あぱかば・ブログ篇

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カテゴリ:生活の話題( 526 )


2018年 07月 24日

憧れのおばあさん的生活

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本文とは関係ありませんが。
シンガポールに行ってきました。
健康な体があってこそ旅行ができますね。


地元にいると、よく、病院の待合室とか、バス停とか、道端でも、おばあさん同士がばったり会って「あらーっ、誰々さん! お久しぶり! ちっともお変わりなく!」「……。あらあーっ! 誰かと思ったら!」なんて言い合って、ひとしきり昔話や自分の具合の悪さについておしゃべりをしている。
あれ、いいなあ。
私もおばあさんになったらああいうことがしたいの。

私はかねてから友達にこう言っていた。
そうしたら、今日、整形外科に娘の小学校時代のママ友がいた。
手を振ると「あらーっ!」と言う。
3年に一度くらい、たまたますれちがう。
お互いの娘同士は、しばしば駅のそばの居酒屋で飲んでいる。

「どこが悪いの?」と聞かれたので、
「私は椎間板ヘルニアのリハビリ。電気治療と、腰の牽引をするの。」
「私は腰の狭窄症でねえ。あーうちの娘に聞いたわ。あなたが椎間板ヘルニアになったって。」
「な、なんで知ってるの。」
「それで『コシヒカリ』ちゃんは『おかーさんが腰が痛くてそのうち歩けなくなるかもしれないから、そのために運転免許を取ることにした』って。だから教習所に通ってるんだって聞いたわよ。」
「なんだその美談仕立て……。すごくいい娘みたいじゃないの……。」

などと話していると、またもうひとり、娘の小学校時代のママ友が。
そしてまたしても「あらーっ!」
そして「どこが悪いの?」「トシねえ〜。」

いいなあ。
ママ友って本当に貴重で、ありがたい。
昔から憧れていた、“おばあさん同士の再会”シーンを、そろそろ実現できるようになってきた!
ちなみに私は、腰の椎間板ヘルニアが痛く、テニス肘と五十肩は完治せず、新たに足底筋膜炎になりそうな気配だ!
まだまだ、というかこれからずっと、整形外科には通う人生ね。
これからもっと頻繁に、待合室で「あらーっ!」となっていくんだなあ。
地元はいいなあ。


by apakaba | 2018-07-24 17:37 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 06月 10日

地元の神社で水無月茶会

学生時代、早稲田大学茶道研究会というところに所属していて、今日は学生主催の「水無月茶会」に行ってきた。
卒業してからめったにお茶会に行かないけれど、今回は、うちのすぐ近所が会場だったことで行ってみたくなった。


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はい、地元の皆さんはわかりますね。
大宮八幡宮です。

大宮八幡はよく行っているのに、ここにお茶室があることをまったく知らなかった。
境内のどこにあるのか知らず、それも冒険気分で楽しみだった。
この写真の左手に本殿があり、正面は手水舎、その右の、しめ縄の張ってある小さい門、ここが入り口だった!
初詣やらお祭りやらでしばしば通るが、この奥のことを知ろうともしていなかった!


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しめ縄の門をくぐると、このように!
竹の植え込みの向こうに、いつもの風景が見え隠れ。
参道を走る子供の声が、竹の隙き間から聞こえてくる。
鏡の中に入って、鏡の中からこちら側の世界を見ているみたい。


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そして、本当にありましたお茶室が!
こちらは濃茶席。
薄茶席は、待合に続いた広間があった。
なんと二つもお茶室を持っていたのね。

濃茶と薄茶と、ふた席入ったが、両方ともすばらしい道具立てだった。
なんたるお金持ちなサークルよ。
来年、創立70周年になるが、伝統あるサークルは卒業記念品も増える一方だし、私が所属していたころに較べてお宝が揃っているのだろう。

2年生のぎこちないお点前と半東さんをほほえましく見つつ、こんなすてきなお道具に囲まれてお茶席に入れるのは、実に得難い体験だなとしみじみ思っていた。
どんなに茶道具の名品がそろう美術展でも、この贅沢さには遠く及ばない。
美術館で、人の頭越し、ガラス越しに張り付いて道具を眺めても、それはあくまでも鑑賞。
お香が焚かれたお茶室に入り、おいしくて美しいお菓子を食べてお茶を飲んで、愛らしい道具、奇抜な道具、豪華な道具、そのひとつひとつと、学生さんたちの取り合わせに感心し、それを手に取ることさえできるなんて。
お茶席に入ると、ホリスティックな幸福感を得られるのだ。


