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あぱかば・ブログ篇

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2019年 02月 17日

She's so...

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東京大学総合研究博物館小石川分館建築ミュージアムに行ったとき、この展示を見た。
「語彙ネットワーク模型」とあり、関連する語彙同士が連結されているという。
healthy など好ましい極性の単語は明るい色で、poor など好ましくない極性の単語は暗い色で表されているという説明があった。
真っ黒に塗られている単語に、自然と目がいく。
途端に、「She's so...」という歌声が頭にこだまする!

「heavy...!」

真っ黒なheavy。
ジョンがヨーコに叫ぶ。
She's so heavy,heavy,heavy~~~~~!
“好ましくない”わけがない。
彼女の魅力のヤバさに、つぶされそうだよ!


by apakaba | 2019-02-17 22:15 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2019年 02月 12日

女の子同士

4時間目の授業開始前、私が教室に入っていくと、いつも元気な女子がひとりで机に突っ伏している。
近づいて「どうしたのー」と聞くと、「うーん……」。
「元気ないのね。失恋?」「ううん。」
「ふられた?」「ううん。」
「友達とけんかした? 男子に嫌なこと言われた?」「ううん。なんでもないけど、なんとなく……。」
「うーん、じゃあ生理前だ。たいていの不調はそれだよ。」
「うん、今、生理なの。」
「やっぱりそうだね。生理が終わったら元気になるから。」

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東京大学総合研究博物館小石川分館建築ミュージアムできのうまで開催されていた「チャンディガールのル・コルビュジエ」にて


そのときはそのまま他の生徒の勉強についていて、給食と午後の授業が終わって帰ろうとしていると、廊下にその子と友達の女の子が立っている。
ふたりともボロボロ泣いているので、「あらー! どうしたの。」「うーん……」。
図書室に入って、
「やっぱり失恋?」「ううん。」
「ふられた?」「ううん。」
「友達とけんかした? 男子に嫌なこと言われた? 英語の時間は大丈夫になってたじゃないの。」
「なんでもないの。なんにも理由がないんだけど、自分が嫌になるの。あんなこと言わなければよかったとか。自分の言ったこととか、態度とかがすごく嫌になっちゃうの。」
「あー。それはね、やっぱり生理だからなのよ。」

女の子はこの先ずーっと、生理に振り回されるのよ。
あなたはまだ生理が始まってから1年とか2年くらいしかたってないでしょう。
女の子の体はすごくホルモンで変わるから。
排卵が終わると生理までの間の2週間はぜんぜんダメ、生理のあとの2週間は元気でハッピー、そのあと2週間はまたぜんぜんダメ、って、そう考えると、女の子は人生の半分がぜんぜんダメってことだからねえ。
でもそれが女の子だから。
体の変化で、気持ちを制御できないのよね。
そしたらもうなんでも生理のせいにしちゃえばいいのよ。
親とか友達とかに、自分で自分が嫌になるようなことを言っちゃったり、ひどい態度をとっちゃったりしたときに、「でも生理なんだから仕方ないもん」って、開き直っちゃえばいいのよ。
そうやって自分を納得させると、だんだんと不調とうまく付き合えるようになるからね。
自分を甘やかすの。

と話すと、泣きながら少し納得したようだった。
もうひとりの友達に、「ところであなたの方はなんで泣いてるの。」と聞くと「え、えーと……。」
「一緒に悲しくなっちゃったのね。悲しい気持ちはうつるからね。生理は男には絶対にわからないことだよ。そうやって毎月大変な思いをしているってこと。やっぱり女の子同士にしか、わからないね。ね、お友達は大事ね。」
「えへへ」「ウフフ」

