あぱかば・ブログ篇

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カテゴリ:生活の話題( 521 )


2015年 10月 28日

新しいiPhoneで最近撮った写真

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ほんとは美人なんですけど、お見せできなくてスミマセンおほほ。
湿疹の薬を塗っていて、ノーメイクでマスクをして散歩しています。

iPhoneが新しくなって、写真がキレイ。
ハイダイナミックレンジのおかげで、明暗が極端な場面でもちゃんと写る〜。


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ハイダイナミックレンジばんざーい。


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カマキリがカナヘビをおいしく食べていたところ、コーシローが興味を持って、のろのろと逃げるカマキリ。
コーシローは蜘蛛は食べてしまうけど、カマキリはちょっと怖いみたい。


by apakaba | 2015-10-28 21:24 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 10月 22日

夫の誕生日パーティーで

秋は我が家の誕生日ラッシュで、しょっちゅうパーティーをしている感じ。
ゆうべは夫の誕生日パーティーをした。

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「アキタコマチ」が作った、きのこのミートローフ。
肉汁を使ったソースと、ヨーグルトで作ったドレッシング。

娘の「コシヒカリ」からのプレゼントは、ひのきの香りのアロマオイル。
家ではしばしばエッセンシャルオイルで癒されている、女子力の高い夫に選んだ。

「アキタコマチ」からは、グレンフィディックの非常にめずらしいカオランリザーブ。
アイラカスクというのがものすごく我が家向き。
一同、湧きに湧いて、スコットランド土産のグレンフィディック モルトマスターズエディションと飲み比べる。
どっちもうまいが「やっぱりアイラカスクの方がうまい! 俺はアイラが好きだ!」と夫が叫ぶ。

するとすかさず、それまで黙っていた「ササニシキ」が、マッカランを取り出す。
こちらはシェリーオークカスク。
私はビールとワインのあと「アキタコマチ」が初任給で買ってくれたヴィンテージポートを飲んでいたが、その後はボトルが並びグラスが乱れ飛ぶ異様な盛り上がりになった。

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ゴタゴタと見苦しくてすみません



「ササニシキ」は、今年、弟妹への誕生日プレゼントを渡していなかった。
この3人は、なんだかんだと毎年誕生日にお互いプレゼントを交換しあっているので、今年は「ササニシキ」が突然プレゼントをサボり始めたことに、弟妹は不満を持っていた。
「勉強が忙しくて時間がない。金もない」と言い訳を続けていたが、
「11月のお兄さんの誕生日までになにもプレゼントがないのなら、もうこの先はプレゼントはなくなると思ってね。」
と脅迫じみた言葉を突きつけられ(そもそもそこまでしてプレゼント交換をしなくても、と私は思うが、それは3人のルールのようで)、お父さんのパーティーに乗っかってと考えたらしい。

飲酒年齢の「アキタコマチ」にはマッカランを一緒に飲むことでチャラ。
お酒を飲めない妹に、いきなりプレゼントを渡す。
「三菱鉛筆 マークシートセット」という、マークシートを手早く塗りつぶせる鉛筆と消しゴムのセット。
「これで周りの受験生を威圧することができる。これを取り出せば、『あいつ、デキル!』と周りはビビる。」
のだそうだ。

「そして俺の宝、山川の『世界史用語集』。」
自分が高校生のときに使っていた、ボッロボロの世界史用語集を、今さらくれた。
「これはねえ、ものすごいよ。この書き込み(「ササニシキ」の手書きで矢印や数字などがいろいろ書き込んである)によってシステマチックに勉強をすることができる。
俺は本当はこれを渡したくなかった。
塾のバイトでけっこう生徒から世界史の質問をされるから。
でも、これをあげよう。」
「ありがとう……表紙が外れてるけど……これで勉強する。」

なんというか、あいかわらずの独自の世界だ。
一生懸命料理をして、希少なスコッチをプレゼントしてくれた「アキタコマチ」より、なーんにもしていなかった「ササニシキ」が、いきなり場をぜんぶ持って行っちゃう。
まあ子供達が3人仲よくしてくれれば、親としては言うことはなにもないが。


by apakaba | 2015-10-22 12:52 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 10月 05日

