あぱかば・ブログ篇

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カテゴリ:子供( 415 )


2018年 08月 13日

「ササニシキ」入寮

今日から9月末まで、「ササニシキ」が家を出ていった。
自宅から研修施設が遠いので、研修施設のそばにある寮に入るという。
ほんの1ヶ月半の短いひとり暮らしだ。
家にいても、家族にさまざまな迷惑をかけるばかりで、なにひとつ貢献しない「ササニシキ」なので、入寮は実にありがたい。

さっき、玄関に荷造りしたものが並んでいたので見てみると、小さいスーツケースと、仕事用のカバンと、紙袋がふたつ?
紙袋のひとつには新しいスリッパが。
もうひとつには、箱入りのお酒の一升瓶が。
ナンデスカこのまとめ方(まとまらなさ)は。
私なら一升瓶をスーツケースに入れるが……紙袋が破れたらどうするの……もう少しうまくまとまらなかったのか……?

出て行く瞬間まで頭を抱える、本当に奇妙な男。


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去年はイスラエルをひとりで回っていた「ササニシキ」。
かなり無謀な旅だったようだが、この写真はほのぼのだった。



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とある食堂に入ったら、ユダヤ人のおじさんが「旅行か?これを食え」と、自分は食べず、どんどんご馳走してくれたという。
旅行は人の情けで動いていく。


奇妙な男だが、あともう少しで、やっと一人前の社会人。
弟より出遅れること数年、がんばって勉強して、いい人生を作ってほしい。


by apakaba | 2018-08-13 16:14 | 子供 | Comments(0)
2018年 07月 31日

地元サッカー部でつながる

次男「アキタコマチ」は月曜が休みの日。
毎週月曜にはよく遊びに行っているので、「次の月曜は何するの?」と聞く。

「ええと、遊びに行く。ヤスオくんと。」
「ヤスオくん? なんで?!」
「あと、ユリコ。」
「なんだその集まりは……中学のサッカー部?」
「まあ、そう。それしかこの3人に共通点がないね。」

ヤスオくんというのは、長男「ササニシキ」の小中学校時代の同級生で、地元中学のサッカー部出身だ。
つまり「アキタコマチ」の3年年長だ。
ユリコというのは、「アキタコマチ」の中学校時代の同級生で、女の子ながらサッカー部に所属していた、元気のいい子だ。

今朝、真っ赤に日焼けした「アキタコマチ」が起きてきたので、「何して遊んだの。」と聞くと、
「ヤスオくんが運転して千葉の海に行った。遊泳区域の限界のブイまで泳いで、3人で一個のブイに少しつかまって休んでまた戻って、3往復した。すごく疲れた!」
「へええー。ずいぶん泳いだね。さすが体育教師(ヤスオくんは小学校の先生で専攻は体育)。夏らしい遊びをしたねえ。海水浴なんて!」

ヤスオくんは「ササニシキ」のこともいつも気にかけていてくれる、地元のありがたい友達だ。
面倒見がよくてやさしい。
小さいころ、「アキタコマチ」はよく「あー、オレのお兄ちゃんがヤスオくんだったらいいのに。」と言っていた。
海から戻って、いったん車を置いて、近所で飲んで、最後の方にまた一人、サッカー部時代の友達も加わったという。

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本文と関係ありませんが。
暑かったシンガポールの空。


今、私は子供達が卒業した学校で働いていて、その中にはサッカー部の子もたくさんいる。
ということは、今、勉強を見ている生徒たちも、うちの子たちやヤスオくんたちの後輩かー。
そう思うと、とても懐かしく、いっそうかわいく思える。

それにしても地元のつながりはいいなあ。
毎日猛烈に働いている「アキタコマチ」は、ハードな海水浴でクタクタになったようだが、よく日焼けして楽しそうだった。

ありがたいヤスオくんのことを書いた、13年前の話



by apakaba | 2018-07-31 18:50 | 子供 | Comments(0)
2018年 06月 01日

子供との毎日で

6月は月曜から金曜までぎっしり学校に行き、土日も自習教室のボランティアに行く週がある。
自分が中学生だったころはあんなに学校と学校の先生が嫌いだったのに、いつの間にか中学校にどっぷりじゃーん。