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お昼は地元の名店「蘭」にて


幽霊部員だった学生時代には、この歳になって自分がこのような感慨とともに再びお茶会に行くとは想像もしていなかった(基本的に、若者はそんなに先の未来なんて想像しないが)。
加えて、見慣れていたはずの地元の神社の風景が、ぐるりと何もかも変わって見えるという、不思議な感覚も味わえた。
大学生になってサークルに入ったときに買った袱紗ばさみ(茶道用の小物入れ)は、今日、取り出してみたら、いつの間にかボッロボロになっていた。
娘が高校生のころ茶道部に入っていて、そのころは娘にも貸していたので、今にも崩れて小物が出てきそう。
来年の70周年記念茶会までには新調して、これからも細く長く、茶道と付き合おう。


by apakaba | 2018-06-10 18:40 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 05月 20日

しのごの言わず、覚えないといけないこと

近隣の中学校で、土日に自習教室をやっている。
私は、2年前からそこで講師のボランティアをしている。
きのうと今日も行ってきた。

この自習教室は年々人気が出てきて、今年度はさらに大盛況。
3年生になっても来ている子がたくさんいる。

3年男子は日本国憲法前文の暗記にうんざり。
「ねー先生、これ全部覚えるんですよ! 大変すぎるでしょ! なんでこんなの覚えないといけないんですか!?」

「おお。これは日本国民の義務だよ。これは覚えないと。」
「えっ、先生も覚えたんですか?」
「おーもちろんよ。」
「じゃあ言ってみて!」
「“われらとわれらの子孫のために”ってヤツでしょ? えへへ。」
「そ、それくらいはぼくだって。」

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新宿御苑にて


「あのね日本国憲法前文は、覚えないとダメなやつだから。これは義務というより、国民の権利なの。」
「そうなの!? どうしてですか?」
「だって読んでみてよ。胸アツでしょう、この辺とか、この辺とか(“専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと……”、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する……”)。」
「ううーん? 言葉が難しい。」
「日本が戦争に負けて、どん底のところから立ち上がろうとして、この憲法を作ったわけ。感動的だよこの文章は。」
「そうか〜。“諸国民”ってなんですか?」
「ん、たくさんの他の国のことよ。日本だけが発展するんじゃなくて、世界の他の国とも一緒に発展しようってこと。」
「なるほど。」
「胸が熱くなるねこの文は。今は覚えろ覚えろって先生に言われて、やらされ感が強いと思うけど、勉強ってそういうものなんだ。今このときには『なんだかわからないなあ』と思っても、無理に覚えさせられたことが、そのあと一生の宝になるということはあるからね。
日本国憲法前文を覚えることは、そのあとのあなたの人生でずーっと持っていられる宝物だよ。」
「そうなのかあ。わかりました!」

改憲の議論がこの先どうなるのかわからない。
しかし、ろくすっぽ知らないものを論じる資格はないと思う。
彼もあと3年で選挙権を得る。


by apakaba | 2018-05-20 22:04 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 04月 05日

私と同じ声

先日、久しぶりに姉と会った。
私と姉は付き合いが薄くて、数年にいっぺんしか会わない。
私と、見た目は似ていないが(姉は私よりだいぶ太っているので)、声がそっくりだ。
見た目だけでなく、しゃべり方もたいして似ていない。
それでも、会うたびに自分の声を聞いているようで変な気分になる。

「自分の声」を、録音以外の生の声で聞くことができる人は、めったにいないと思う。
というかそれは物理的に不可能なのだけど、私はかなりそれに近い体験をしている。
私は影絵の声の担当をやっているので、録音した自分の声はそうとう聞き込んでいる。
だから(声を仕事にしている人以外の)普通の人よりは、録音した自分の声を聞くことに抵抗がない方だと思う。
「録音した自分の声を聞くのは嫌い」「違和感がある」といった拒絶反応をとっくに超えて、客観的になっている。

それでも、リアルタイムで、自分にそっくりな生身の人間の声を間近で聞けるのは貴重な機会だ。
こんな感じで聞こえているのか(、私の声は)。
こんなふうに声を張ると、こんなふうに響くのか(、私の声は)。
などなど、話の内容そっちのけで、姉のおしゃべりに別の意味で聞き入っている。
妙な話だけど、影絵の参考になる。

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人生もたそがれどき?