表情ブス、表情美人

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9月19日の空。



当たり前だけど、生まれてから今日が一番、年をとっている日。
毎日がそう。

今の生活は、大人になってから最も「笑っていない」生活だ。
声も出さない。
ほとんど一日中、黙っていて、無表情。

ある程度年をとると、女性はみんな、“お肌”を気にする。
もちろん私も。
最近は、しつこい顔の湿疹に落ち込んでいる。
でも、肌よりももっと大事なのは、顔の筋肉なんだなあと、この生活になってからつくづく思っている。


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ぼうふら大量生産中


保育園で働いていたときは、園内に100人いる子供と目が合うと反射的ににっこりしていた。
誰かに「せんせーい」と呼ばれて振り向くその瞬間には、もうにっこりした顔が用意できていた。
保育園の子供は、幼稚園とちがって園内で過ごす時間が比較にならないほど長いから、私はできる限り笑顔を見せてあげたかった。
一人で廊下を歩いていても子供の目はあるから、笑顔を絶やさず。
というか、無理に笑顔を作らなくても、子供はかわいいので見ていると自然に笑っちゃうし、子供の作ったものやおもちゃを見ていても笑っちゃう。
だから保育園は門から入ったら基本的にずっと笑顔だった。

その前は自宅で小学生に勉強を教えていた。
これも言わずもがな。
子供はかわいい、とんちんかんな答えを出してもやっぱり笑っちゃう。

その前は、自分の子供たちが小さかったから、怒りもしたけどやっぱり大笑いしていた。

若いころは、表情筋の存在など意識したことがなかった。
表情筋なんて、別にふつうに生活していれば動かすんだし。
鍛えるようなもんでもないでしょ?
でも今、この無表情な生活になり、年も取ってくると、顔の美醜はかなり筋肉に決定づけられるとわかってきた。

実際、年に何度かある影絵の公演で声の担当に入ると、練習初期段階では顔の筋肉がクタクタに疲れ果てる。
ほとんど筋肉痛になるくらいに。ほんとに頬が痙攣したりする。
毎回、それがショック。
声を出すには、顔全部で表情を作って演技をしないとうまくいかないのだが、これでふだんいかに顔が運動不足か思い知るのだ。

体の運動不足は心がけ次第で解消できるけれど、顔の運動不足って多くの人は考えたこともないのではないだろうか。
でもなんだか私は、この生活だとブス一直線な気がするのよ。
人と会わない仕事になったから、いよいよ顔の筋トレでも始めるか……なにかいいエクササイズがあったら、教えてください。


by apakaba | 2015-10-05 12:14 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 10月 01日

私の誕生日パーティー

きのうは珍しく5人そろったので、もう過ぎてしまったけれど、私の誕生日パーティーをした。
次男「アキタコマチ」は店の定休日だったので、おいしいものを作ってくれた。

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トマトとモッツァレッラチーズのカッペリーニ。


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チョップドサラダ。
湯引きして軽く〆た鯛と合わせる。

両方とも、簡単そうなのに素人とはまったく別次元のおいしさ。
下処理の速さと正確さや、手抜きをしないことの積み重ねで少しずつ素人とは別次元の段階に仕上がっていくんだろう。
みんな信じられないほどたくさん食べた。


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ワインをたくさん飲んで、スコットランド旅行のグレンフィディック蒸留所で買った「モルトマスターズ・エディション」をみんなで飲んだ。
娘の「コシヒカリ」が、プレゼントをくれた。


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これを毎日、半泣きになりながら少しずつ読み進めることにした。


by apakaba | 2015-10-01 17:28 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 09月 12日

小学校の影絵上演体験授業を受け持つ

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体育館で。
中央にスクリーン、右側にかたまっているのが声チーム、左側が音楽チーム。
PC操作と人形チームはスクリーン裏。


私のやっている影絵人形劇団は、こういうこともしている。
小学校の授業時間を使って、影絵の上演体験をさせる。
今日は地元の6年生に、「おやゆびひめ」の上演体験をさせた。