昨年度から行っていた学校の方は、生徒も私に心を開いてくれていて、ありがたい。
今年度から行き始めた方は、まだ新しくてたまに来るだけのセンセイのことがよくわからないながらも、どうやら味方になってくれるらしいと思い始めたようで、少しずついろんなことを話しかけてくるようになった。

きのう、昨年度から行っていた方の生徒から言われた言葉。
「あのね、先生、先生は、先生の中で最高。この学校の全部の先生の誰よりも最高。俺はそう思う。」
たまにしか会わず、ほぼ話したことも勉強を教えたこともなかった生徒も、こんなふうに思ってくれているなんて、本当にうれしいことだ。

「先生、教えて!」「先生が授業やってよ!」と言われるけど、私の役目は授業ではなく、こそこそっと小声で教えるだけなので、ちょっともどかしい。
でも生徒との距離感は近い。
自習などで少しは自由な感じで勉強できるときには、いろんな声色で間違いを指摘したりする。
「先生、いろんな声が出るんだねー。」
「今の声、かわいい!」
「孫悟空の声やって!(まだ言うのか←影絵公演でやったことがあるので)」

体はクタクタだけど、学校に行っている間は疲れたなんて思いもしない。
生徒の顔を見ると、かわいくて、とたんに元気になる。
で、一人になるとどっと疲れが。

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長男「ササニシキ」が突如「これをあげましょう。」と言う。
「なにこれ。もらいもの?」
「ちがう。」
「買ったの?なんで?」
「日々の、感謝。」

日々の感謝だそうです。驚くね。
きっと家にいる私は、精根尽き果てているのだろう。


by apakaba | 2018-06-01 21:10 | 子供 | Comments(1)
2018年 04月 09日

突如おかーさんをダサいと言う

新学期になり、私もいよいよ自転車通勤が始まる。
今まで行っていた学校(今年度も行くが)までは徒歩5分だったため、“通勤”にほとんど気を配らずに1年間勤めてきた。
今度は自転車で20〜30分くらいかかりそうなので、気になるのが“日焼け問題”だ。
私は紫外線アレルギーで、UVケアをしっかりしないといけない。
徒歩なら日傘を差すけれど、自転車なので帽子をかぶることにした。
キャップだと首の後ろが露出してかゆくなるから、つばの大きい帽子。
先日、つば広で風でも飛ばされなさそうな紺色の帽子を買った。
ファッション性ゼロだが、通勤だけに使うからいいの。

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ソウルでは娘だけ韓服をレンタルした。
私は付き人のように撮影だけしていた。


と、思っていたけれど、やっぱり新しいアイテムはうれしいので、まだ通勤が始まらない春休みに、買い物や犬の散歩で毎日かぶっていた。
ところが娘の「コシヒカリ」と出かけようとしたときに、私がこの帽子をかぶると、
「おかーさん。ダサすぎる。」
と。

コ :なんでそんなにダサい帽子をかぶるの。こんな帽子見たことないよ。なにもここまでダサくなくても。
私 :どうせ通勤にしか使わないから……。
コ :そう言って通勤じゃなくてもかぶってるじゃん。どうして自分からダサくなろうダサくなろうとするわけ? わたし、恥ずかしい。もしもわたしの友達とかに会ったら。
私 :ええっと、どうせいつも帽子をかぶってマスクもしてるから、私だってバレないよ。「あ、『コシヒカリ』ちゃんのおかーさんだ、ダサいー」とか、言われないよ。犬を連れてたら犬しか見ないでしょう。
コ :ちがうから! どんなに顔を隠しても無駄なの。コーシローは友達の間で有名なんだから。犬を見れば「あ、この犬を連れているダサい人は、おかーさんだ」って友達にもわかっちゃうの!
私 :ご、ごめん。
コ :わたしまでダサいみたいで困る! わたしがダサくて捨てようと思ってた(ユニクロのミッキーマウスが描いてある)トレーナーを着てるし、ボロボロのウインドブレーカーを着てるし(そのときの服装)。それで帽子がそれでしょう。それって自虐だよ。なぜそこまで自分を貶めるの。わざとダサく見られようとしてどうするの。