今年度から学校の仕事が倍増し、影絵の練習に出るのも難しくなったけれど、またやりたいなあ。
これからの私の人生、学校の仕事より、おそらく影絵で声を出すことの方を先にやめることになると思うから、それまではがんばって声を出したい。


by apakaba | 2018-04-05 21:10 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 03月 23日

今年度の学習支援教員の仕事が終了して

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きのうで、今年度の私の出勤は終了した。
中学校の学習支援教員になってちょうど1年がたった。
この仕事は、思っていたよりずーっと……楽しい!
ライターの仕事もほそぼそと続けていて、書くことも子供に接することも両方できる。
本当にいい1年だった。

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早大正門近くの桜は、咲くのが早い

今年度は週2回の出勤だったが、4月からはもう一校にも呼ばれて、週4回勤務になる。
ノートやファイルを増やさなければならない。
新しい文房具を早稲田大学の大学生協とギフトショップで買った。

自分が人の役に立っている、毎回、毎時間、なんらかの形で確実に役に立っているという実感を、この1年間で得てきた。

私は早く結婚して主婦になり、自分は無能な人間だとずっと思ってきた。
私は家事がとても嫌い。
女は家事をするもの。
家事が苦手な女は、すなわち無能。
夫に食わせてもらっているという意識からどうしても抜けられず、かといって家事ができるようになるかというとそれもなく(料理は自分が食べたいからするが、毎回ひどく苦痛)。
しかし、この仕事を始めてみると、朝起きるのが面倒だなーと思うことも、今日は仕事に行きたくないなーと思うことも、一度もない。
一度もないって、スゴくないデスカ!!

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ミャンマー料理、豚モツの汁なしビーフン

私は仕事が嫌いな無能な人間なんじゃなくて、ただ家事が嫌いなだけだったのか!
家事が嫌いでも、イコール無価値というわけじゃ、なかったのよー!
この歳にして初めて知ったよ!
ついでにライターの仕事も、嫌だと思ったことがない。
時間さえ許せばもっともっと書きたい。
誰かが家事を代わってくれて、私がセンセイとライターの仕事をずーっとやれたらなあ。
誰かって誰。
夫か。
現実には、収入に差があるからあきらめるしかないが。

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東京媽祖廟で、来年度からの成功を祈る

4月から出会う、二校の新入生。
「先生、来年もいるの?来るの?やったー!」と言ってくれる今の生徒たち。
近隣の新入生の中には、私の影絵の声を聞き続けてきた子もいっぱい。
小学校を卒業して1年たった今でも「先生、孫悟空の声やってやって」と甘えてくる1年生もいる(やりません。授業中なので)。
仕事が倍増するのが、本当に楽しみだ。

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荻窪のマレーシア料理。フィッシュヘッドカレーだというが、むむむ?

以前、シンガポールで、インド占星術師に占ってもらった。
「あなたはmoveということががカギになる。それは物理的に移動するという意味でも、環境を変えるという意味でもある。人に呼ばれたらそれに従いなさい。常に動き続けるんだ。そうすることであなたの道はひらける。」という言葉が心に残った。
そのときはピンとこなかったけれど、やっと最近わかってきた。


by apakaba | 2018-03-23 04:47 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 02月 08日

PCナシなので

PCのバッテリー交換で、一週間ほどPCナシの生活。
原稿書きの仕事ができず、甚だ心許ない。
iPhoneがいくら好きといっても、MacBookナシの生活は苦しすぎる。
今年に入って撮っただけの写真を載せておくかー。

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会期終了したが、先月、21_21DESIGN SIGHT の「野生展」に行ってきた。
やや迷走気味の展覧会。

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1月23日の雪の朝。
通勤時に写真を撮ったのは、初日に桜を撮ってから二度目。
この川からモヤモヤと霧が立ち上っているのを初めて見た。

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吉祥寺の名店「カフェ・ロシア」のスープ。
ハルチョーというジョージア(グルジア)の激辛スープだというが、辛味はあるものの私でも大丈夫なレベル(辛いものかなり全滅です)。
かえすがえすも名店。


by apakaba | 2018-02-08 16:48 | 生活の話題 | Comments(0)
2018年 01月 10日

今年の抱負

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毎度お見苦しくてすみません。
恒例の「ササニシキ」の手による「今年の抱負」。
「倍増」です。
たくさん働いて、所得を倍増させます!