この学年には、私が昔やっていた小学生の塾の教え子がまだたくさんおり、すっかり大きくなっていてまず感激。
「私のこと覚えてる?」と聞くと、「覚えてますよ」と大人っぽくにっこり。
む、昔と調子がちがう……さすが、中学校進学を間近に控えた学年だ。

たった3校時分の授業時間内で練習して本番までやらせてしまうから、とにかく時間がない。
いかに集中してもらうかにかかっている。
そのためには最初が肝心。

自己紹介をして、
「皆さんは、私の声を絶対聞いたことがあります。」
と言うと、
「ええ?なんで?ないよ?」
「いえ、あります。私はこの学校でやってきたすべての公演のすべての主役をやっているからです。」
と言うと、一気に
「あっ!そうか!」
子供は本能的に“この大人は尊敬に値するか、言うことを聞くべき人間かどうか”を見分けている。
「そうです。だからこのクラスは一番上手にできます。だって私が来ているんだからね。私の言うことをよく聞いてください。」
最初にぶちかます。
ちょっとした競争心も煽っておく。
「円陣を組んで掛け声をかけます。私が『6年2組声チーム、がんばるぞ』と言ったら、『オー』でよろしく。」
「オー!」
発声練習代わりに一度大きな声を出させて、一体感を持たせる。

ここまでやっておけば、あとは素直。
「先生、先生(先生と呼べとは言っていないが)」と質問をしに来る。
「ここ、こういうふうに言ってみるのはどうですか?」と積極的に聞いてくる子と話し、もじもじしている子にはスキンシップ、褒めて持ち上げる。
短時間の練習では演技が大幅に伸びるということはそれほどなくて、芸達者な子はもともと上手で、もじもじな子が別人のようになることはないのだけど、それでもその子の持ち分の中で、何かがたしかに伸びて変わる。
そこをすかさず汲んで褒める。
犬のように体をさすって褒めたりする。

上演は、もちろん私たちがやるレベルには程遠いのだけど、それでもこの短時間の仕上げとは思えないほどうまい。
本番を見ながら、これはこの子たちにとって確実に小学校時代のいい思い出になるよね……と思っている。

私は、「指示待ちの子」になってほしくない。
指示待ちで勉強や行事を“やらされ”てきた子は、ろくな大人になれない。
やらされ感を強く持っている子は、責任も取らない。
なにかよくないことが起きたとき、その原因を外に求める。
でも「あなたがあのセリフをやるんだ。あなたの声がすべてのきっかけになる。絵を生き生きと見せる。人形が生きているように見えるようになる。」と真剣に言うことで、子供は自分の役に責任を持つ。
「全員にとって、私にとって、他でもない、あなたが大事だ。あなたはそれに応えよう」と言い続ける。

前からこのブログに書き続けているが、演劇はセラピーになると思う。
今、私の中ではやっとそれが始動したところ。
小学生の授業はクタクタに疲れるけど、みんなに立派な大人になってほしい。
その助けをしたい。

まあ、公演の方が楽しいけどね!(根が目立ちたがりなんで……)
今回は、指導のためにいろんな役を演じてみせて、いつもはやらない女の子の声(姫)を出したりして、それは楽しかったな。
ほんとは女の子の声もできるんですよ。

つづきはこちら→模倣から始まる


by apakaba | 2015-09-12 17:40 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 09月 07日

新車

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うちの車庫じゃありません。
こんな立派な車庫があるわけない!
ディーラーで撮りました。


8月の香港旅行から帰ってきた翌日、車が壊れた。
ハンドルをチルトさせようとロックを解除させたら、いきなりハンドルがぐにゃぐにゃに。
ロックされなくなってしまった。
ぐにゃぐにゃとハンドルの位置が定まらないままヤナセへ持って行くと、奥の金具が折れてテレスコが効かなくなったと。
これじゃ当然車検は通らず、修理には20万。