なんでこんなに攻撃してくるのかねこの娘は。

私 :かわいい「コシヒカリ」ちゃんの付き人としていればいいの。存在を消したいのよ(意味不明)。
コ :そんなの意味ないし、逆に目立ってるから。通勤には、ほら、みんなかぶってる、こんなやつ(サンバイザー)、あれでいいじゃん。
私 :あれは首筋を覆わないからダメなの。
コ :だったら首にタオル巻いて。そしたらたくさんいる“ダサいおばさんの一人”に混じれるじゃん。自転車で通り過ぎても、誰も注目しないよ。存在を消せるよ。この帽子じゃ、「あ、今通り過ぎた変な帽子は『コシヒカリ』のおかーさんだ」って一発で覚えられちゃうのよ。“ダサいおばさんの一人”にすら、入れてもらえないのよ!

なにこの子。
昔はダサかったくせに、ちょっと色気付いてかわいくなってきたと思ったらこの口のききようなのね。
ビックリしちゃうね。


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まあ、たしかにかなりかわいかったが……



by apakaba | 2018-04-09 22:39 | 子供 | Comments(0)
2018年 01月 08日

「コシヒカリ」成人

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娘の「コシヒカリ」が成人して、今日は晴れ着を着て「成人の日のつどい」へ出かけた。
美容室の打ち合わせは自分で行ったが、夫が車でレンタルの晴れ着を受け取りに行き、今朝も家と美容室の送迎をした。
振袖からドレスに着替えて、地元の友達と二次会。
そのドレスを選ぶのは、夫の母が付き添ってくれた。
双方の祖父母からお祝いのお金をもらって、町内会からも金券をいただき、驚きながらも喜ぶ「コシヒカリ」。
今日はお友達のママが成人祝賀の会場まで送ってくださった。

「成人ってすごいなあ。わたしのために、いろんな人が動いてくれて、みんながおめでとうって言ってくれて。わたしはなんにもしてなくて、ひとりではなんにもできないのに、こんなにいろいろしてもらって、うれしい。
お父さんやおかーさんや、おじいちゃんやおばあちゃんや、いろんな人に育ててもらったんだねえ。
わたし、感激しちゃった。みんなにこんなによくしてもらって、わたしって幸せだなあ。」

こんなことを言ってもらおうとして20年育ててきたわけではないけど、20年たってこういうことを言ってもらえたら、やっぱり甲斐があったなと思う。


by apakaba | 2018-01-08 22:35 | 子供 | Comments(4)
2017年 12月 31日

大晦日

今年も「アキタコマチ」がおせち用のだしを引いてくれた。
今年の一番だしは、今までよりはるかにおいしい。
できたてをゴクゴクとみんなで飲んでしまう。

「おかーさんも、これくらいのだしを引ければ、もうオレが教えることは」
「もう、卒業でいいですか。」

小さいころからあんなに料理を教えてきたのに、不思議なものだ。
でもお煮しめは私が作ってきたとおりに、ごった煮にしないで一品ずつ、少しずつ味を変えて作ってくれた。
ありがたきこと。
有難し。

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戌年生まれのコーシロー。
ふたたび年男になることは、ない。
節分にはすこし豆でも食わすか……


by apakaba | 2017-12-31 23:41 | 子供 | Comments(0)
2017年 12月 30日

子供達の晦日

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ゆうべの長男「ササニシキ」。
毎年恒例、「ササニシキ」による冬の大感謝祭。
今年は「アキタコマチ」が年末も洋風おせちを作るレストランに就職してしまったため、「ササニシキ」が買った食材を「アキタコマチ」に作ってもらって5人で食べることができなくなった。
というわけで、「ササニシキ」が買って調理もする、初めての大感謝祭。

大きな牛モモを買って切り出し、ステーキにした。
これまでの冬の大感謝祭の凝り方からすると比較にならないシンプルさだが、シャンペンとワインも買ってくれたし、まあよし。

シャンペンとワインを空けて、私が買ったラフロイグをみんなで飲んでいると、「ササニシキ」に呼び出し。
地元の友達が地元で飲んでいるから今から来いと。
子供達は、小学校や中学校が一緒だった仲間と、たまに会っている。
「こんなにうまい酒を飲んだ後に、行きたくない……」と言いながら、結局夜遅くからチェーン居酒屋に出かけて行った。
そして「ササニシキ」は今朝6時過ぎには家を出て、沖縄へ行った。
その中にはゆうべ飲んでいた友達もいる。
沖縄には、やっぱり地元の友達が、転勤で住んでいるから会いに行ったのだった。

