが痛く、テニス肘と五十肩は完治せず、新たに足底筋膜炎になりそうな気配だ!
まだまだ、というかこれからずっと、整形外科には通う人生ね。
これからもっと頻繁に、待合室で「あらーっ!」となっていくんだなあ。
地元はいいなあ。


# by apakaba | 2018-07-24 17:37 | 生活の話題 | Comments(0)