他にも日本車では考えられない不具合を抱えている。
ドアミラーに付いた右ウインカーが点かなくなっている。
運転席横のパワーウインドーのスイッチがすべて折れて吹っ飛んでいる。
運転席からだと、後部座席の窓は開くけど閉まらない。
運転席のシートの高さを調節するレバーは折れた。
運転席のシートの前後を調節するレバーも折れた。
つまり、運転席周りのプラスチック製品はすべて折れたということだ。

10年乗ったメルセデス・ベンツのAクラス。
キミ、壊れすぎよ。
「2階建フロア」と呼ばれる、やたら車高が高くて見晴らしのいい運転席が大好きだったが、さすがにサヨウナラ。
新しいAクラスは車高も低くなって囲まれ感が強く、別物になってしまったし、もうメルセデスはいいや。
これの先代もAクラスで、ガチガチの足回り、ゴーカートっぽい乗り心地、車体はひょうきんで、カラーはポップなブルーで好きだった。
今のAクラスに替えたとき、先代とはまったくちがう乗り心地になっていて驚いた。
いきなりラグジュアリー。
サスペンションがやたらと効いていて、ガタガタしない。
オーディオも音がいい!
快適な居住性。
で、運転していても眠くなってしまう。

大好きだったが、修理にそんなに払うよりは、新しくすることにした。
13年続けたメルセデスオーナーを降り、アウディへ。
アウディの一番小さいA1にした。
これならサイズも今までの車とほとんど変わらず、乗り換えても違和感がない。


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新車の引き渡しでディーラーへ行くと、「おめでとうございます」とか書いてあるー。
なんかハズカシー。
一番小さい安いやつなのに。


ディーラーさんはやる気があってみんな感じがいい。
えらい人も出てきてくれて、「奥様、どうぞ」とか言ってお花までくれる〜。


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営業さん、所長さん、サービス部長さん、フロアの若い女性、一同で拍手〜。
いやさすがにここまでされるとハズカシーですよ。
一番小さいやつなのに。

さんざん照れ臭い思いをして買ったアウディは、とてもすてき。
前の車と較べて、走ることに重きを置いている感じがする。
前の車よりも、路面にグッと近くなって、這うように進む感覚。
前の車の方がラグジュアリーだったけど、今の方がやる気がある。
しばらく、走りまくろう。


by apakaba | 2015-09-07 21:10 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 09月 04日

コーシローの足の具合い

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おととい、急にコーシローが左後足を持ち上げて、三本足で歩くようになった。
もう9歳半でいい年なので、だんだん体に不具合が出てもおかしくない。
左後足が少し腫れているように見える。
関節炎か、腫瘍ができたか、椎間板ヘルニアとかその辺かなあ?

ネット検索しようと思い、「犬 足」と打ち込むと、すぐ「犬 足 びっこ」と予測で候補が出てきた。
同じことを検索している人がいっぱいいるのね。
それにしても、「びっこ」って差別用語になったんじゃ、なかったの?
びっこという言葉自体は差別用語ではなくて、人間を指して使うと差別になるのかな。
犬ならいいのか。
トカナントカ。

動物病院に行くと、毎度なんだかんだと軽く20000円は吹っ飛ぶので、ほんとは行きたくないけど、重大な病気だったら早めに行くに越したことはない。
悩ましい飼い主ゴコロよ。


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悩みなどなくてただストレートに病院が嫌いなコーシロー。
暴れて嫌がるのを押さえ込み、診察してもらうと、予想していたような病気ではなかった。
左後足が腫れているように見えるのは、骨の形がそうなっているだけで、一種の奇形だった。
今まで注意して見ていなかっただけなのね。
この犬は、両前足にも奇形があって、小指(というのか)が地面に着かない。
だから小指の裏の肉球は柔らかいままだし、爪が猛烈に伸びてしまう(冒頭の写真にもチラッと写っています)。
後足も奇形か。
顔はいいけど、こういう犬は、コンクールには出せないタイプだ。

後足を痛そうに持ち上げているのは、奇形のために足裏の着地の角度が悪いせいと、爪が伸びすぎていて肉球が持ち上がり気味になり、それも着地の角度が悪くなっているためとのことだった。
爪を切るのが大嫌いで、家でなかなか切れない。
奇形の長く伸びすぎた爪だけ、たまに必死で切るだけ。
他の爪など散歩で勝手に削れると思って放置していた。
(だって爪を切るだけで1080円かかるんだもん。)