去年の抱負は「仕事」。
私も「ササニシキ」も、仕事を得よう!ということで。
私は無事に新しい仕事に就き、「ササニシキ」もまだ勉強中ながら就職先が決まりました。

「ササニシキ」は「増」という字を書けず、「あ間違えた。」と言って「僧」を書きそうになっていました。
「ササニシキ」が字を少しずつ間違えるのも恒例です。
いつまで書くか。
独立して、家を出るまで書くのか。


by apakaba | 2018-01-10 20:31 | 生活の話題 | Comments(0)
2017年 10月 31日

やっと、秋生まれさんの誕生会

去年まで、毎年律儀に家族の誕生日のパーティーをしてきたのだが。
今年は、ついにそれが一度も開かれなかった。
ここ何年も、次男「アキタコマチ」がディナーを作ってくれた。

たとえば去年。
「コシヒカリ」の誕生日ディナー。


「アキタコマチ」の誕生日ディナー。

私の誕生日ディナー。


夫の誕生日ディナー。

「ササニシキ」の誕生日ディナー。



どれも家でさっと作ったにしては、本当にすばらしくおいしかった。
だが、「アキタコマチ」の新しい職場が激務で、家で料理をする余裕は完全になくなった。
毎年あんなに盛り上がってきた、我が家の秋生まれ誕生日パーティーラッシュは、5人そろって食事をすることがほぼなくなったこともあって、突然消えた。
とても、さびしい。

しかし激務でふらふらな息子も労いたいし、家族の誕生日も祝いたい(みんなまとめてだけど)。
というわけで、ゆうべは5人で近所の焼肉屋へ。
食べて飲んだねえ〜。
家でプロのフレンチディナーもいいけれど、家族がそろうならどっちでもいい。
昔は一家団欒に飽き飽きしていたのに、そんな時代が過ぎてしまうと、ただ全員の顔がそろうということが、どれほど貴重なことかとつくづく思う。

何度か書いているが、うちの子供達は成長してからは仲がいい。
夫は一人っ子だし、私は姉とまったく疎遠になっている。
自分の子供達が、ごく普通に仲がいいのはうらやましい。
子供同士でプレゼント交換をしたりしている。
「ササニシキ」は別府旅行土産のTシャツをあげていた。

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たしかにね。
今の「アキタコマチ」には。

そういえば、「ササニシキ」は私たちにもプレゼントをくれていた。

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ヤッホーブルーイングのビールセット。
ばんざーい。
やっぱり誕生日はうれしい。


by apakaba | 2017-10-31 21:05 | 生活の話題 | Comments(0)
2017年 10月 28日

伯父のお通夜で

義父の兄(=夫の伯父)が亡くなったので、お通夜に行ってきた。
伯父は親戚の集まりにまったく出てこない人で、なかなか謎に満ちた人だった。
夫の家に入ってから26年たつが、この伯父と生前に会ったことは2回くらいしかない。
そもそも親戚づきあいをほとんどしない上に、この26年間で2回くらいしか会ったことのない甥の嫁など、伯父が思い出すことはまるっきりなかったにちがいない。

そう考えると、喪服を着てお通夜に出ていることが、なんだか不思議なことにも思える。
親戚ではなくて、友達とかが亡くなれば、泣いて泣いて泣きまくってしまうのに、親族席に座っているにもかかわらず、悲しみの感情がまるで湧いてこない。
薄情なのかもしれないけれど、湧いてこないのだから仕方がない。
周りの人は知らない人ばかりで、この人たちは故人とどんなつながりがあったのだろう、となんとなく考えているだけだった。

伯父には一人娘がいるが、親子関係もやっぱり疎遠だったらしい。
がんで寝込んでいて、いよいよ先が短いと宣告され、娘さんは親族に一斉メールを送ったらしい。
ところが間違えて伯父本人にもそのメールを送ってしまい、本人はガックリしてしまったという、笑うに笑えない話も聞いた。
みなさん一斉メールには注意しましょう。

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ある日。
高円寺の「大一市場」にある中東飲み屋で、なすのペースト。


気持ちが平静な分、周りを冷静に観察する。
故人の遺影があった。
義父を含む兄弟で写っているスナップもあった。
それらを見ると、伯父はなかなかの色男である。
モテオーラがある。
義父も見た目はさほど悪くないが、モテオーラがない(ちなみに夫も見た目はさほど悪くないが、モテオーラがない)。
なんですかねモテオーラというのは。不思議なもんだ。
そんな、ちょっとステキなミドルエイジの故人(享年は85歳だが)を見ながら、いろんな空想をする。
この人は意外と遊び人で、女性関係でいろいろとあって、それで夫婦関係も親子関係もいまひとつで、親戚にも顔を出さなくなっていたのかもしれないなあ。
だってちょっとかっこいいわよ。
トカナントカ。