地元っていいなあ。
地元の友達とほぼ付き合いのなくなってしまった私は、子供達がとてもうらやましい。
今年度から、私は子供3人が卒業したその中学校で働いている。
中学生の生徒を見ていると、「この子たちの中にも、うちの子たちみたいに、大人になってもずーっと友達でいる人がいるんだな。大人になってから、付き合ったり、結婚したりする人たちも出てくるかもしれない。」と思うことがある。
うちの子たちに較べたらまだまだ幼い顔の中学生が、10年たって大人の顔になって、地元で飲んだり、しているんだろうなあ。
その様子を想像するだけで、なんだか胸がいっぱいになってしまう。
いいなあ。


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「アキタコマチ」が激務で家のことを何もできなくなった分、「コシヒカリ」ががんばって大掃除やおせち料理の手伝いをしてくれる。
私が「掃除が嫌、料理も嫌」と文句ばかり言っていると叱咤激励してくる。

これはもともとワインが入っていた木箱だが、「アキタコマチ」の以前の勤め先から、荷物を入れて持ち帰っていた。
それが年末まで2階の廊下のつきあたりにずっと置きっ放しになっていて、やっと今日、大掃除でワックスがけをするために1階に下ろしてきた。

「あのね、ここに三つ、黒っぽい丸い模様があるでしょう。わたし、これがずーっと」
“犬に似てるなあ”とは、実は私も思っていたのだ。
しかし娘は、
「犬に似てるなあって思っていて、この犬が、この箱に閉じ込められて、『ももたろうっ……さんっ……!たすけて……!とじこめられてしまいました……』って言ってるなあって。階段を上がってこれを見るたび、かわいそうだなあって」
ううむ、そこまでは考えていなかったね。
まだ子供かなあ。
ずっとこの調子かなあ。


by apakaba | 2017-12-30 20:50 | 子供 | Comments(0)
2017年 12月 25日

二十歳のクリスマスの朝

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クリスマス風の写真をまったく撮っていないので……暮れてゆく今年。


今朝、eneloop(一応、環境保護派なので、乾電池は全部eneloopにしている)の充電器がなくなってあちこち探し回る。
子供の誰かが自室に持っていったに違いないと思うが、男子部屋には入りたくないのでとりあえず娘の寝ている部屋に入ってみる。
だが見つからないままだった。

大学が冬休みに入り、怠惰な生活の娘の「コシヒカリ」が、昼近くにのろのろと起き出してきた。
「おかーさん、朝早くに、わたしの部屋にそっと入ってきた?」
“朝早く”ではなくてすでに9時ごろだったが、「うん、eneloopの充電器を探していたから。」と答える。
「あ、わたしが持っていったの。」
と持ってきた。
「これはみんなのものだから、自分の部屋に持っていかないで。」
「わかった。……あのね、今朝、お父さんかおかーさんが、そーっと部屋に入ってきたから、『もしかして……クリスマスプレゼントを置きにきたのかなあ!』って……期待した。」

メリークリスマス。
お言葉どおり、この身になりますように。


by apakaba | 2017-12-25 21:00 | 子供 | Comments(0)
2017年 11月 27日

11年ぶり、ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)トカナントカ

娘の「コシヒカリ」が、数日前にジベルばら色粃糠疹にかかった。
私も若い頃にさんざん苦しんだ皮膚病で、11年前に、小6だった次男「アキタコマチ」がかかっていた。



「あーこれはね。おかーさんも高校生のときにかかって、夜中にすごい発疹が出て、熱くなって眠れないことがあったよ。
そのときお母さん(=娘のおばあちゃん)が起きてくれて、『かわいそうに』って言ってうちわであおいでくれたよ。」
と言うと、「コシヒカリ」は
「えええ。おばあちゃん、やさしいね。おかーさんなら絶対にしてくれないね。『眠いから起こさないで、明日早いし』とか言いそう。」
と、ひどいことを言う。
「おかーさんはそんなひどい人じゃありません。昔、子供達が小さかった頃には、熱を出したり下痢したりすると『夜中に具合が悪かったら、おかーさんを起こしていいからね』と言い聞かせて寝かせてたよ。」
「そんなの子供が小さいなら当たり前じゃん。」