押さえ込んで爪を切って、消炎鎮痛剤が出て終わり。
5000円也。
実は50000円は覚悟していたので(手術になると10万円かなあとか)、心底ほっとした。
そして、原因もわかって、重大な病気でもなくて、ほんとによかった。
苦しみが長く続く余生じゃお互い悲しいもの。
まあ犬の場合、いつから余生になるのか知らないけど。

私はあまり犬を猫可愛がりする飼い主ではなくて、割と冷淡なタイプなのだけど、きのうはさすがに心配した。
費用も心配だったが、いろいろ悪い想像をしていたときはかなり不幸だった。
うれしくなって、奮発して常陸野ネストビールの「アンバーエール」を買っちゃった。
そしたら夫はヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」を買ってきた。
贅沢。祝杯。


by apakaba | 2015-09-04 07:07 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 08月 28日

7月からの仕事

一ヶ月前、7月28日に撮った。
お稲荷さま、もう夏を終わりにしてください。秋にしてください。
真昼の炎天下、朦朧となりながら撮ったままにしていたが、一ヶ月経ったら、ちゃんと秋めいてきている。
日本の四季は忙しいのね。

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7月から新しい仕事を始めた。
といっても媒体は同じ「エイビーロード」なのだけど、文章やキュレーションではなく、テーマに沿った写真を用意し、120字以内でキャプションをつける。
モアレポ」というコーナーだ。
このコーナーは、トップページからだと左下のほうに1枚だけ出てくる(毎日更新)。
サイト内のページの構築がうまくできていない(トップページを離れるとなかなか探せない)のと、写真のリンクがうまく張れないのが難点だが、まあギャラが出るだけありがたい。

というか、始めてみたらかなりおもしろい。
出されたお題に当てはまる写真があるか、自分の手持ちを探すのもおもしろいし、ぴったりな1枚を見つけたときはうれしい。
そして120字という制限内での表現は、国語の問題を解くように快感だ。
ずっと続けたいがネタが尽きたらお払い箱だな。
クビになるまで、がんばろう。


by apakaba | 2015-08-28 22:28 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 08月 26日

死んだメジロ

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きのうの朝の散歩のとき、道の真ん中にメジロが落ちて死んでいるのを見た。
雀や鳩はしばしば無残な姿になっているのを見かけるが、メジロが死んでいるのは初めて見た。
“かわいい”と反射的に思った。
左右の羽をからだにぴったりつけて、「気をつけ」のような恰好で、首だけ右側に向け、二本の足はがにまたにちょこんと伸びていた。
飛ぶのをきゅうにやめて墜落したみたいな恰好だった。
血が出たり、内臓が飛び出したりという外傷がまったくなかった。

横顔はなぜか手塚治虫が描く漫画みたいに見えた。
白い縁取りの目はかたく閉じられ、口(くちばしというより口)はわずかに開いていた。
通り過ぎながら、
「表情筋のない生き物は、死んでも生きているのとあまり区別がつかないものだな。これが犬や猫だと、顔に苦しみが浮かんでいてかなり見ていられないけど、小鳥はあんなふうに死ぬと可憐だな」
と思っていた。

あんな道の真ん中で、車に轢かれたらつぶれてしまうだろう。
野良猫が気づいて運んでくれればいいけど。
「コシヒカリ」だったら拾ってきちゃうんだろうな。

夕方の散歩のとき、気になってまた同じ道へ行ってみた。
死んだメジロを見て、思わず「プッ」と吹き出した。
死んだメジロは、朝とまるで同じ場所で同じ恰好のまま、紙のようにぺっちゃんこに、まるで道路に鳥の模様が印刷されているみたいに、ぺらっぺらのぺっちゃんこにつぶれていた。
「車に轢かれてぺっちゃんこ。ぺっちゃんこはせんべい。せんべいは……」と口をついて出そうになるほど、見事なぺっちゃんこぶりだった。
不思議なことに、それでも血はまったく出ていず、内臓も飛び出していなかった。