「あなたみたいにかわいくていい子が泣いていたら、私も悲しくなっちゃうわ。かわいそうだねえ。早く元気になろうねえ。」
娘よりもずっと子供の生徒たちが泣いているのが不憫で、あまりにもかわいいし気の毒で、私も一緒に少し泣いた。
歳をとると涙もろくなるけど、彼女たちもビックリしたかなあ?
先生というよりはおばあちゃんみたいね。
でも女(の子)同士は、味方同士にならないと。


by apakaba | 2019-02-12 17:38 | 子供 | Comments(0)
2019年 02月 09日

「ササニシキ」がヘルペスでめずらしく大変

ここ1週間以上、長男「ササニシキ」の具合が悪い。
唇が腫れ上がり、血膿でベチョベチョで、朝起きると口が開かない状態(両手で少しずつ剥がす)。
口内炎もひどい。
先週は39度の熱が続き、仕事も二日間休んでいた。

近所の内科では看護師に「その顔の症状では、熱がないなら皮膚科か耳鼻科へ」と言われた。
本人は熱の自覚がなく(!)、「熱はありません」と言ってしまったという。
もとから丈夫なたちだが、高熱を自覚してないなんて、どれだけ鈍いんだろう。
行ったことのない総合病院へ行くと、熱を測ってびっくりされ、インフルエンザの検査を受けさせられた。
インフルエンザが陰性とわかると途端に医者の態度が変わり、「なんだ、インフルじゃないのか。はあ。」と言われ、結局ヘルペスの診断。
「その先生はインフルのことしか考えてないみたいだった。インフル以外の患者だと、急にあしらいが雑になる。」

ヘルペスではふつう高熱は出ないが、初めて感染すると出ることがあるらしい。
あの歳までヘルペスに感染していなかったとは驚き。
唇と口内がひどい状態なのに、塗り薬はまったく出ず、ヘルペスの飲み薬だけでいいんだと。
空気感染はしないので「仕事に行ってもいい」とも言われたと……なんじゃそりゃー。
39度ある人間に向かって、いくら感染しないからって「仕事に行ってもいい」なんて言うの?
「『あなたは39度あっても仕事するんですか』と聞こうと思った」と「ササニシキ」が言っていたが、ほんと、患者の気持ちを知らない医者っているのね。


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今日、病院送迎の合間にひとりで食べた。
今の「ササニシキ」にとっては、麺類はつらいらしい。


あんなにひどい皮膚疾患があるのに何も塗り薬を出さないなんてどういうことよ、と思っていたが、やはり飲み薬だけではよくならず、熱は4日くらいで平熱に戻ったが、見るもおぞましいままの唇と口内炎(おぞましすぎて見てない)。
今日はヘルペスの飲み薬も尽きたので(ヘルペスの薬は五日間と決まっているらしい)、もうその病院はやめ、皮膚科へ行くと、塗り薬と、抗生物質とビタミン剤が出た。
これでちゃんと治りそう。

この1週間は、病院の送迎をしたり、おかゆやら食べやすいものやらを作ったりして慌ただしかったなあ。
しかし、就職してから一度も家で夕飯を食べていなかった長男が、早く帰らせてもらって毎晩食卓につくのは、昔に戻ったようだ。
まあヘルペスにかかったのも、急に外食だらけになって、適当なものばかり食べていたから栄養状態が悪かったというのは大きいと思う。
これを機に、食生活を少しは見直しなさいと言った。

それにしても。



これを書いてから10年以上たっても、まだ私は同じことをしているのか。
車で後部座席にぐったりと横たわっている「ササニシキ」を運びながら、私がこの歳にはもう子供がふたりいて、それこそいろんな病気で病院に運んだり、自分にもうつったりしていたなあ、インフルエンザにもかかったなあ、でも私は自分で歩いて病院に行ったなあ、こいつは私がいるから幸せね……などと考えたりしていた。
そして、母が私の歳のころには胆嚢炎でたびたび夜中に痛がっていたなあ、車で病院へ連れて行ったり入院を手伝ったりしたなあ……とも思った。
私はずーっと遊撃手の手なのかも。
とにかく今は、正視に堪えない長男の顔が早くよくなってほしい。


by apakaba | 2019-02-09 17:02 | 子供 | Comments(0)