娘というのは、かくも冷たいものですかね。
私は、子供が病気の時には、子供達がだいぶ大きくなるまで「起こしていいからね。」と言い聞かせて寝かせていた。
その言葉を言うだけで、子供は安心して、少しは寝付きやすくなるかもしれないと思っていた。
そして、私がジベルばら色粃糠疹にかかったとき母に感謝したことを覚えているのと同じように、子供達も私のやさしさに感謝してくれるとばかり思っていた!
ぜんっぜん、そんなことないのね!
まるっきり忘れてるし!
私がバカだったよ!

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私が青春の日々を少し過ごした高田馬場


ところで、11年前には「オレって青春てこと?うそ!ひええ!」と叫んでいた小学生だった「アキタコマチ」は、ゆうべ終電を逃して職場で寝て、今日は定休日だが朝そのまま働いて、午後に帰ってきた。
家のそばの小学校の前で、下校中の小学生10人くらいに取り囲まれたという。

小学生に「ハロー」と言われたので「ハロー」と返した。
「うわー!イケメンだー!」「イケメンだー!」「イケメンだー!」と口々に言い、「何してる人ー?大学生?」「こうこうせい?」「ちゅうがくせい!?」と聞くので、「料理人だよ。コックさん。」と答えた。
「かっこいいー!イケメンだー!」
「イケメンだー!」
とまた言われた。

という話を「アキタコマチ」から聞いた。
ずいぶんノリノリな小学生だね。
小学生ってそんなだったっけ。
11年前には、息子は「イケメンだー」とかって叫ぶ側だったっけ。
うん、やっぱりおかーさんも忘れちゃった。子供のこと。


by apakaba | 2017-11-27 22:25 | 子供 | Comments(0)
2017年 09月 01日

ちびっこ忍者

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次男が8月の休みの日に作ってくれた


今日から二学期。
久しぶりに早起きして夫(教員)のお弁当を作っていて、缶詰のふたで指先を切ってしまった。
ガーゼ部分をてっぺんに、絆創膏を二つ折りにするようにして貼る。
くるくる巻きつける普通の貼り方では、指先の怪我を覆うことができないからだ。

幼稚園児だったころの次男「アキタコマチ」の笑顔が、ぱっと浮かんだ。
まだ半分寝ぼけたままの頭で、どうしてなのか考える。
絆創膏をこの形に貼ったら思い浮かんだのだ。

ほぼ20年前、次男は幼稚園に入園した。
そのころは、子供なのでよく怪我をしていた。
指先を怪我すると、泣きながら絆創膏を貼ってもらいに来た。
ガーゼ部分をてっぺんにして、二つ折りの貼り方をしても、指が小さくて細いのでてっぺん部分はだぶついている。
指先であまっている左右の部分をつまむようにして貼り合わせると、ふたつ角(つの)が立って、ちょうど頭巾のように見えた。

「ほら、“ちびっこ忍者”だよ。」
と言うと、「アキタコマチ」は顔を輝かせた。
「アキタコマチ」は、当時のお遊戯会で「ゆけ、ちびっこ忍者」という遊戯を踊っていた。
喜んで絆創膏の指を動かしながら、一緒に「ゆけゆけゆけゆけ、ちびっこ忍者!やあ!」という歌を歌った。

それからしばらくは、指先に怪我をするたびに「ちびっこ忍者にして。」と言ってきた。
ボールペンで、勇ましい男の子の顔を描いてやったこともあった。

やがて、不器用な私よりも、手先の器用な「アキタコマチ」は、自分で“ちびっこ忍者”を形良く作れるようになり、そのうちに怪我もしなくなった。

……と、いうことを、自分で貼った絆創膏を見て、いっぺんに思い出した。
20年近く、ずうっと忘れていた。
急に泣きそうになった。
大事だったはずのひととき。
あんなにかわいいと思って、あんなに楽しかったことも、やっぱり忘れてしまう。
今日は思い出せてよかった。
このままでは、きっとまた忘れて、20年後にはもう思い出せなくなっているかもしれないから、忘れないうちに、ここに書いておく。


by apakaba | 2017-09-01 15:48 | 子供 | Comments(0)