今朝、また気になってあの紙のように薄くなった小鳥を見に行った。
こんどは、跡形もなく消え失せていた。
跡形もないので、道のどの辺りに落ちていたかももうわからなくなった。
こんどこそ野良猫かたぬきが、路面から苦労しながらはがして持ち去ったのだろうか。
早起きの近隣の人が、はがしたのだろうか。

跡形もなくなって初めて、あの小鳥は死んだのだなあと思った。
散歩をしていると、足元にはさまざまな生き物がぺっちゃんこになって死んでいる。
ミミズ、いろいろな虫、ヒキガエル、カナヘビ、そんなのは毎日見る。
でもあのメジロはかわいかったな。
朝と夕方と翌朝と、見事な変貌だった。


by apakaba | 2015-08-26 22:22 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 08月 14日

“コロール、ソンソル、トコベイ”

夫の祖父は医者で、第二次世界大戦当時は軍医(少尉)として南洋に行っていたという。
夫はおばあちゃん子で、子供時代は祖母にべったりだったらしいが、意外と祖母の話をよく聞いていなかったようで、嫁に来てからは私の方が、よく祖母の話し相手になっていた。
祖母は2008年に他界した。

まだ元気で、私ともよくしゃべっていた時代、
「おじいさんは兵隊に付いて南の島にあっちこっち行ったのよ。手紙が来たけど、ええと、“コロール、ソンソル、トコベイ”って書いてあったわ!」
と、くりかえし言った。
夫はなぜかその地名をまったく聞いた覚えがないと言うが、私は呪文のようなその言葉をずっと覚えていた。
コロール、ソンソル、トコベイ?
太平洋の島々にまるで詳しくない私は地名を聞いてもどこだか浮かばず、地図を見てやっとわかった。
この辺りでは「トコベイ人形」という民芸品がお土産の定番らしいというのも知った。

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うーん、素朴だ……。
夫の祖父は、兵隊さんの治療の合間に、現地の人たちのこともちょいちょい診てあげて、感謝されて果物や魚などの食べ物をもらったという。
そのため、敗戦して日本に帰ってきた祖父は予想より元気そうだったという。
なんかハートウォーミングな話ね。
この素朴な人形のような人々が、夫の祖父のもとを訪ねていたのだね。
そんなふうにして痩せこけもせず無事に帰ってきた祖父は、50代で病気になりあっけなく他界してしまった。

義母は医者ではないが、父親(夫の祖父)の産婦人科医院をずっと手伝っていた。
私にこんなメールをくれたことがある。
「夜中に一人で未熟児の保育器を準備していたり、お産の手伝いをしていると、父がそばについていてくれるような気がします
父がしてきたことをきちんと受け継いでいると思うと、夜中に起きていてもちっともつらいともさびしいとも思いません」

きのうは仕事で、ボルネオ島唯一の鉄道路線の記事を作っていた。
「その鉄道はイギリス植民地時代に敷かれた歴史のある路線だったが、1944年、第二次世界大戦末期に日本軍によって壊滅的に破壊された」と書いた。
あとちょっと、日本軍が上陸するのが遅かったら、そこまでメチャクチャに壊されることもなかっただろうに。
戦争中、日本人はいろんなところへ行っていろんなことをしていたんだな……
何が正しかったのか、それは後の時代になってわかってくること。
さなかにいた人々は、皆それぞれに自分のすることをやっていた。

“コロール、ソンソル、トコベイ”でしたことを聞かされたから、義母は父親の死後もがんばって医院を守り抜いてきたのではないか?
自分を保つことは、平時ですら大変だ。
大酒飲みで、女性によくモテたという夫の祖父は、それでも根源的なやさしさや正しさを持った人だったのだろうと想像する。
苦しんでいる人は助けたいという医者の本能。
会うことは叶わなかったが、夫の祖父の心は、義母に受け継がれているのだろうな。


by apakaba | 2015-08-14 13:07 | 生活の話題 | Comments(0)