当たり前だけど、一人の人間にはひとつの人生がある。
私とはほぼまるっきり交わることのない人生だったけれど、この人なりに、いろんなことがあったんだろうなあ。
その証拠に、私の予想よりもずっと多くの弔問客が訪れている。
私と交わりがなかったことは、この人の人生に何もなかったということでは全然ない。
当たり前だ。
悲しみがこみ上げないお通夜で見知らぬ人に囲まれながら、当たり前のことを「当たり前だなあ」と思い続ける。


by apakaba | 2017-10-28 23:28 | 生活の話題 | Comments(0)
2017年 06月 27日

新しい、遠い目標



今年度も、昨年度から引き続き、土日のボランティア講師をやっている。
平日の授業中は、教科のサポートに入っているだけなので、私自身が勉強をじっくり教える機会はあまりない。
でも土日の自習教室で質問をされると、こちらも時間をとって教えることができる。
先週末は、英語で悩んでいた女子に教えたあとで、その子のお母さんから「塾の先生よりずーっとよくわかったって、喜んでました」とお礼を言っていただいた。
うれしい〜。
とにかく中学生に、勉強がわかるようになってほしい!


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4月28日の散歩道


「先生、先生って……ぼくのこと、マークしてるでしょ! 授業中に。」
平日にはそんなこと聞いてこない1年生が、自習時間に言う。
その男子は、真面目だけど授業中にぼんやりしてしまうことが多くて、板書や演習が追いつかないことがしばしばあるので、ちょっとノートを確認する頻度が高い。
でも「マークなんかしてませーん。」としらばっくれる。
「君だけをかわいがってるわけじゃないもん。みんなのことを見て回ってるよ!」
「そうかなあ〜。」


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人生のたそがれどきはいつだろうか


平日には、学習支援という仕事がはっきり決まっているため、いろんな生徒と話せるチャンスがあまりない。
土日なら、ふだんは交流のない生徒とも、ちょっとのんびり話すこともできる。
それも楽しい。
たとえば読書好きな子には「こないだ村上春樹を読んでたでしょ。今は何を読みたいの?」といった会話ができる。

昨年度はボランティア講師が少なくて、実行委員は運営が大変そうだったが、今年度は大学生ボランティアがたくさん入ってくれたので、人材豊富になってますます盛況だ。
控え室もサークルの部室みたいににぎやか!
そんな中、「教員をリタイアしてしばらく経っているんですが、今年度から入りました……」という男の先生がいらした。


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私のような、お母さんみたいなおばさん、ワイワイにぎやかなお兄さんお姉さん、そして自分のおじいちゃんみたいな感覚で話せる、年配の先生。
バラエティー豊かな大人に囲まれて自習するのは、中学生にとってもいい経験だと思う。
期末試験直前の土日、来ている生徒はみんなよく勉強していた。

終了後、控え室で話していると、その年配の先生が、実は83歳くらいということを知った。
なんとまあ! 信じられない!!!!!
その方は、姿勢もぴしっとしていて、白いワイシャツをきちんと着こなし、休むことなく生徒に教えていた。
「リタイアしてしばらく経って」というのはきっと数年で、63歳くらいかな?と私は思っていたのだ。
テニスや卓球もしているとのことなので、体も日々しっかり動かしていらっしゃるのね。
てっきり自分よりちょっぴり先輩くらいと思っていたのに、自分の親より上だったとは。
仰天し、感銘を受けた。


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たそがれどきでも夕陽を受けて輝く


私は、シンガポールでインド人占星術師から「あなたは一生幸せに恵まれ、84歳で死ぬでしょう」という占いをされてから、その占いだけを信じて生きている。
でも、あの先生は83歳で、まだまだ子供の役に立っている。
私も長生きしたい。
そうしたら、私もあの先生のように、おばあちゃんになっても、まだ地域の子供に勉強を教えられるかもしれない。
自分がおばあちゃんになって、今の生徒たちの子供が中学生になって、勉強を教えるところを想像する。
健康のために体を動かして、勉強を続けよう。
学校は毎日楽しいが、またひとつ、新しい、遠い目標ができた。


by apakaba | 2017-06-27 18:16 | 生活の話題 | Comments(0)